地域コーディネーター

Regional Coordinators

ロータリーコーディネーター(Rotary Coordinators)
ロータリー財団地域コーディネーター(Regional Rotary Foundation Coordinators)
ロータリー公共イメージコーディネーター(Rotary Public Image Coordinators)

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地域社会、国家、および国際問題

Community, National and International Affairs

適切な主題(Proper Subjects)
地域社会、国家および世界の一般福祉にかかわる公共問題の功罪は、本クラブにとって関心事であり、会員の啓蒙となり各自が自己の意見を形成する上で、クラブ会合における公正かつ理解を深める研究および討議の対象として適切な主題というべきである。しかしながら、クラブは、いかなる係争中の公共問題についても意見を表明してはならない。

支持の禁止(No Endorsements)
本クラブは、公職に対するいかなる候補者も支持または推薦してはならない。またいかなる クラブ会合においても、かかる候補者の長所または短所を討議してはならない。

政治的主題の禁止(Non-Political)
  • リスト表示がアルファベットになる場合決議および見解。本クラブは、政治的性質をもった世界問題または国際政策に関して、討議ないし見解を採択したり配布したりしてはならない。またこれに関して行動を起こしてはならない。
  • 嘆願。本クラブは、政治的性質をもった特定の国際問題の解決のために、クラブ、国民、政府に対して嘆願してはならない。また書状、演説、提案を配布してはならない。
ロータリーの発祥を記念して(Recognizing Rotary’s Beginning)
ロータリーの創立記念日(2月23日)の週は、世界理解と平和週間と呼称する。この1週間は、本クラブはロータリーの奉仕活動を祝い、これまでの業績を振り返り、地域内と世界中で、平和、理解、親善のためのプログラムに重点を置く。
(標準クラブ定款第16条)

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地域社会の関心事項

Community Concerns

クラブの実施中のプロジェクトが、その地域と遊離しないように、定期的にクラブの奉仕活動を分析し、地域社会の真の関心事項に取り組むことに力を注ぐよう今まで以上に奨励されている。
  1. 得られる限りの情報をすべて使って、地域社会の真のニーズを見つける。
  2. ニーズを見極めたら、そのニーズに効果的に対処できるプロジェクトを計画、遂行する。
  3. プロジェクト遂行に当たっては、クラブの専門知識と技術、地区委員会、RI委員会または実行グループ、RIと財団からの数々の援助や補助金などのロータリーの人的、物的資源を活用すること。
  4. 地域社会ぐるみで、プロジェクトの目標を支援し、できれば、プロジェクトの実施に地域社会の人々を加えること。

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地域セミナー

Regional Seminars

ガバナーエレクト研修セミナー(GETS)は義務付けられた会合で、研究会に付随して開催されるものとする。ロータリー財団地域セミナーまたは会員増強地域セミナーなどの個別の会議またはセミナーを、研究会と同じ(またはそれに近い)時期と場所で開催できる。別個の会議またはセミナーは、研究会の主要プログラムまたは国際協議会のプログラムと矛盾したり、重複したりするものではなく、研究会そのものとは別に推進される。GETS、ロータリー財団地域セミナー、レクリエーション行事などの研究会前後の行事は、研究会の出席者とは別の参加者が出席できる研究会前または研究会後の行事として明確に区別される。

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地域・地域社会(コミュニティー)

Community

何らかの共通性を備えた人々の集まり。特定の地理的範囲や自治体管轄地域というように明確に定義されることもあれば、社会慣習や文化的伝統によって定義されることもある。

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地域別会員増強計画

Regional Membership Plan

国際ロータリーは2011年秋の理事会で、2015年6月までに現在約122万人いる世界のロータリアンの数を130万人とすることを決議し、目標達成のために「地域別会員増強計画」を確定した。
それを受け第1、第2、第3ゾーンからなる一地域である日本では、2012年7月の会員数を8万6700人と設定し、2012~13年度は2100人、2013~14年度は3050人、2014~25年度は4050人、計9200人を純増し、2015年6月末には9万5900人にする、つまり3年間で10%強の会員増強をしていくという計画を立案した。

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地域別ポリオプラス委員会

Regional Polio Plus Committee

各委員会の調整を図りながら、地域で行われる予防接種・撲滅活動でロータリーを代表し、地域内の国別ポリオプラス委員会の見解を調整し、地域でポリオプラス補助金の優先事項を推奨する。また、単一国の委員会が成り立たない場合に多国籍ポリオプラス委員会として機能する役割を持つ。現在の委員会のメンバーの氏名と連絡先は「Official Directory(公式名簿)」で知ることができる。

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チェスリー・R・ペリー

Chesly R.Perry

ロータリー資料2・「ロータリーの先駆者」を参照。(P660-661)

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地区

The District

地区とは、管理の便宜上結びつけられた、一定の地理的な地域内にあるロータリークラブのグループである。ロータリー地区の活動ならびにその組織は、ロータリークラブを支援し、その取り組みをさらに高めることを唯一の目的とする。
(ロータリー章典17.010.1.)

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地区、クラブ、ロータリアンへの販売促進の禁止

Prohibition of Solicitation of Districts, Clubs, and Rotarians

ロータリーの標章入り商品を販売する免許取得者だけが、免許契約に明記されている具体的条件の下に、地区、クラブ、ロータリアンにロータリー標章入り商品の販売を促進できる。免許取得者以外はこのような販売促進は許可されていない。

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地区委員会

District Committees

地区委員会は、ガバナー補佐の助言を得てガバナーが策定した地区目標を実行する責任を負う。ガバナーエレクト、ガバナー、直前地区ガバナーが協力し、指導層の継続性と引き継ぎ計画を確実に行うべきである。ガバナーエレクトは、任期が始まる前に、委員会の空席を補てんするために委員を任命し、委員長を任命し、計画会議を開く責任がある。以下のような管理運営機能を受け持つために、委員会が任命されるものとする。

入会・参加促進(入会・参加促進委員会)Membership Attraction and Engagement
新クラブ結成推進(新クラブ拡大委員会)New Club Development
財務 Finance
地区プログラム 以下が含まれる

 インターアクト Interact
 ローターアクト Rotaract
 ロータリー地域社会共同隊 Rotary Community Corps
 ロータリー親睦活動 Rotary Fellowship
 ロータリー友情交換 Rotary Friendship Exchange
 ロータリー青少年交換 Rotary Youth Exchange
 ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)Rotary Youth Leadership Awards
公共イメージ Public Image
地区大会 District Conference
ロータリー財団 The Rotary Foundation
国際大会推進 Convention Promotion
地区研修 District Training
奉仕活動委員会 以下が含まれる

 クラブ奉仕 Club Service
 社会奉仕 Community Service
 国際奉仕 International Service
 新世代(青少年)奉仕 New Generations(Youth)service
 職業奉仕 Vocational Service
学友 Alumni
会員特典 Member Benefit


ガバナーと地区指導者チームが必要と認めた特別の任務を遂行する場合には、追加の地区委員会が任命される。
(ロータリー章典17.030.2.)

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地区委員会委員の資格

District Committee Qualifications

地区委員会委員に任命されるために推奨されている最低資格は、名誉会員以外の会員身分で地区内クラブに所属している瑕疵なき会員であることである。
(ロータリー章典17.030.2.)

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地区委員会の構成

District Committee Structure

委員会が効果的であるためには、指導者に継続性がなければならない。
ガバナーは、各地区委員会に、最低3人の委員を任命する。そのうちそれぞれ少なくとも1人は、1年の任期を務め、1人は2年の任期を務め、1人は3年の任期を務めるものとする。以後、年々任務に就くガバナーが、空席を埋めるために、3年の任期を務めるロータリアンを少なくとも1人任命するものとする。各年度、ガバナーは各委員会の委員の1人を委員長に任 命する。

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地区委員長

現職の地区ガバナーは地区委員会委員長の任務に就くことはできない。任期終了したパストガバナー、ガバナーノミニー、元ガバナー補佐、あるいは任期を終了した地区委員会の委員が地区委員長となることが望ましい。全ての委員会委員長は7月1日の就任を前に、前年の12月31日までに選出され、RIに報告されるべきである。
地区委員長は、委員長に就任する前に、地区チーム研修セミナーに出席するものとする。
地区委員長は地区研修協議会に出席するものとする。
(ロータリー章典17.030.2.)

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地区会員増強セミナー

District Membership Seminar

地区会員増強セミナーの目的(District Membership Seminar Purpose):
クラブと地区レベルにおける会員増強活動を支援するようクラブや地区の指導者の準備を行 うことである。
(ロータリー章典20.100.1.)

地区会員増強セミナーの参加者
(District Membership Seminar Participants)

クラブ会長、クラブ会員増強委員会委員、地区会員勧誘・維持強化委員会委員、地区拡大委員会委員、ガバナー補佐、その他関心のあるすべてのロータリアンが含まれる。
(ロータリー章典20.100.2.)

地区会員増強セミナーの構成(District Membership Seminar Components)
プログラムの前述の目的を達成するために、地区会員増強セミナーには次のような構成要素が含まれる。
  • 会員概観(会員とは)
  • クラ活動へ積極的な参加
  • クラブ会員となる魅力
  • 新クラブの拡大
  • 会員の役割と責務
  • 活気あるロータリークラブ
  • 試験的クラブ
  • リソース
(ロータリー章典20.100.3.)

地区会員増強セミナーの実施時期
(District Membership Seminar Time Frame)

半日から1日にかけて行われる地区会員増強セミナーは毎年開催されるものとし、地区研修・協議会の後に開かれるべきである。
(ロータリー章典20.100.4.)

地区会員増強セミナーの指導者(District Membership Seminar Leaders)
ガバナーがプログラム全般の責任者である。地区会員勧誘・維持強化委員会は、ガバナーおよび地区研修リーダーと相談しながら、セミナーを計画、実施する責務を担う。セミナーの指導者チームは、資格を備えた元ガバナーおよび/または会員増強活動において積極的に活躍しているロータリアンから構成される。ロータリーコーディネーターを含めることを検討しなければならない。
(ロータリー章典20.100.5.)

