10%ルール

Ten Percent Rule

類似する事業、もしくは同一法人、同一事業主の管理下にある事業を職業分類とする正会員の数は、当該クラブの正会員総数の10%を超えないことが望ましい。クラブ創立時は創立会員となる正会員の10%を超えてはならない。

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「趣旨と効果」、「財政的影響」に関する声明

Statements of Purpose and Effect and Financial Impact

立法案そのものが専門用語を使うため、その趣旨と効果が不明確になる場合がある。従って、出版された各案件には、事務総長により作成され定款細則委員会により承認された説明文が加えられ、どういった変更が生じるかが示される。
事務総長は、立法案が採択された場合に相当な財政的影響を与えると事務総長が考えるすべての案件について、財政的影響に関する説明文を準備するものとする。

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支援グループ

resource group

RI会長によって任命されるロータリアンから成る実行グループ。クラブと地区の運営と奉仕 における目標達成を援助するために特定の活動を遂行する。
  1. 識字率、飢餓、危機下の児童、環境などの問題や懸念事項にクラブと地区が取り組むのを援助する奉仕支援グループ。
  2. 会員増強と会員維持、研修や広報などの分野においてクラブと地区が効果的に運営できるよう援助する運営支援グループの2種類の支援グループがある。

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資格停止クラブの状況

Status of Suspended Drubs

RI細則3.030.7.(加盟停止期間)に従い、理事会によりクラブが復帰されるまで、クラブの停止により以下の賦課が課せられるものとする。
  1. クラブはガバナー指名委員会への提案を提出する権限を持たない
  2. クラブは地区大会、地区研修・協議会における投票および如何なる郵送委任投票の権限も持たない。
  3. クラブは規定審議会に提出されたいかなる規定案にも同意する権限を有しない。
  4. クラブは地区ガバナー候補者指名参加に同意する権限を有しない。
  5. クラブはメーリングリストから除外されている。
  6. クラブはいかなる出版物もしくは定期刊行物も受領しない。
  7. ロータリー財団のサービスを含む、新規もしくは現行のプログラムへの応募の処理受付、或いは現在のロータリー財団プログラム賞のホストやスポンサーとしてのクラブの認証などのロータリー財団のサービスを含めて、事務局のサービスは即時停止する。
  8. クラブはガバナーからの以下のサービスを受けないものとする。即ち、月信、地区メーリングリストへの加入および公式訪問。
RIにより停止させられたクラブは、RI定款においてクラブに付与されるすべての権利および特権を引き続き有する。
(ロータリー章典9.030.)

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資格認定

Qualification

地区および地区内のクラブが、財団補助金資金を適切に管理するにふさわしい財政的かつ資金管理の能力を備えていることを確認するプロセス。

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識字率の向上

Literacy Promotion

ロータリークラブは、地域および世界の識字率を高めるよう奨励されている。地域内のあらゆる人が、一般的に言って幸福に暮らすために読み書きの能力が重要であること、また、地域の識字水準が生活水準に直結することについて、すべてのロータリアンの理解を深めること。地域社会で、または他国の地域社会で識字率向上の必要性に取り組むプロジェクトに着手するよう全クラブに奨励されている。

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資金管理

Stewardship

(ロータリー情報ハンドブック2017 P350-351,364)

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試験的プロジェクト参加クラブ

Pilot Project Clubs

RI理事会は、最高1,000クラブが標準クラブ定款に変更を加えることを認める試験的プロジェクトを実施する。プロジェクトの目的は、ロータリークラブの現在の組織構造、運営、入会手続きの効果に対して、これらの変更が与える影響を調べることである。
RI定款第5条第4節)
こうした試験的プロジェクトを効果的に評価するため、RI理事会は、試験的プロジェクトの開始後に新しくクラブが試験に加わることを認めていない。2013-14年度以降、RI理事会はいくつかの試験的プロジェクトを実施している。
  1. 例会頻度試験的クラブ(Meeting Frequency Pilot Clubs)
    理事会は、クラブ例会の頻度が会員増強に与える影響および関連する統計について調査するため、試験的プロジェクトを実施した。これは2007年7月1日から2013年 7月1日まで有効である。例会頻度試験的プロジェクトについて、理事会は2013年7月1日から2016年6月30日の期間における移行計画の制定を許可する。
  2. 地域選挙の不服に関する試験的プロジェクト
    (Regional Election Complaint Pilot Project)