注:上記の指針は、単独の地区会員増強セミナーに適用されるものである。地区によっては、地区研修・協議会など他のロータリー研修会と同時に地区会員増強セミナーを実施することを望む場合もありうる。そのような場合は、ガバナーエレクト(もしくは会合の招集者)の承認が必要となる。

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地区会費

district dues

地区資金を設けることを選んだ地区の各クラブに支払いが義務付けられている人頭賦課金。人頭賦課金の額は毎年、地区研修・協議会または地区大会にて承認されなければならない。6カ月を超えて地区会費の支払いを怠ったクラブは、加盟身分が停止される可能性がある。

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地区拡大委員会

District Extension Committee

各ガバナーは、地区内に新しいロータリークラブを組織する計画を練り、実行するために地区拡大委員会を任命する。委員会の構成、資格、任務と責任研修などに関しての詳細は別に定める。「新クラブ結成推進委員会」を参照。

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地区幹事

District Secretary

ガバナーは、その就任前に地区幹事を選定するよう奨励されている。地区幹事は、ロータリーに精通しかつ地区会合の経験も豊富なロータリアンで、地区会合の準備、適切な書簡処理、諸地区会合の議事録の編集、諸種の記録保持等の日常の管理事務の面でガバナーを補佐できるものでなければならない。ただし同一人を通算5年を超えて地区幹事に任命してはならない。

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地区学友委員会

District Alumni Committee

  1. 目的
    地区の学友との継続的な関係を管理するための計画を策定、実施する。また、学友関係で各クラブを支援する。
  2. その他の資格
    学友である者、あるいは学友と一緒に仕事をした専門的経験のある者の採用を優先すべきである。
  3. 任務および責務
    • 学友とその能力(話者としての能力、計画遂行能力、会員となる可能性、財団やロータリープログラムへの貢献等)を確認し、そして彼らの一人ひとりをクラブや地区の活動に結びつけていくために、他の地区委員会、特に会員増強委員会、財団委員会、新世代委員会と連携協力する。
    • ロータリーとの関係を維持するために、学友とともに活動する方法を生み出す。
    • 学友に自分たちの情報をRIに報告するように促し、またプログラム参加者が適宜RIに報告されるように、他の地区委員長たちと協力する。
    • プライバシー、青少年保護指針、現地法を順守する。
    • 適宜、学友のイベントや組織を支援し、調整役を務める。
(ロータリー章典17.030.2.のJ)

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地区規則・手続委員会

Additional Committee

地区は、RIの組織規程を含め指名並びに選挙、その他の事柄に関してガバナーに助言し、援助するための地区の「規則・手続」委員会を設置するよう奨励されている。この委員会は3名の委員からなり、各々任期をずらして3年任期とし、再任が可能なものとする。委員会の任命は、就任年度の終了時にガバナーが行う。委員は、RIの組織規程文書および選挙手続きに精通しているべきである。
RIの選挙方針および手続きに関して、地区内で規則・手続委員会の援助によっても解決できない質問のあるガバナーは、クラブ・地区支援担当者または担当地域のRI理事に援助を求めるべきである。
(ロータリー章典17.030.3.のA.)

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地区境界の廃止と変更

Eliminating and Changing Boundaries of District

理事会は、クラブ数が100を上回る地区、あるいはロータリアンの数が1,100名未満の地区の境界を、廃止あるいは変更することができ、そのような変更と同時に、理事会はその地区のクラブを隣接地区に編入させることができる。理事会はまた、そうした地区をほかの地区と統合、または分割できる。関係地区内クラブの過半数の反対がある場合は、前述以外のいかなる地区の境界も変更してはならない。理事会は、関係地区のガバナーおよびクラブに相談し、 これらのガバナーおよびクラブが、提案されている変更や合併に対して要望事項を提出する然るべき機会が与えられた後に初めて、地区の境界を廃止あるいは変更することができる。理事会は、地理的境界、地区発展の可能性ならびに文化、経済、言語およびその他該当する要素を考慮するものとする。地区の境界を廃止あるいは変更する理事会決定は、少なくとも2年間効力をもたないものとする。理事会は、新たに編成される地区や統合される地区における運営管理、指導者構成、代表選出の手続を規定するものとする。
(RI細則16.010.1.)
  1. 少なくとも60以上のクラブ、および/あるいは所属ロータリアン2,100名を擁し、今後10年間に少なくとも75以上のクラブおよび所属ロータリアン2,700名に成長する可能性を示している追加地区の創設案は、地区編成委員会によって好ましいものとみなされる。
  2. 地区編成手続きは、既存地区のガバナーが、事務総長に提案書を作成するものとする。
  3. 再編成案の理由、ならびにクラブ会員の過半数の賛成投票を得るために、この案を慎重に考慮する必要があることをガバナーが各クラブに的確に伝えたことを記し、ガバナーが署名した声明書。また、クラブには、提案の受理後30日間の異議申し立て期間が与えられ、この期間後には異議申立ての機会は与えられないことが記載される。
(ロータリー章典17.010.5.)

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地区決議会

District Resolutions Meeting

クラブからの提出立法案およびその他地区での重要な事柄について検討するために、地区が時期を問わず開催し、案件を採択するための会合。
地区はガバナーが決定した時と場所で地区決議会を開催することができ、その場合は、21日前までに地区内のすべてのクラブに明確な通知をする。クラブを代表する選挙人は、地区決議会に提出されたいかなる案件についても票決を求めることができるものとし、この場合の投票は選挙人に限りこれを行うことができる。

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地区研修委員会

District Training Committee

目的
本委員会は、ガバナー、ガバナーエレクトがクラブと地区の指導者に研修を行い、地区の研修計画全般を監督するうえで、支援する責務がある。

委員のその他の資格
研修、教育、または討論進行の経験を有する者を優先すべきである。

任務および責務
  • 委員会は、各会合の招集者に対して責任を負うという点を明確に理解していなければならない。
  • 委員会は、以下の研修ニーズについて、ガバナーエレクトと協力すべきである。
    1. 会長エレクト研修セミナー(PETS)
    2. 地区研修・協議会
    3. 地区チーム研修セミナー
    4. ガバナー補佐の研修
  • 委員会は、以下の研修ニーズについて、ガバナーと協力すべきである。
    1. 地区指導者育成セミナー
    2. ローターアクト指導者育成研修
    3. クラブレベルの研修
    4. 適宜、地区内におけるその他の研修行事
  • 委員会はまた、地区ロータリー財団セミナーと地区会員増強セミナーの第二の責任を負うことがある。これらの会合の第一責任者は、他の地区委員が負う。研修委員会は、研修に関連した事柄について助言をすることもできる。
  • 会合の招集者の指示の下、委員会は以下に挙げる事項の一つもしくはそれ以上に責任を持つ。
    1. プログラムの内容(理事会推奨のカリキュラムに準拠)
    2. 研修の実施
    3. 講演者やその他のボランティア探し
    4. 研修リーダーの準備・研修
    5. プログラムの評価
    6. 諸準備
    7. 新会員候補者に対するマーケティング
  • 地区が他地区合同PETSの一員として参加する場合、ガバナーエレクトは、他地区合同PETS の指針と手続きに従い、PETSにおける研修を立案し実施する者を選ぶ。この人物は、本委員会の委員であるべきである。
(ロータリー章典17.030.2. のI.)

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地区研修リーダー

District Trainer

地区研修リーダーは、ガバナーエレクトがクラブと地区の次期リーダーに研修を行い、ガバナーが現会員に研修を提供するのを支援する。地区における研修では、ガバナーエレクトが会長エレクト研修セミナー(PETS)、地区研修・協議会、補助金管理セミナー、地区チーム研修セミナーを招集し、ガバナーが地区指導者育成セミナーやその他の研修・リーダーシップ育成プログラムを(必要に応じて)招集する。

資格
地区研修リーダーは以下に推奨される最低要件を満たしていること。
  • 少なくとも3年間、地区内のクラブの正会員であり、会員としての義務を果たしていること。
  • 元地区ガバナー、元地区ガバナー補佐、元地区委員会委員長のいずれかであること。
  • 地区が定めた地区研修リーダーの責務を引き受ける意思と能力があること。
  • 研修あるいは教育に関連する職業に就いていること。
責務
  • 地区研修委員会の委員長を務め、必要に応じて研修やその他の行事における責務をほかの委員に割り当てる。責務は以下のことが含まれる。
    ◦ 地区で行われる研修を管理する。
    ◦ 研修にかかわるほかの地区委員と連絡を取り合う。
    ◦ RI研修リーダー、ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)、ロータリーコーディネーター(RC)、ロータリー公共イメージコーディネーター(RPIC)、等、RIとロータ リー財団のリーダーと、研修について相談する。
  • 地区ガバナーやガバナーエレクトと協力して以下を行う。
    ◦ 会合の招集者が立案した研修プログラムを実施する。
    ◦ セミナーの研修者を人選する。
    ◦ 最も効果的な研修方法を決める
  • ガバナーエレクトと協力して補助金管理セミナーへの出席を呼びかける。
  • 必要に応じて、クラブ研修リーダーを支援する。

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地区研修・協議会(DTA)

District Training Assembly

多地区合同で開催することもできる地区研修・協議会は、必要な技能、知識および意欲を持ったロータリークラブの指導者を育成し、会員基盤を維持、および/または増強し、それぞれの地域社会をはじめ他の国の地域社会のニーズを取り上げたプロジェクトを実施して成功させ、プログラムへの参加と資金寄付を通じてロータリー財団を支援するために、なるべく3月、4月、5月のいずれかの月に、毎年開催されるものとする。ガバナーエレクトが地区研修・協議会に対し責任を持つものとする。地区研修・協議会は、ガバナーエレクトの指示および監督の下に、計画、実施されるものとする。特別な事情があれば理事会は、ここに定める時期以外に地区研修・協議会を開催することを認可できる。地区研修・協議会に出席を要請されるのは、次期クラブ会長と次年度に重要な指導者の役割を務めるために次期会長より指名されたクラブの会員である。

地区研修・協議会の目的(Purpose of the District Training Assembly)
地区研修・協議会の目的は以下のとおりである。
  • 就任に先立ち、次期クラブ指導者がクラブの指導者チームを築けるようにする。
  • 地区ガバナーエレクト、次期ガバナー補佐、地区委員会にクラブ指導者チームの意欲を喚起し、協力関係を築く機会を提供する。
(ロータリー章典20.060.1.)

地区研修・協議会の参加者(District Training Assembly Participants)
地区研修・協議会の参加者は、クラブ会長エレクトおよび次ロータリー年度に指導的役割を果たすよう会長エレクトから指定されたロータリークラブ会員とする。
(ロータリー章典20.060.2.)

地区研修・協議会の構成要素(District Training Assembly Components)
地区研修・協議会においては、研修に参加する各職務別グループのために次のような構成要素が盛り込まれるものとする。
  • RIテーマ
  • 役割と責務
  • 方針と手続
  • チームの選任と研修
  • 年次計画と長期計画の策定
  • 支援源
  • 事例研究の演習
  • チーム作り演習:クラブ目標の最終決定
  • 問題解決の演習
研修に参加する機能別グループには以下が含まれる。
  • クラブの管理運営
  • クラブ公共イメージ
  • 会員増強
  • 奉仕プロジェクト
  • ロータリー財団
  • 幹事
  • 会計
  • 会長エレクト(注;会長エレクトは、PETSでの研修と重複しないよう、人前での話し方とロータリアンの意欲喚起に焦点を当てる)
(ロータリー章典20.060.3.)

地区研修・協議会の実施時期(District Training Assembly Time Frame)
地区研修・協議会は丸1日間に及ぶセミナーから成り、できれば4月か5月に開催されるべきである。
(ロータリー章典20.060.4.)

地区研修・協議会の指導者(District Training Assembly Leaders)
ガバナーエレクトは、地区研修・協議会のプログラム全般の責任者である。地区研修リーダーは、協議会の計画と実施の責任者である。職務別分野に関連する地区委員長は、それぞれの関連分科会を指導する責任がある。会長エレクトのためのセッションは、適切であれば、元ガバナーおよびガバナー補佐が起用されるべきである。
(ロータリー章典20.060.5.)

地区研修・協議会への出席(Attendance at District Training Assembly)
  • 次ロータリー年度に重要な指導的役割を務めるべくクラブ会長エレクトから任命されたロータリークラブ会員は、任命を受諾する前に、地区研修・協議会への出席を約束するよう所属クラブによって義務づけられるべきである。
  • 各クラブは、地区研修・協議会に出席する会長エレクトの経費を支払うという方針を採用するものとするが、このことは指定された他の参加者の出席の重要性を低めるものではない。
(ロータリー章典20.060.6.)

地区研修・協議会の日程(Scheduling of District Training Assembly)
事情によって、地区大会が4月に開催される場合には、地区研修・協議会と地区大会を連続した会合として開催する可能性が考慮される。ただし、そのような日程においては、地区大会が後半に行われるものとする。このような連続した会合は、各会合に必要と定められている時間数を減らすことなく、また各会合の本質的特色に配慮して行わなければならない。
(ロータリー章典20.060.7.)

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地区財団活動資金(DDF)

District Designated Fund(DDF)

「ロータリー財団」を参照。(P356-357. 367)

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地区財務委員会

District Finance Committee

目的
地区財務委員会は、人頭賦課金の額および地区の管理運営に必要な費用を検討、調査することによって、地区資金の資産を守り、地区研修・協議会に向けて地区の財務状況に関する予算と年次報告を準備するものとする。

構成
地区会計が本委員会の職権上の委員を務めるものとする。

委員のその他の資格
クラブの会計を務めた経験を有するもの、そして、または会計や財務経験のあるロータリアンを優先すべきである。

任務および責務
  • 地区ガバナーと協力して地区経費の予算を作成し、少なくとも地区研修・協議会の4週間前までにこれをクラブに提出し、地区研修・協議会での次期クラブ会長会議で承認を受ける。
  • RI細則16.060.2.(地区賦課金の承認)に従って承認を得られるよう、賦課金の額を検討し、提案する。
  • 収支の正確な記録が維持されていることを確認する。
  • RI細則16.060.4.(地区の年次財務表および報告書)に基づき任期を終えたばかりの直前ガバナーが提出する年次財務報告書を作成しなければならない。
  • 委員会の委員1名(できれば会計)は、地区ガバナーとともに、地区資金の銀行口座の署名人となるものとする。銀行口座は地区の名義で設けるものとする。
(ロータリー章典17.030.2. のC.)

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地区財務報告

district financial statement

地区がクラブへの財務の説明責任を果たすために、地区会合で検討され、採択された、前ロータリー年度の財務表。

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地区資金

District Fund

地区は、ガバナー、ガバナーエレクト、地区業務を支えるために地区資金を設けることができる。地区資金を設ける場合は、地区研修・協議会、PETS、地区大会のいずれかにおいて、地区人頭分担金を課することへの承認を得なければならない。また、地区資金は、2人以上の管理下に置かなければならず、年次財務表をクラブに提示しなければならない。地区資金の不適切な管理または地区の年次財務表および報告書への違反を含め、財務上の義務を果たさなかったいかなる人も、財務上の不正が地区内で解決されるまで、一切の役職に就くことが禁じられるものとする。

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地区資金の運営管理

Operation of a District Fund

地区の管理運用に必要な費用を検討、調査する地区財務委員会が設置されるものとする。ガバナーは、1年任期を務める委員、2年任期を務める委員、3年任期を務める委員をそれぞれ1名ずつ任命し、その後の各年度には、空席を埋めるため、就任中のガバナーが3年任期を務める委員としてロータリアン1名を任命するものとする。同委員会は、ガバナーと協力して地区経費の予算を作成するものとし、予算案を地区研修・協議会の最低4週間前にクラブに提出し、地区研修・協議会の次期クラブ会長の会議で承認を受けるものとする。
一人当たりの地区賦課金の額は、地区研修・協議会または会長エレクト研修セミナーに出席した次期会長の4分の3、または地区大会に出席して投票する選挙人の過半数の承認を得て決められるものとする。
ガバナーによって指名された地区財務委員会の委員1名が、会計として地区資金の収支を正確に記録するものとする。

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地区資金の設立

Establishing a District Fund

地区は、ロータリーの管理と発展のために地区資金を設けることができる。地区資金を設けることを選んだ地区は、以下を確認しなければならない。
  1. 地区研修・協議会、地区の会長エレクト研修セミナー、あるいは地区大会で、地区の予算報告が行われたのち、地区人頭賦課金の承認を得ること。
  2. 資金は一個人の管理下に置かないこと。
  3. 年次財務表を次の地区大会、およびクラブに提示すること。

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地区指導者育成セミナー

District Leadership Seminar

地区指導者育成セミナーの目的
(Purpose of the District Leadership Seminar)

クラブレベルを超えてロータリーで奉仕するよう地区内のロータリアンの意欲を高めることである。
(ロータリー章典20.080.1.)

地区指導者育成セミナーの参加者
(Participants in the District Leadership Seminar)

クラブ会長を務めた経験があり、またクラブで指導的な役割を3年以上務めた経験があり、更には、クラブまたは地区において更なるリーダーシップの役割に関心を持つ熱心なロータリアンが参加することができる。
(ロータリー章典20.080.2.)

地区指導者育成セミナーの構成(District Leadership Seminar Components)
プログラムの前述の目的を達成するために、地区指導者育成セミナーには次のような構成要素が含まれる。
  • 指導力と意欲を起こさせる技能
  • 国際奉仕プロジェクト
  • 地区会合
  • 選択プログラム
  • 指導力を発揮する機会。
(ロータリー章典20.080.3.)

地区指導者育成セミナーの実施時期
(District Leadership Seminar Time Frame)

丸1 日を充てた地区指導者育成セミナーを、地区大会の直前または直後に開催すべきである。
(ロータリー章典20.080.4.)

地区指導者育成セミナーの指導者(District Leadership Seminar Leaders)
地区指導者育成セミナーのプログラム全般の責任はガバナーが負う。地区研修リーダーがセミナーの計画と実施の責任者となる。セミナーの指導者チームは、資格の備わった元ガバナーとガバナー補佐で構成される。
(ロータリー章典.080.5.)

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地区社会奉仕委員会

District Community Service Committee

すべてのガバナーは、地区社会奉仕委員会を任命するよう奨励されている。この委員会の役割と責務は次の通りである。
  1. クラブが取り上げるとよいと思われる地区内の新しい傾向、論点、または、新しい問題を探すのを援助する。
  2. 成果を上げた社会奉仕プロジェクトについて話し、クラブ・プロジェクトの強化に役立つロータリーのプログラムや協調事項に関する情報を提供するために地区内クラブを訪問する。
  3. クラブ社会奉仕委員長が責務を遂行するのを奨励、援助する。
  4. 適切であれば、クラブがロータリー地域社会共同隊(RCC)を結成するのを奨励し、プロジェクト開発案を交換するために地区レベルのRCC会議を奨励する。
  5. 他の地区委員会との委員間交流を密にする。
  6. アイディアを交換し、プロジェクトを推進するために、地区大会や地区研修・協議会その他の会合と付随して、地区レベルでのクラブ社会奉仕委員長の会合を組織する。
  7. 情報を分かち合い、クラブの目標設定を援助することを通じて、クラブ社会奉仕プロジェクトとロータリー以外の地元の奉仕団体との間で協力できる分野を探す。
  8. ガバナー月信で広報するために、クラブ社会奉仕委員長に、成功を収めた社会奉仕プロジェクトについて定期的に報告するよう要請する。さらに、出版物に掲載される可能性もあるので、RIにも報告するよう要請する。
  9. 地区やゾーンの会合で、優れた社会奉仕プロジェクトを展示する。
  10. 地区規模の社会奉仕活動を組織する。
(ロータリー章典17.030.3.のD.)

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地区新世代(青少年)委員会

District New Generations(Youth Service)Committee

地区ガバナーは、継続力とリーダーシップを育成する地区新世代(青少年奉仕)委員会を設置すべきである。本委員会は、地区委員会を横断して経験を共有し、プログラム間のクロスプロモーションを導き、奉仕の機会を促進し、さらに地区委員会間の一連の活動を調整するために、地区インターアクト委員会、ローターアクト委員会、RYLA委員会、青少年交換委員会、およびガバナーによって適切と判断された場合、その他の委員会と協同すべきである。
地区新世代(青少年奉仕)委員会は、新世代の基本理念を推進し、若者を力づけ惹きつけているクラブおよび/あるいはロータリアン個人に対する認識を促進することが奨励されている。
(ロータリー章典17.030.3.のF.)

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地区青少年交換委員会

District Youth Exchange Committee

国際理解を発展させる機会として青少年交換を推進するため、ガバナーは、青少年交換委員会または役員を任命する。地区青少年交換委員長の任期の限度を3年と定めるようガバナーに奨励されている。
青少年交換プログラムによって求められている特別な技術的知識や経験を考慮するとき、地区青少年交換委員長の複数年の任期が奨励されている。また、適切に研修された後継者を養成するために、時には、委員長の職務を3年以上に継続しなければならないこともある。効果的であるためには、地区青少年交換委員会はリーダーシップの継続と企画立案の連続性がなければならない。
青少年交換委員長の変更が望まれるとき、ガバナーエレクトは、ロータリーの一般知識を持ち、かつ青少年交換プログラムに強い情熱を持っている候補者を推薦することが強く求められている。また、青少年交換を確立されたプログラムにするために、委員長は地区青少年交換委員会における重要な職務に最低3年以上の経験があることが求められている。英語でのコミュニケーション能力や地区レベルを超えた青少年交換大会等への出席ができることが積極的要件として考えられるべきである。地区ガバナー、地区青少年交換委員長、地区青少年交換委員およびガバナーノミニーも含めた協議は、ガバナーエレクトによる任命プロセスに貴重な見識を提供することになる。
委員長の推奨されている3 年連続した職務継続を仮定して、このような協議は、その職責の望まれている複数年の任命と共に選任された人が推奨される地区青少年交換経験があるかどうかを確認する事の助けとなる。プログラムの継続性を確保するために、ガバナーは青少年交換委員会の33%以上変更することは奨励されていない。
地区青少年交換役員または委員会は、それぞれのガバナーの監督の下に置かれる。各ガバナーは、権限を持ち、個人的な金銭的利益を受けることの無いよう細心の注意を払いながら、地区内の青少年交換活動の発展のためにあらゆる努力を払うよう求められている。
(ロータリー章典17.030.3.のC.)