    国際ロータリー理事会は、地区レベルの選挙に関して、ゾーン4,5,6Aおよび6Bの中の3281地区と3282地区のクラブを対象に、選挙への不服に関する試験的プロジェクトを実施することを決定した。
  3. 準会員の試験的プロジェクト(Associate Member Pilot Project)
    RI理事会は、一定期間の内に正会員となる意思をもって、個人がロータリークラブやロータリークラブ会員、そしてロータリーのプログラムやプロジェクトをよく知り、またそれらと関係を持つことを認め、更にその会員資格を認めるために、準会員の試験的プログラムを2011年7月1日から2017年6月30日までの期間実行することを決定した。
  4. 法人会員の試験的プロジェクト(Corporate Member Pilot Project)
    RI理事会は、2011年7月1日から2017年6月30日までの期間、クラブの所在地域にある法人や企業が定められた入会承認手続を通じて、ロータリークラブの会員となることを認める法人会員試験的プロジェクトを実施する。これらの法人や企業は、ク ラブ例会に出席する人を最高4名迄指名し、プロジェクトへの参加、クラブの諸議題への投票を行い、クラブ役員やクラブ委員会のメンバーとしての任務に就くことができる。
  5. 革新性と柔軟性のあるクラブの試験的プロジェクト
    (Innovative and Flexible Rotary Pilot Project)

    RI理事会は、2011年7月1日から2017年6月30日までの期間、クラブ会員のニーズや地域のニーズにより適したものとするためクラブ運営を独自に決定することを認める、革新性と柔軟性のあるロータリークラブ試験的プロジェクトを実施する。
  6. 衛星クラブの試験的プログラム(Satellite Club Pilot Program)
    RI理事会は、2011年7月1日から2017年6月30日までの期間、参加クラブは異なる曜日や場所、時間を設定して、1週間に複数の例会を行うことができる衛星クラ ブ試験的プログラムのガイドラインを策定した。

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支出

Expenditures

いかなる目的のためであっても、ある支出が、予算で定められた額を超える場合、事前にRI理事会の承認を得ない限り、それを支出してはならない。ある費目が特定の目的のために予算に含まれている場合(例えばガバナーエレクトの国際協議会への出席経費など)、RI理事会の事前の承認なしに、ほかの目的に流用してはならない。

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支持の禁止

No Endorsements

本クラブは、公職に対するいかなる候補者も支持または推薦してはならない。またいかなる クラブ会合においても、かかる候補者の長所または短所を討議してはならない。
(標準クラブ定款第16条第2節)

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七曜倶楽部

1939年7月RI理事会は日満ロータリー連合会の設立を認めたが、その頃から、ロータリアンの涙ぐましい努力にもかかわらず、ロータリーに対する、アメリカのスパイとかフリーメーソンといった批判はますます激しさを増し、解散を真剣に考える倶楽部もでて、倶楽部間の調整が取れない状態となってきた。日満ロータリー連合会は倶楽部存続の決議をしたが、静岡を皮切りに次々と解散が続き、東京ロータリークラブも9月11日に解散を決定した。同日、日満連合会は会合を開き、既に大阪で作られていた定款を基に協議、9月25日新定款を採択、この会の名称を「七曜倶楽部連合会」とした。各クラブは七曜倶楽部と名を変えて、従来のロータリークラブから離脱したにもかかわらず、その活動が実質的に継続されたことは驚異に値する事実である。戦前の日本のロータリアンの心にロータリーの理念が完全に理解されていたが故、組織がなくなっても、運動自体は何等変わることなく継続されていたのである。

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執行委員会(RI)

Executive Committee

理事会は、職権上の委員を含め5名以上7名以下の委員により構成される執行委員会を任命することができる。執行委員会は、事務総長の業績の評価を少なくとも年に1度理事会に報告する。理事会は、この執行委員会に、理事会の会合と会合との中間期間中、理事会に代わって決定を行う権限を委任することができる。このような権限は、既にRIの方針が確立されている事項に限られる。執行委員会は、理事会によって定められ、本節の規定に反しない職務権限によってその任務を遂行するものとする。
(RI細則5.070.)