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地区選挙の指針

District Nominations and Elections

RI理事会が免除しない限り、地区はすべての地区選挙に、指名委員会手続、郵便投票、あるいは地区大会での投票を行うよう義務付けられている。指名委員会の委員、補欠委員、委員候補者は、指名委員会によって審査されるいかなる役職にも指名される資格を有さない。地区は、地区ガバナーノミニーとゾーンのRI理事選出のための指名委員会委員、規定審議会の代表議員を選出する。

地区による指名および選挙
ロータリアンと選挙候補者は、以下に従うものとする。
  • 地区選挙に関する規則について学び、これに従う。
  • 現在の任務、あるいは新しい任務が選挙運動のように思える場合、その懸念について知識豊かなロータリアンに相談する。
  • 注目を引いたり、個人的に認められたり、優遇を受けるために、個人的な宣伝活動を行わない。
  • 対抗候補者の不適切な行為に対して同じように反応しない。
  • 必要な義務を果たす場合を除き、該当する選挙にかかわっているクラブと連絡を取ったり、訪問したりしない。

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地区大会委員会

District Conference Committee

目的
地区大会委員会は、ガバナーの指示の下、良いプログラムとなるように、そして地区大会への出席者数が最多となるよう計画・推進し、必要な手配を行うものとする。

委員のその他の資格
会議開催の経験のある者、接客、サービス行の経験のある者そして、または報道関係、公共イメージ関係のロータリアン、あるいはマーケティングスキルを備えたロータリアンを優先すべきである。

任務および責務
ガバナーの監督の下
  • 地区大会の会場を選び、すべての関連する手配の調整に当たる。
  • 出席者が最多となるよう、地区大会の財務の調整に当たる。
  • 以下に特に力を入れ、地区大会への出席を推進する。
    ―― 新会員
    ―― 地区内の新クラブの全会員
    ―― 地区内の全クラブからの代表出席者とロータリーファミリー
  • 報道機関、地域社会のリーダー、ロータリープログラムの受益者など、外部の人々に地区大会を推進する。
  • 地区研修リーダーと協力して、地区大会に付随して開かれる地区指導者育成セミナーの調整に当たる。
  • 関連性があり、動機づけになるような有益なプログラムを提供する。
(ロータリー章典17.030.2. のF.)

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地区大会および地区立法案検討会

District Conference and District Legislation Meeting

時と場所(Time and Place)
ガバナーと地区内クラブ過半数の会長の合意によって定められる時および場所において、地区内ロータリアンの大会を毎年開催するものとする。地区大会の開催日程は、地区研修・協議会、国際協議会、または国際大会の日程と重ならないようにするものとする。RI理事会は、2つ以上の地区が合同で大会を開催することを認可できる。また、地区はガバナーが決定した時と場所で地区立法案検討会を開催することができるが、その場合は、21日前までに地区内のすべてのクラブに明確な通知を行うことを条件とする。
(RI細則16.040.1.)

開催地の選択(Site Selection)
ガバナーノミニーが選出され、事務総長に対してこれが書式で証されたならば、そのガバナーノミニーが、ガバナーを務める年度のその地区の大会をあらかじめ計画することができる。その開催地は、そのガバナーノミニーと地区内クラブのその時点における会長の過半数との合意によって決定することができる。理事会の承認を得て、地区は、ガバナーノミニーと、同年にクラブ会長を務める者の過半数との投票によって、当該ガバナーノミニーがガバナーを務める年度の地区大会の開催地を選定し、合意することができる。クラブがかかる会長を選出していない場合は、そのクラブの現在の会長がかかる大会開催地の投票を行うものとする。
(RI細則16.040.2.)

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地区大会および地区立法案検討会での投票

Conference and District Legislation Meeting Voting

選挙人(Electors)
地区内の各クラブは少なくとも1名の選挙人を選び、それを証明し、そしてこれをその地区の年次地区大会および地区立法案検討会(開催される場合)に送るものとする。会員数が25名以上のクラブは、25名ごとに1名、または端数が13名以上の場合、さらに1名の割合で選挙人を送る権利を有する。つまり、会員数が37名までのクラブは1人の選挙人を持つ資格を有し、会員数が38名から62名までのクラブは2人の選挙人を持つ資格を有し、会員数が63名から87名までのクラブは3人の選挙人を持つ資格を有する、というようになる。この会員数は、投票の行われる期日に先立つ、直前のクラブ請求書の期日における会員数に基づくものとする。ただし、RIの加盟会員としての資格が停止されているいかなるクラブも、投票に参加する権利がないものとする。各選挙人はそのクラブの会員でなければならない。選挙人が1票を投じるためには地区大会または地区立法案検討会に出席するものとする。
(RI細則16.050.1.)

地区大会および地区立法案検討会の投票手続
(Conference and District Legislation Meeting Voting-Procedures)

地区大会または地区立法案検討会に出席しているクラブの瑕疵なき会員は、ガバナーノミニーの選出、理事指名委員会の委員と補欠委員の選出、ガバナー指名委員会の構成および職務権限、規定審議会と決議審議会の地区クラブ代表議員および補欠議員の選挙、ならびに地区の1人当りの賦課金の額の決定を除き、地区大会または地区立法案検討会に提出されたその他の案件のすべてについて投票権を有するものとする。しかし、選挙人は、誰でも大会まは地区立法案検討会に提出されたいかなる案件についても票決を求めることができるもし、この場合の投票は選挙人に限りこれを行うことができるものとする。ガバナーノミニーの選出、理事指名委員会の委員と補欠委員の選挙、ガバナー指名委員会の構成および職務権限、規定審議会と決議審議会の地区クラブ代表議員および補欠議員の選挙のために投票をする際に、2票以上の投票権を有するクラブは、すべての票を同じ候補者または提案に投じるものとする。候補者が3名以上おり、単一移譲式投票を必要とする、または用いる投票の場合、2票以上の投票権を有するクラブは、すべての票を同じ順番で候補者に投じるものとする。(RI細則16.050.2.)委任状による代理者(Proxies)クラブは、そのクラブの欠席選挙人の委任状による代理者を指定することができる。このようなクラブは、このような委任状による代理者についてガバナーの承諾を得なければならない。委任状による代理者には、自分のクラブの会員もしくはクラブの所在する地区の他のクラブの会員を含めることができる。その代理は、当該クラブの会長および幹事によって証明されなければならない。その委任状による代理者は、既に持っている投票権のほかに、自分が代理する欠席選挙人に代わってその投票権も行使することができるものとする。
(RI細則16.050.3.)

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地区大会および地区立法案検討会の決定

Conference and District Legislation Meeting Actions

地区大会および地区立法案検討会はその地区内の重要な事柄について推奨案を採択するこができる。ただしこのような推奨は、定款および本細則と一致し、ロータリーの精神と理念に沿うものでなければならない。各地区大会および地区立法案検討会は、理事会が当該大会の審議に付したすべての事項を審議、決定するものとし、また、これに関する決議を採択することができる。
(RI細則16.040.3.)

地区大会幹事(Conference Secretary)
ホストクラブの会長と相談の上、ガバナーは大会幹事を任命するものとする。大会幹事の任務は、大会の計画を策定し、大会記録の作成についてガバナーに協力するものとする。
(RI細則16.040.4.)

地区大会報告(Conference Report)
地区大会終了後30日以内にガバナーまたは議長代行者は、大会幹事とともに、書面によって、大会記録の報告を行うものとする。そしてこの報告書は3部を事務総長に、1部をその地区の各クラブ幹事に送るものとする。
(RI細則16.040.5.)

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地区大会推奨事項

地区大会は以下の通りとすべきである。
  • 会期は2日以上、最高3日までとする。
  • 会員の参加を増やすため、討論グループを盛り込む。
  • 大半をロータリーおよびロータリー財団に関する主題に焦点を当て、均衡のとれたプログラムを盛り込む。
  • 地区の決議事項を審議する。
  • 適切であれば、新しいロータリアン、地区大会に初めて出席したロータリアン、クラブ会長、その他の人々に特別に歓迎の意を表す。
  • ロータリーおよびロータリー財団の活動に参加したことのある人々を、プログラムの中で、ボランティアとして最大活用する。
  • 次回の地区大会を推進し、事前登録を呼びかける。
  • できるだけ多くの出席を奨励するために、手ごろな費用に維持する。
  • 地区大会と祝祭日やその他の行事が重なるのを避ける。
  • 配偶者の行事やその他の行事が重ならないよう日程を調整し、登録者全員が本会議に出席するよう奨励する。
  • 「友愛の広場」などでクラブや地区のプロジェクト展示を行うよう推進する。
  • RI会長代理の経験を認め、適宜、討論やその他のセッションに参加してもらう。
  • 新しいロータリアンのために特別オリエンテーションを提供する。
  • クラブ会長、あるいはクラブで指導的な役割を3年以上務めた関心のあるロータリアンのために、地区大会の直前または直後に丸1日の地区指導者育成セミナーを組み入れる。

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地区大会における会長代理の役割

Role of the President's Representative at Conference

RI会長夫妻の代理を務めるにあたり、会長代理夫妻は可能であれば以下を行うべきである。
  1. できるだけ多くのロータリアン並びに配偶者と直接挨拶を交わす。
  2. 公式の講演をはじめ、大会に全面的に参加することを通じて、地区大会参加者を啓発し、意欲を喚起する。
  3. RI会長と年度のRIテーマに関する情報を提示する。また、適切であれば次年度のテ-マに言及する。
  4. 会員勧誘と参加推進の重要性を強調する。
  5. ロータリー財団のプログラムおよび発展を推進する。
  6. 今後の責務のためにガバナー、ガバナーエレクト、および他のロータリアン参加者について評価を行う。
  7. 今後の任命の対象として考慮されるべき、出席している元ガバナーについて評価を行う。
  8. 可能であれば、地区大会の前後にロータリークラブを訪問し、ロータリー奉仕プロジェクトを見学する。
  9. 予定されている地区大会のすべての会合に出席する。
  10. 地区の論争に関与しないようにする。上記の任務を遂行するにあたって、会長代理夫妻は、RIの最高役員にふさわしい品格と礼儀をもって振舞うべきである。
(ロータリー章典20.030.2.)

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地区大会における会長代理の資格と選出

会長代理はRI会長代理として啓発し意欲を喚起する講演を行う。会長代理選出の際、会長は演説力、社交力、言語力、ロータリーに関する精通度、これらの役職を担う際の個人の過去の実績、および任命の際の費用有効性も評価すべきである。
そして、代理指名は早急に行い、大会に時間の余裕をもって会長代理に参考資料を提供するものとする。

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地区大会における代表議員の選挙

Election of Representatives at the District Conference

選挙(Election)
地区が指名委員会手続を使用しないと決めた場合、年次地区大会にて、またRIBI内の地区の場合は地区審議会にて、代表議員および補欠議員を選挙してもよい。選挙は審議会が開かれる2 年前の年度に行うものとする。RIBI においては、審議会の開かれる年度の2年前の10月1日を過ぎてから開かれる地区審議会において選挙されるものとする。
(RI細則9.070.1.)

推薦(Nominations)
地区内のクラブは、代表議員を務める意思があり、実際に務めが果たせることを示している者で、審議会議員となる資格のある地区内のクラブ会員を代表議員の候補者として推薦できる。クラブは、その推薦を文書で行うものとする。この文書には、クラブ会長と幹事の署名がなければならない。この推薦書は、ガバナーに提出され、地区大会においてクラブの選挙人に提示されるものとする。
(RI細則9.070.2.)

代表議員と補欠議員の選出(Selection of Representatives and Alternates)
過半数の投票を得た候補者を規定審議会と決議審議会の代表議員とする。候補者が2名しかいない場合、過半数が得られなかった候補者を補欠議員とし、議員が務めを果たせない場合にのみその任に就くものとする。候補者が2 名を上回る場合は、投票は単一移譲式投票方式によるものとする。この単一移譲式投票方式による投票において1 名の候補者が過半数を得た場合、第2位の票数を得た候補者が補欠議員となるものとする。各クラブは、そのクラブが有するすべての票を投じる1名の選挙人を指定するものとする。2票以上を有するクラブが投じるすべての票は、同じ候補者に投じられるものとする。3名以上の候補者がおり単一移譲式投票方式が必要とされる、または用いられる投票において、2票以上を有するクラブが投じるすべての票は、同じ優先順位に従って候補者に投じられるものとする。
(RI細則9.070.3.)

代表議員の候補者が1名のみ(One Candidate for Representative)
地区で候補者に指名された者が1 名のみであった場合、投票は行わないものとする。ガバナーはその被指名者を審議会における代表議員として公表するものとする。ガバナーはまた、地区内クラブの会員である適格なロータリアンを、補欠議員として任命するものとする。
(RI細則9.070.4.)

クラブから代表議員を推薦(Suggestions by Clubs for Representative)
候補者を指名するクラブがこの候補者の所属クラブでない場合、この指名が認められるには、候補者の所属クラブが書面で明確に同意するものとし、また、この文書にはクラブの会長と幹事の両方が署名するものとする。
(RI細則9.070.5.)

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地区大会の開催時期・開催期間および参加者

開催時期
理事会は、地区にとって最も都合のよい時期に地区大会を開催するよう奨励している。ただし、当該地区に属するゾーンのロータリー研究会や国際大会と同時に開催しないものとする。

開催期間
  • 地区大会の開催期間は少なくとも2日以上、最高3日間が推奨されている。ガバナーは、ロータリーに関連した主題を主な内容として地区大会のプログラムを作成するよう求められている。プログラムにロータリアンではない講演者を招く場合、その講演内容はロータリーの目的に直接関連しているべきである。
  • ガバナーは、地区大会のプログラムを計画するにあたって、本会議とグループ討論でロータリーに関する内容に合計9時間費やすことが求められている。(昼食会、晩餐会、次期会長および幹事の会合はこれに含まれない)
  • 会長エレクトは、国際協議会において、地区大会に関するRIの方針を全面的に順守していない地区大会を開催した地区の全ガバナーエレクトと会合を持つことを考慮すべきものとする。
参加者
地区大会は、地区の全ロータリアンの関心に訴えるよう計画されるべきである。特に新しいロータリークラブ会員の出席が奨励されている。配偶者、家族、ローターアクター、インターアクター、青少年交換学生、ロータリー財団学友、その他ロータリープログラムのボランティアに地区大会活動への参加を呼びかけるよう、理事会がガバナーに奨励している。

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地区大会の概要

District Conference Overview

地区会議の主な目的は、地区内のすべてのロータリアンを一同に招集し、より一層ロータリーに巻き込み、またロータリーの理解を深めるよう鼓舞することである。
(ロータリー章典20.010.)

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地区大会の目的

地区大会の目的は、地区内のすべてのロータリアンが下記の目的のために集うことである。
  1. 地区の奉仕プログラムやプロジェクトを紹介する。
  2. ロータリアンの奉仕活動への更なる参加意欲を高める。
  3. クラブレベルを超えたロータリーのビジョンを分かち合う。
  4. 忘れられない親睦体験を味わう。
  5. ロータリー指導者との交流の機会を提供する。

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地区大会の要件

Requirements for the District Conference

地区大会では次のことが行わなければならない。
  1. RI会長代理に、2回の重要な講演をする機会を用意し、そのうち1回は、最多数の出席者がいる大会セッションで20~25分間主要な講演をするためのものとし、また会長代理には大会の終わりにホスト地区に感謝の意を表する挨拶を述べる機会が与えられるべきである。
  2. RI細則16.060.4.項(地区の年次財務表および報告書)に規定されている通り地区の会合で 既に採択されていない場合は、前ロータリー年度の年次地区財務表および財務報告書について討議し、採択する。
  3. 地区・研修協議会あるいは地区が開催する会長エレクト研修セミナーで既に人頭賦課金が承認されていない場合は、地区大会でこれを承認する。
  4. 適切であれば、RI理事の指名委員会委員を選任する。
  5. 地区が指名委員会の手続きを行わないと選択した場合、規定審議会の2年前のロータリー年度の地区大会で、地区の規定審議会代表議員を選出する。
(ロータリー章典20.020.1.)

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地区大会報告

District Conference Report

地区大会終了後30日以内にガバナーまたは議長代行者は、大会幹事とともに、書面によって、大会記録の報告を行わなければならない。そしてこの報告書は3部を事務総長に、1部をその地区の各クラブ幹事に送らなければならない。
(RI細則16.040.5.)

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地区大会におけるガバナーの役割と責務

Role and Responsibilities of the Governor

地区大会を成功させるために、ガバナーは以下を行う。
  1. 地区大会の立案、組織、実施の責任者となる。
  2. 理事会の推奨する指針に沿って、総合的かつ均衡のとれたプログラムを立案する。
  3. RI会長代理夫妻には、RI会長にふさわしい歓待と礼儀をもって接するようにする。
  4. 地区大会のプログラムと活動に地区内全クラブを参加させることにより、全クラブが最大限に代表されるようにする。
  5. 地区大会中並びにその前後に、綿密に計画された公共イメージ活動(報道機関を含む)を実施することによって、地元地域の関与を促す。
  6. 地元地域を代表する人々をプログラムに参加するよう招く。
  7. すべての新クラブの会員全員が地区大会に出席するよう、特に力を注ぐ。
  8. 会長代理のエイドを任命する。
(ロータリー章典20.020.2.)

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地区チーム研修セミナー

District Team Training Seminars

地区チーム研修セミナーの目的(District Team Training Seminar Purpose)
  • 次期ガバナー補佐および次期地区委員と委員長が就任に備える
  • 地区ガバナーエレクトに、地区指導者チームを築き、クラブを支援するようチームの意欲を高める機会を提供する。
(ロータリー章典20.090.1.)

地区チーム研修セミナーの参加者
(District Team Training Seminar Participants)

地区チーム研修セミナーの参加者には、自ロータリー年度にガバナー補佐としてガバナーエレクトにより任命されたロータリアン、地区委員会委員長および委員を含むものとする。
(ロータリー章典20.090.2.)

地区チーム研修セミナーの構成
(District Team Training Seminar Components)

前述のプログラムの目的を達成するために、地区チーム研修セミナーは次のような構成要素が含まれる。
  • RIテーマ
  • 地区の管理運営
  • 役割と責務
  • クラブリーダーシップ・プランと地区リーダーシップ・プランの下でクラブと協力する
  • ロータリークラブ・セントラルを理解する
  • リソース
  • 年次計画と長期計画
  • コミュニケーション
(ロータリー章典20.090.3.)

地区チーム研修セミナーの実施時期
(District Team Training Seminar Time Frame)

丸1日の地区チーム研修セミナーは、PETSの前、国際協議会の後に開催すべきである。
(ロータリー章典20.090.4.)

地区チーム研修セミナーリーダー
(District Team Training Seminar Leaders)

ガバナーエレクトが地区チーム研修セミナーのプログラム全般の責任者となる。地区研修リーダーがセミナーの計画と実施の責任者となる。セミナーの指導チームは、資格を備えた元ガバナーを含むものとする。
(ロータリー章典20.090.4.)

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地区とロータリークラブによる他団体との協力

District and Rotary Club Cooperation with Other Organizations

地区とロータリークラブは、次のことを定めたプロジェクトと活動において、他団体を支援し、他団体と協力することができる。ただし、以下の条件がある。
  1. ロータリーの理想と目的に沿うプロジェクトまたは活動であること。
  2. 関係クラブまたは地区内の会員がこの協力活動を承認していること。
  3. 活動の継続期間中に限定してクラブ会長またはガバナーにより任命されたロータリー委員会が直接協力し、責任を負うこと。また、毎年これを見なおすこと。
  4. 独立した組織体としてのクラブまたは地区の自主性を保持すること。
  5. ロータリーとその奉仕活動を一般の人々に知らせるために、協力と言う性格の範囲内で、クラブまたは地区が適切な形で認められること。
  6. クラブまたは地区と協力団体とが合同プロジェクトの性質について広報するという共同責任を負うこと。
  7. クラブまたは地区が、継続的参加の義務を引き受けないこと。
  8. クラブまたは地区が、他団体に対する継続的な金銭的義務を引き受けないこと。その代わりに、地区内のロータリークラブに対して、地区大会あるいはその他の適切な手段により、このようなプロジェクトや活動への支援を継続するかどうかを検討し、決定を下せるような機会を提供すること。
  9. クラブまたは地区は、協力団体のメンバーとならないこと。
  10. クラブまたは地区がそのような活動を始めたり、あるいは協力活動の合意を結んだりすることにより、RIがその活動あるいは協力の合意に拘束されるようなことがないこと。
  11. 政府機関による法的義務がある場合、あるいは理事会か執行委員会が承認した場合を除き、クラブやロータリアンの名簿を他団体に提供しないこと。

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地区によるロータリー活動の推進

District Promotion of Rotary Activities

地区は毎年、地区内における地区とクラブのロータリー活動に関して一般の認識を高める目的で、適切な予算の一部を配分するよう奨励されている。地区内クラブが地区でロータリー活動に対する一般市民の認識を高める方策を立て、実施するにあたり、これを援助する地元の広報コンサルタントを、RIに費用の負担をかけずに雇うことを地区は検討すべきである。

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地区の覚書(MOU)

District Memorandum Of Understanding

各地区とロータリー財団の間で取り交わされるこの法的な同意書。参加資格条件および補助金資金を適切に管理するための条件が記載されている。

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地区の規模

Size of the District

大きな会員規模を持つ地区が、クラブ数やロータリアン数の少ない地区に比して有利であることは明白であり、小規模地区が引き続き増えるならば、RIの管理運営と財務に望ましくない影響が生じる。従って、RI理事会は、クラブ数が75に満たない、また所属ロータリアン数が2,700名に満たない地区にこれらの数に達するよう奨励している。
(ロータリー章典17.010.3.)

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地区の財務

District Finances

地区資金(District Fund)
各地区は、「地区資金」という基金を設けても差し支えない。その目的は、地区提唱プロジェクトおよび地区内におけるロータリーの管理・開発の資金を調達することである。地区資金は地区大会の決議によって設けるものとする。地区資金の不適切な管理またはRI細則16.060.4.(地区の年次財務表および報告書)への違反を含め、財務上の義務を果たさなかったいかなる人も、財務上の不正が地区内で解決されるまで、一切のRIまたは地区の役職に就くことが禁じられるものとする。
(RI 細則16.060.1.)

地区賦課金の承認(Approval of Levy)
地区資金は、地区内クラブの会員に均一の賦課金を割り当てるという方式によって、調達されるものとする。1人当たりの賦課金の額は、次のいずれかによって決定するものとする。
  • 地区研修・協議会に出席した次期クラブ会長の4分の3の承認。ただし、会長エレクトが標準クラブ定款第13条第5節(c)項(役員の選挙-資格要件)に従ってガバナーによって地区研修・協議会出席を免除されている場合は、会長エレクトの指定した代理が、会長エレクトに代わって、あるいは地区の裁量で、投票する権利を有するものとする。
  • 地区大会に出席し、投票する選挙人の過半数。
  • 地区の裁量により、地区の会長エレクト研修セミナーに出席した次期クラブ会長の4分の3の承認。ただし、標準クラブ定款第13条第5節(c)(役員の選挙-資格要件)に従い、会長エレクトがガバナーエレクトから出席を免除されている場合は、会長エレクトの指定した代理が、会長エレクトに代わって投票する権利を有するものとする。
(RI 細則16.060.2.)

地区の1人当りの賦課金(Per Capita Levy)
地区の1人当りの賦課金の支払いは、地区内全クラブの義務である。そうした負担金の未払いが6カ月以上に及ぶという証明書類をガバナーから受理した理事会は、直ちに、未納中のク ラブへのRI事務局のサービスを停止するものとする。
(RI 細則16.060.3.)

地区の年次財務表および報告書(Annual Statement and Report of District Finances)
ガバナーは、ガバナーとしての年度終了後3か月以内に地区内全クラブに対し、独立検査を受けた地区の年次財務表および報告書を提出しなければならない。この検査は、地区大会により決定された通りに、資格を備えた会計士あるいは地区監査委員会のいずれかが行うことができる。地区監査委員会による検査を行う場合、委員会は、
  • 少なくとも3人の委員から構成されなければならない。
  • すべての委員は正会員でなければならない。
  • 少なくとも1名は、元ガバナーもしくは監査の経験を有する人物でなくてはならない。
  • ガバナー、財務長、地区銀行口座の署名人、財務委員会の委員がその就任年度に監査委員会に携わることを認めない。
  • 地区が定めた手続きに従い、地区により選出された者を委員とする。
この年次財務表および報告書の詳細は、次の項目を含むものとするが、これらに限定されるものではない。
  • 地区のすべての資金源(RI、ロータリー財団、地区およびクラブ)
  • 募金活動によって地区が得た、または地区に代わり受領した資金。
  • ロータリー財団から受領した補助金、または地区が使用すべく指定されたロータリー財団の資金。
  • すべての地区委員会の金銭的取引。
  • 地区による、または地区に代わってガバナーが行ったすべての金銭的取引。
  • 地区資金のすべての支出。
  • RIからガバナーが受け取ったすべての資金。
この年次財務表および報告書は、次の地区の会合に提出の上、討議に付され、採択されなければならない。この地区の会合は、地区内すべてのクラブから代表者が1名出席する権利があるものでなければならないし、また、地区の財務表および報告書が提出されるということを30日前に予告した会合でなければならない。このような地区会合が開催されない場合、年次財務表および報告書は、次の地区大会に提出の上、討議に付され採択されるものとする。提出された財務表が採択されなかった場合、その地区大会の終了から3か月間以内に、次の地区の会合において討議に付され、採択されるものとする。その会合は、すべてのクラブから代表者が1名出席する権利があり、また、地区の財務表および報告書が提出されるということを30日前に予告した会合でなければならない。そのような地区会合が開催されない場合、ガバナーが60日以内に郵便投票を実施するものとする。
(RI細則16.060.4.)

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地区の提案と承認

District Proposals and Endorsements

地区は、地区大会かクラブの郵便投票を通じて、立法案を提案すべきである。いかなる地区も、1回の審議会につき5件より多くの立法案を提案もしくは承認すべきでない。地区は、地区大会終了後45日以内に、地区大会で提案または承認されたすべての立法案を事務総長に送付しなければならない。

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地区プログラム委員会

District Program Committee

目的
プログラムの関連している委員会は、地区レベルでのプログラムの推進と運営に責任を持ち、以下を含む個々のプログラムに参加するロータリークラブに具体的な支援と指導を行う。
 インターアクト
 ローターアクト
 ロータリー地域社会共同隊
 ロータリー友情交換
 ロータリー親睦活動
 ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)
 青少年交換

委員のその他の資格
特定のRIプログラムについてクラブレベルでの経験を有する個人を優先すべきである。

任務および責務
  • 地区内各クラブとの定期的な連絡および地区の諸会合や都市連合会等を通じて、プログラムに対する理解の増進を図り、効果的な参加を推進する。
  • 地区またはゾーンの会合で効果的に実施されたRIプロジェクトを展示し、手本となる優れたプロジェクトの例を地区内クラブに知らせる。
  • 地区内のクラブを訪問し、特定のプログラムの効果的な実例について話し、そしてクラブがRIのすべての報告要件を承知していることを確認する。
  • クラブのRIプログラム委員長が責務を遂行するのを奨励し、援助する。
  • プログラムから恩恵を受けることのできる地元のニーズを特定するよう、地区内クラブを奨励する。
  • 情報を分かち合い、クラブの目標設定を援助することによって、ロータリー以外の地元の奉仕団体とクラブのプログラム活動との間で協同できる分野を特定する。
  • プログラムに関連した地区規模の活動を実施する。
  • 地区内のすべての適切な通信媒体(ロータリーとロータリー以外の両方を含む)において、プログラムの目標と功績が紹介されるよう推進する。
(ロータリー章典17.030.2. のD)

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地区の法人化

District Incorporation

地区は、RIが義務付けている11の規定を法人規約文書に含め、法人化に関するRIの要件をすべて満たしている場合に限り、法人化することができる。地区が法人化を望むことを決定した場合、ガバナーは、地区を担当するクラブ・地区支援担当(日本事務局、クラブ、地区支援室)職員に連絡し、ロータリーの要件に関する詳細な情報を求めるべきである。
(クラブ・地区担当職員は、RIのウェブサイト[www.rotary.org/murotary/ja/contact/reps]で検索できる)。
地区は法人化するために理事会の承認を求めることができる。少なくとも地区内クラブの3分の2が、地区大会での投票あるいは郵便投票に於いて、法人化の提案を承認しなければならない。いずれの手続においても、各クラブには1票の投票資格が与えられる。
地区が法人化された時点で、この法人およびそれまで法人化されていなかった地区は、一つの統一体となる。法人化された地区は、RIの定款、細則、方針の下に、地区のすべての義務および要件を果たさなければならない。
法人化された地区の法人規約文書は、地元の法律の許す範囲において、RIの定款、細則、方針に準拠するものでなくてはならない。RIの文書や方針の改正により、地区の法人規約文書との矛盾が生じる場合、地区は直ちに、法人規約文書が再度適合したものとなるよう修正しなければならない。法人地区は、RIの定款、細則、方針に準拠して活動しなければならず、これらと矛盾する活動を行ってはならない。
地区は、法人化するために地元の法務当局へ提出が義務付けられている法人規約文書を、理事会に代わる事務総長宛てに提出しなければならない。地区ガバナーは、法人化手続を監督する責任を負う。法人地区の構造は、地区リーダーシップ・プランを促進するものでなければならない。
ガバナーは、地区法人の解散あるいは状況の変更があった場合は、即座に理事会に通知しなければならない。
(ロータリー章典17.020.)

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地区の役割

Role of the District

地区とは、RIの管理運営のために、RI細則に従ってRI 理事会によって設けられた地理的な境界内にあるクラブのグループである。
地区の活動およびその組織は、個々のロータリークラブがロータリーの目的を推進するのを援助することを唯一の存在目的とするものである。
地区が特定の奉仕プロジェクトまたはプログラムのスポンサーとなったり、それらのプロジェクトやプログラムの方針を決定することについては、RIのプログラムの対象外である。
(ロータリー章典17.010.1.)

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地区の郵便投票

District Ballot-by-Mail

RI細則に明記する諸決定や選挙は地区大会または地区研修・協議会で行うものであるが、地区内のクラブが郵便投票を通じて行うこともできる、この郵便投票は、RI細則14.040.(郵便投票の書式)の手続できる限り沿った方式で行うものとする。
(RI 細則16.120.)

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地区編成手続

Districting Procedures

地区編成にあたっては、次のような手続きを踏むものとする。
  1. 提案は、追加地区の設置、地区内におけるクラブの再編成、あるいは既存地区の合併について検討が行われる。
  2. 地区編成案は、地理的環境、地区発展の可能性、文化、経済、言語、その他関係する要素を考慮に入れるものとする。
  3. 少なくとも60以上のクラブ、および/あるいは所属ロータリアン2,100名を擁し、今後10年間に少なくとも75以上のクラブおよび所属ロータリアン2,700名に成長する可能性を示している追加地区の創設案は地区編成委員会によって好ましいものとみなされる。
  4. 既存地区のガバナーが、事務総長に提案書を作成するものとする。提案は地区委員会により検討が行わなければならない。また、既存の地区のガバナーから提供される情報は次の事項を含めなければならない。
    • 現在の地区を管理するにあたって直面している文化的または人種的な要因、地理的距離をはじめ、財政的かつ経済的な問題(ただし、これらに限定されない)といった提案理由。
    • 創立年月日、過去3年間の7月1日の時点における会員数を記載した既存のクラブのリスト。各クラブが過去3年間に継続して運営されており、RIに対して財政的な滞りがないこと、および再編成後の地区における発展と拡大の可能性のある地域について付記すること。そして新規編成後の各地区において会員数20名以下のクラブが10%を超えないことを示した提案された地区。
    • この再編成案の理由、ならびにクラブ会員の過半数の賛成投票を得るために、この案を慎重に考慮する必要があることをガバナーが各クラブに的確に伝えたことを記し、ガバナーが署名した声明書。また、クラブには、提案の受理後30日間の異議申し立て期間が与えられ、この期間後には異議申し立ての機会は与えられないことが記載される。
    • ガバナーはこの案を承認したクラブのリストを提出するものとする。
  5. 提案書を調査検討するにあたり、地区編成委員会は、RI理事会が検討できるような推奨案を理事会に報告しなければならない。
  6. RI細則16.010.(創設)に従い、理事会は、クラブ数が100を超える地区、またはロータリアン数が1,100名未満の地区の境界を廃止あるいは変更することができる。その変更に伴い、理事会はその地区のクラブを隣接地区に統廃合することができるし、あるいはまた、そのような地区を他の地区と合併するか、地区を分割することができる。地区が統合されると、元の地区から将来のガバナーとして選出された者は、新しく合併された地区においても就任の資格を与えられるものとする。
  7. 地区の合併案が、対象の地区内のクラブの過半数が合併案提出後30日以内に反対の意思を表示したために却下された場合、理事会は対象のロータリークラブを地区ではないステータスとする、またはその地区におけるガバナーの割り当てを減らす、規定審議会に地区代表を派遣するための予算を支給しないなどの措置を講じる可能性がある。(ただし必ずしもこれらに限定されない。)
  8. 事務総長は理事会を代表して、地区の境界線が同じである場合の地区境界線の説明を変更する際の承認を行う権限を持つ。
  9. 事務総長は理事会に代わって、10クラブ以内の編入である場合、またはロータリークラブがない地域をある地区から近隣の地区へ移す程度の軽微なものであれば、地区の境界修正を行う権限を有するものとする。協会の修正は、決定後の7月1日から発効するものとする。
  10. 反対が、地区内のクラブ総数の過半数に達しない場合は地区の境界を変更することはできない。
(ロータリー章典17.010.5.)

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地区ポリオプラス小委員会

District Polio Plus Subcommittee

この委員会の責務は、ポリオ撲滅へのロータリーの取り組みを支援し、ポリオプラス活動に参加するよう全ロータリアンに奨励することである。各地区のポリオプラス小委員会の焦点は、地区内でポリオが発生しているか、(発生している場合には)地区や国がポリオ撲滅過程のどの段階にあるかによって異なる。

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地区リーダーシッププラン(DLP)

District Leadership Plan

全ての地区は、ロータリー章典17.030.1(ガバナー補佐)から17.030.3(その他の委員会)までの条項に準拠し、地区リーダーシップ・プラン(DLP)を開発し、採択するよう義務付けられている。義務づけられている地区リーダーシップ・プランの構成要素は次のようなものである。
  1. 「ガバナー補佐」、「地区研修リーダー」、「地区委員会」、「クラブリーダーシップ・プラン」といった共通の用語
  2. ガバナー補佐、地区研修リーダー、地区委員会委員、クラブ指導者の明確な責務と任務
  3. 地区内の指導の継続を確保する地区委員会
  4. ガバナーが委任することのできない任務や責務の明確な記述
  5. クラブが(地区リーダーシップ・プランに)対応するクラブリーダーシップ・プランをクラブが施行するのを助ける明確な計画
地区リーダーシップ・プランは、ガバナーがガバナー補佐を任命することを定め、ガバナー補佐がクラブ運営に関連した管理業務を遂行することで、ガバナーが以下の責務に専念する時間が持てるようにするものである。
  • 会員を惹き込み、積極的参加を促すことの重要性を強調する。
  • 個々の行事への参加を通じて、クラブと地区の活動やプロジェクトに参加するようロ-タリアンの意欲を喚起する。
  • ロータリー財団セミナーや財団プログラムへの参加を奨励し、財団の表彰プログラムを通じて財団への財政支援を奨励する。
  • 個々のロータリアンの功績を称える。
  • 地区の将来を計画する。
  • クラブリーダーシップ・プランを通じて、地区内のクラブの長期的な発展に取り組む。
  • RI細則16.090(ガバナーの任務)に掲げられている任務を遂行する。
細則により地区リーダーシップ・プランは次の問題を扱わなくてはならない。
  • 地理、言語、文化、各地域における充実したクラブと弱体クラブ数のバランス、およびガバナー補佐が実際に適切に援助できると考えられるクラブ数といった要因を考慮した上で、地区のニーズに基づいて任命されるガバナー補佐の数(4~8クラブを各ガバナー補佐に割り当てるよう推奨されているが、いかなる場合にも、1人のガバナー補佐が1クラブだけを担当することがあってはならない)。
  • ガバナー補佐にどのように研修を行うか。
  • 地区にはどのような委員会が必要か。
  • ガバナー、ガバナー補佐、地区委員会の相互の連絡方法。
  • ガバナー補佐を活用することにより、地区はどのように指導に継続性を持たせるか。
  • 適宜、あるいは必要に応じて、地区はどのように委員会に継続性を持たせるか。
  • ガバナー補佐の任命と解任に用いる方法。
  • 地区内クラブのための(地区リーダーシップ・プランに)対応するクラブリーダーシップ・プラン。
現職の地区ガバナー、ガバナーエレクト・ガバナーノミニーは、以下の項目について一致した見解に達するべきである。
  • 地区の戦略計画
  • 任期が1年を超える地区役職の任命
  • 期間が1年を超える地区奉仕プロジェクト。
(ロータリー章典17.030.)

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地区レベルの選挙の指針

ガバナーは、RI理事会によって採択された「地区選挙の指針」、ならびに以下の選挙の指針を、指名を正式に要請する際に全クラブに送付するものとする。
ロータリアンおよび選挙候補者は、以下に従うものとする。
  1. RIの選挙の指針の精神と字句の両方を理解し順守する。
  2. 現在の、または新しい任務が選挙運動のように思える場合、知識豊かなロータリアンに相談する。
  3. 注目をひいたり、個人的に認められたり、優遇を受けるために、個人的な推進活動を行わない。
  4. 対抗候補者の不適切な行為に対して同じように反応しない。
  5. 必要な義務を果たす場合を除き、該当する選挙に関わっているクラブと連絡を取ったり、訪問したりしない。
(ロータリー章典17.040.1.)

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地区ロータリー財団委員会

District Rotary Foundation Committee

RI理事会と管理委員会は、各ガバナーが、就任に大きく先立って、地区ロータリー財団委員会の全委員を任命しなければならないことに同意した。地区ロータリー財団委員会は、1名の委員長と4名の小委員会委員長によって構成される。地区は、追加の小委員会を任命できる(追加の小委員会の中には、オンラインでロータリーに報告できるものもある)。地区は、その地区のロータリアンの関心と興味に合わせて委員会を構成すべきである。地区ロータリー財団委員会が効果的に機能するには、指導力に継続性を持たせる必要がある。従って、委員長は3年任期で任命され、理由があれば解任されるものとする。理由があって解任となる場合には、管理委員会委員長の事前の承認を得なければならない。地区ロータリー財団委員長の任期3年間の各年度に就任する予定のガバナー(選出されている場合)が、地区ロータリー財団委員長の選出に参加する。必須要件ではないが、地区ロータリー財団委員長はパストガバナーが務めることが推奨されている。当該年度に、ガバナーによって選出された小委員会委員長は、自動的に地区ロータリー財団委員会のメンバーとなる。ガバナーは委員会の職権上の委員となる。ガバナーの直接の指導の下、委員長は委員会と協力して、すべての地区財団活動を計画、調整、評価する。
小委員会の委員は、可能な限り、それぞれの小委員会の担当分野において経験を有する者が務めるべきである。小委員会は、以下の項目の運営にあたるために任命されるものとする。
  1. ポリオプラス
  2. 補助金
  3. 資金推進
  4. 財団資金管理
地区ロータリー財団委員会およびそれぞれの小委員会の任務は、「地区ロータリー財団委員会要覧」(300)および「ロータリー財団章典」に記載されている。
(ロータリー財団章典17.020. のG.)

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地区ロータリー財団セミナー

District Rotary Foundation Seminar

目的
このセミナーの目的は、ロータリアンが財団プログラムについて学び、財団に積極的に参加し、財団を支援する意欲を高めることである。このセミナーは、クラブレベルでのロータリー財団に対する認識を深めるための、主な手段である。地区ロータリー財団委員会がセミナーを実施し、ロータリー財団コーディネーター、ロータリー財団コーディネーター補佐、またはロータリー財団学友コーディネーターが支援することができる。
地区財団セミナーは、具体的に次の機会を提供する。
  • 財団プログラムを支援し、それに参加するようロータリアンの意欲を高める。
  • ロータリー財団を資金面で支援するようロータリアンの意欲を高める。
  • 基本的な財団プログラムおよび方針を簡単に説明する。
  • ロータリー財団プログラムや方針の改正事項をロータリアンに知らせ、来る年度の目標を概説する。
  • 財団へ多大な貢献をした地区内の個人やクラブを表彰する。
  • 財団プログラムと活動に関する質問に答える。
主題
  • 財団プログラム
  • ポリオプラス
  • 財団目標の設定
  • EREY(毎年あなたも100 ドルを)
  • 未来の夢計画
  • 地区とクラブの組織:ロータリー財団委員会
  • シェアシステムを理解する
  • 財団資金の管理
  • すべてのロータリアンに財団のメッセージを伝える
  • 財団目標の達成
  • DDF の活用
  • ロータリー財団月間の活動
  • 財団学友のロータリーとのかかわりを維持する。
参加者
セミナーの主な対象は、クラブ会長、クラブ財団委員会、地区ガバナー、ガバナーエレクト、ガバナーノミニー、ガバナー補佐である。ただし、地区内の全会員に出席が奨励されている。
詳細は「地区ロータリー財団セミナーの手引き」を参照。

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地区ロータリー出版物に対する指針

Guidelines for Rotary District Publications

地区ロータリー出版物は、ロータリーのあらゆる面にわたってロータリーの目的を推進するためにある、地区ロータリー出版物は、下記の基準に合致するものとする。
  1. その出版物は特定の1地区を対象に発行されるものであること。
  2. その出版物は、あらゆる面において、当該地区のガバナーの直接監督下になければならない。
  3. 当該ガバナーは、編集者に任命されたロータリアンとともに、地区出版物の編集内容に対して共同責任を負うものとし、かつその内容はRIの方針に合致すべきこと。
  4. 局地的あるいは当該地区全体に関するニュースに加えて、RIに関する情報および会長から要請される情報および特別教示事項を掲載すること。

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地区ロータリー親睦活動委員会

District Rotary Fellowships Committee

ガバナーは地区ロータリー親睦活動委員会を任命するよう奨励されている。この委員会は、委員長1名と少なくとも3名の委員からなり、地区内クラブのロータリー親睦活動への参加を促す責務を負う。地区ガバナーは、ロータリー親睦活動のメンバーであるロータリアン1名を、地区内の以下の活動の調整を図る地区ロータリー親睦活動委員長として任命すべきである。
  1. ロータリー親睦活動に関する情報を提供するため、クラブを訪問する。
  2. プレゼンテーション(説明発表)を行う際に、親睦活動の現メンバーを招き、出席してもらう。
  3. 「公式名簿」および「世界ネットワーク活動グループ名簿」に掲載されている各親睦活動グループの役員と連絡を取り、今後の行事予定について情報を集め、この情報をガバナー月信または地区のウェブサイトで紹介する。
  4. 地区内のロータリー親睦活動に関するプレゼンテーション(説明発表)を地区大会で行うよう手配し、地区大会で展示するブースを確保する。
  5. ロータリー親睦活動の案内資料を地区内のロータリー、ロータリアンに電子媒体で配信し、グループへの入会希望者がいれば該当するグループに連絡するよう奨励する。
  6. ロータリー国際大会において、種々のロータリー親睦活動への参加を奨励する。
(ロータリー章典17.030.3. のE.)

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地区ローターアクト委員会

District Rotaract Committee

地区ローターアクト委員会は、同人数のロータリアンとローターアクターによって構成され、地区ローターアクト委員長(ロータリアン)と地区ローターアクト代表(ローターアクター)が協同議長を務めるべきである。地区ローターアクト委員長および地区ローターアクト代表は、ローターアクトクラブが提唱ロータリークラブと協力的な関係を築き、提唱ロータリークラブ会員と個人的つながりを築けるよう援助すべきである。

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地区ローターアクト代表

District Rotaract Representative

地区ローターアクト代表の役職は、ローターアクターに、地区内のリーダーとして成長し、地域のローターアクターを発展させる機会を提供するものである。2つ以上のローターアクトクラブがあるすべてに地区は、地区ローターアクト代表を選挙しなければならず、選挙方法は、地区ローターアクト委員会とガバナーが決める。
地区ローターアクト代表は、就任まで、ローターアクトクラブ会長またはローターアクト委員会委員として、1任期を満了していなければならない。選挙の争いがあった場合、ガバナーと地区ローターアクト委員長と相談して解決すべきであり、国際ロータリーはこれに一切関与しない。

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チャレンジ・ギフト

Challenge Gift

年次寄付、恒久基金寄付、使途指定寄付どれにも共通するのがチャレンジ・ギフトである。チャレンジ・ギフトをする人は次のように宣言する。「誰か1,000ドル寄付すると言ったら、私も1,000ドル寄付します。別の人が2,000ドル寄付すると言ったら、また、私も2,000ドル寄付しましょう。」こう言って挑戦するのである。これには上限を設けることができる。
例えば2万ドル以内なら、「私はだれか寄付すれば、その同額を寄付します」と宣言するのである。
認証ポイントを使ったチャレンジ・ギフトもある。多額の寄付をして、たくさんの認証ポイントを持っている人が、寄付をする人に同額相当のポイントを譲るというものである。これは必ずしも1対1とは限らない。ロータリーのポリオプラス寄付に対してビル・ゲイツ財団は2対1のチャレンジ・ギフトを2018年度まで5年間行うと発表している。ただし、上限3,500万ドルまでである。

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チャーターナイト

Charter Night

RI理事会で新しくRIへの加盟が承認されると、RI会長、事務総長およびガバナーの署名のある加盟認証状がRI 世界本部からそのクラブへ発行される。この加盟を許可された日からそのクラブはRIにおける正式の構成単位クラブとなるが、実際にこの日よりは遅れて加盟認証状伝達式が行われる。チャーターナイトはこの伝達式の後開かれる祝宴のことである。日本では加盟認証状伝達式と祝賀会を含めてチャーターナイトと呼んでいる。

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チャーターメンバー

Charter Member

創立会員のこと。

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中核人物

Key-men

キーメンのこと。

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中核的価値観

Core Values

ロータリー資料1・「中核的価値観」を参照。(P406-407)

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仲裁および調停(RI)

Arbitration and Mediation(RI)

意見の相反(Disputes)
理事会の決定に関すること以外で、ロータリークラブの現会員または元会員、ロータリー地区、RI、またはRI 役員との間に意見の食い違いが起こり、友好的に解決できない場合、その問題は、論争当事者のいずれかが事務総長に要請し、調停によって解決されるか、または調停が論争当事者のいずれかによって拒否された場合は、仲裁によって解決されるものとする。調停や仲裁の要請は、論争が起きてから60 日以内に行うものとする。
(RI 細則25.010.)

調停または仲裁の期限(Date for Mediation or Arbitration)
調停または仲裁の場合、理事会は論争当事者と協議して、調停または仲裁の要請を受理してから90 日以内に、調停または仲裁の日取りを決定するものとする。
(RI細則25.020.)

調停(Mediation)
調停の手続は、理事会により定められるものとする。論争当事者のいずれかが、事務総長または調停のために事務総長によって任命されたほかの者に、論争当事者が所属するクラブ以外のロータリークラブ会員で、適切な調停技能と経験を有する者を調停人として指名するよう要請できるものとする。
(RI細則25.030.)

調停の結果(Mediation Outcomes)
調停によって当事者同士が合意に達した結果もしくは決定は、記録されるものとし、各当事者がその記録をそれぞれ保管するものとする。さらに、理事会にも記録を1 部提出し、事務総長がそれを保管するものとする。両論争当事者への通知として、当事者が承諾できる結果に関する要約文を作成するものとする。当事者の一方が調停内容を十分に履行しなかった場合、もう一方は事務総長を通じて、さらに調停を要請することができる。
(RI細則25.030.1.)

調停の失敗(Unsuccessful Mediation)
調停を要求したが、調停が失敗した場合、論争当事者はRI 細則25.040.(仲裁)に定める仲裁に訴えることができる。
(RI細則25.030.2.)

仲裁(Arbitration)
仲裁が要求された場合、両当事者はそれぞれ1名の仲裁人を指定し、両仲裁人は1名の裁定人を指定するものとする。裁定人または仲裁人には、論争当事者の所属するロータリークラブ以外のロータリークラブ会員のみが指定されることができる。
(RI細則25.040.)

仲裁人または裁定人の決定(Decision of Arbitrators or Umpire)
もし仲裁が要求され、仲裁人によって合意に達した決定もしくは、両仲裁人が意見の一致を見なかった場合、裁定人による決定が最終であって、当事者すべてを拘束するものとなり、提訴することはできない。
(RI細則25.050.)

調停または仲裁の費用
論争解決にかかる費用は、調停または仲裁にかかわらず、調停人または仲裁人による別段の決定がない限り、両論争当事者が等しく負担すべきである。
(RI細則25.060.)

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仲裁および調停(クラブ)

Arbitration and Mediation

意見の相反
理事会の決定に関すること以外で、現会員または元会員と本クラブ、クラブ役員、または理事会との間に意見の食い違いが起こり、この様な場合のために規定されている手続によってはどうしても解決できない場合、その問題は、論争当事者のいずれかが幹事に要請し、調停によって裁定を行うか仲裁によって解決を図るものとする。

調停または仲裁の期限
調停または仲裁の場合、理事会は論争当事者と協議して、調停または仲裁の要請を受理してから21日以内に行われるよう、調停または仲裁の日取りを決定しなければならない。

調停
このような調停の手続きは、国もしくは州に対し管轄権を有する関係当局によって承認されたものであるか、または代替の争議の解決方法を含む専門知識に定評のある優れた専門職団体によって推薦されたものであるか、またはRI 理事会もしくはロータリー財団管理委員会が定める指針文書によって勧められるものとする。調停人にはロータリークラブの会員のみを指定することができる。クラブは、適切な調停技能と経験を有するロータリークラブの会員を任命するよう地区ガバナーもしくはガバナーの代理人に要請することができる。
  • 調停の結果。調停によって当事者同士が合意に達した結果もしくは決定は、記録されるものとし、各当事者ならびに調停人がその記録をそれぞれ保管するものとする。さらに、理事会にも記録を1部提出し、幹事がそれを保管するものとする。クラブへの報告のために、当事者が承諾できる結果の要約文書を作成するものとする。当事者の一方が調停内容を十分に履行しなかった場合、もう一方は会長または幹事を通じて、さらに調停を要請することができる。
  • 調停の失敗。調停を要求したが、調停が失敗した場合、論争当事者は本条の第1節に定める仲裁に訴えることができる。
仲裁
仲裁が要求された場合、両当事者はそれぞれ1 名の仲裁人を指定し、両仲裁人は1名の裁定人を指定しなければならない。裁定人または仲裁人にはロータリークラブ会員のみを指定することができる。

仲裁人または裁定人の決定
もし仲裁が要求され、仲裁人によって下された決定もしくは両仲裁人が合意に達しえなかった場合、裁定人による決定が最終であって、当事者すべてに拘束力のあるものとなり、提訴することはできない。
(標準クラブ定款第19条)

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超我の奉仕

Service Above Self

ポートランドで開催された第2回大会で、ミネアポリスのB.フランク・コリンズは他人のために尽くす意義と重要性を説き、ロータリークラブは“Service Not Self”を根本精神としなければならないと強調した。その後この標語は“Service Above Self”と修正。1950年ロータリーのモットーとして公式に採用され、1989年規定審議会によりロータリーの第一標語に指定された。

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超我の奉仕賞

RI Service Above Self Award

この賞の目的は、奉仕活動が人類に影響を及ぼす150人のロータリークラブ会員を最高150名まで称えることである。特定の地区から毎年1名以上の受賞者を推薦することはできず、受賞者は1度しか受賞できない。

適格指名者
現在の地区ガバナーおよびRI理事のみが地区から1名の候補者を提出できる。現在RIの非特別地区ロータリークラブへの特別代表者は、非地区クラブから1年に1名のロータリアンを推薦することができる。

対象となる候補者
グッドスタンディングのロータリアンが指名されている場合は、次、直前、元、現ガバナーあるいは次、元RI 理事、RI会長および財団管理委員以外の指名されたロータリアン。
賞に自己を指名することはできない。さらに、候補者は、配偶者、直系子孫(子供または孫)、直系子孫の配偶者、または指名者の祖先(親または祖父母)であってはならない。

指名基準
候補者は、瑕疵なきロータリアンでなければならない。彼らはどんな形でも、どんなレベルでも、人道的な実践例を実証した人。個人的なボランティア活動やロータリーを通じて他者を援助する積極的な関与が重視される。
選出された、または任命されたロータリーの任命における功績を認めただけでは授与されない。ロータリー、財団、または個々のプロジェクトへの個人的な財政への貢献は、この賞には関係しない。

受賞者の選択
会長は、受賞者を審査するために現役の理事会メンバーを5名まで選出するものとする。選出された結果、RI は指名者あるいは被指名者に受賞ロータリアンを称えるために「超我の奉仕賞」のピンと盾を授与するものとする。
(ロータリー章典43.040.)

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直前

Immediate Past

クラブの会長または地区ガバナーが任期を終えて退任し、新任者が着任してから退任するまでの間、前者を直前会長、後者を直前ガバナーという。

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