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疾病予防と治療月間

Disease Prevention and Treatment Month

 付録・「ロータリーの特別行事」を参照。(P733)

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使途指定寄付

Restricted Giving

(ロータリー情報ハンドブック2017 P368,370)

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使途推奨冠名基金(DAF)

Donor Advised Fund

(ロータリー情報ハンドブック2017 P370-371)

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指導者研修サイクル

Leadership Training Cycle

 指導者育成研修の望ましい順序は、次の通りである。(適切であれば、合同会議も可)
  • ロータリー研究会に付随して開催されるガバナーエレクト研修セミナー
  • 国際協議会
  • 地区チーム研修セミナー
  • 会長エレクト研修セミナー(PETS)
  • 地区研修・協議会
  • 地区指導者育成セミナー
  • 地区公共イメージセミナー(新設)
(ロータリー章典19.040.1.)

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指名された人

Nominee

 次次期会長に指名された人を会長ノミニーといい、次次期ガバナーに指名されたロータリアンをガバナーノミニーという。ガバナーの場合、ガバナーノミニー・デジグネートを経てガバナーノミニーとなる。

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諮問委員会

Advisory Council of Past Governors

「元ガバナーからなる諮問委員会」を参照。

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社会奉仕

Community Service

社会奉仕は、クラブの所在地域または行政区域内に住む人々の生活の質を高めるために、時には他と協力しながら、会員が行うさまざまな取組から成るものである。
(標準クラブ定款第6条)

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社会奉仕活動に対する方針

Policy Toward Community Service Activities

社会奉仕に対するロータリーの方針は、1923年国際大会で採択され、以後の国際大会で改正された決議23-34に述べられている。

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社会奉仕活動のクラブによる推進

Club Promotion of Community Service Activities

ロータリークラブは、毎年、地域社会内のクラブの活動に関して一般の人々の認識を高めるために、適切な予算の一部を配分するよう奨励されている。ロータリークラブはまた、クラブの名称と徽章を使い、クラブの社会奉仕活動に関して一般の人々に永続的に認識してもらうことを通じて、ロータリーの公共イメージを向上するよう奨励されている。ロータリークラブは、他団体とその運動に対する財政的貢献および奉仕による貢献について、一般の人々からの末永く適切に評価されるよう努めることが奨励されている。
(ロータリー章典9.010.2.)

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社会奉仕に関する1923年の声明

1923 Statement on Community Service

ロータリー資料1・歴史的文書・「決議23-34」を参照。(P551)

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社会奉仕に関する1992年の声明

1992 Statement on Community Service

ロータリー資料1・歴史的文書・「社会奉仕に関する1992年の声明」を参照。(P568-570)

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車両のナンバープレート、切手、コイン

License Plates, Stamps, and Coins

理事会は、広報および(適切な場合は)慈善目的の募金の方法として、ロータリーの名称と徽章の付いた車両ナンバープレート、切手、鋳造貨幣を提供すべく政府の交付機関と協力することを望むロータリークラブと地区のための方針を定めた。このようなプロジェクトは、理事会が定めた基準に沿っていることを前提に、RI免許契約の徽章使用料を免除される。詳細は、RI免許業務課(RILicensingServices@rotary.org)に連絡すること。
(ロータリー章典34.070.3.、34.070.4.)

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終結-理事会による最終決定

Termination-Board Action Final

もしクラブに対する提訴も行われず、仲裁も要求されなかった場合は、理事会の決定は最終決定となる。

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収入(RI)

Revenue

RIの主な収入源は、加盟クラブの人頭分担金、国際大会および会議の登録料、世界本部建物のテナントからの貸料、出版物の売り上げ、雑誌の購読料と広告料、免許料と徽章使用料、投資における利子、配当、投資市場の所得と損失である。

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祝詞および祈祷

Invocation and Prayers

世界中のロータリークラブには、さまざまに異なる宗教的信仰あるいは価値観をもち、人類への奉仕の下に結束している会員がいる。各ロータリークラブは、寛容というロータリーの基本原則に立ち、ロータリアン共通の奉仕の理念とプロジェクトを強調するような形で、良識を働かせて例会を行う。
(ロータリー章典7.020.)

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出席

Attendance

一般規定(General Provisions)
各会員は本クラブの例会、あるいは細則により定められている場合には衛星クラブの例会に出席し、本クラブの奉仕プロジェクトおよびその他の行事や活動に参加するべきものとする。
会員が、ある例会に出席したものとみなされるには、その例会時間の少なくとも60%に直接出席またはオンライン接続を使用して出席するか、または、会合出席中に不意にその場を去らなければならなくなった場合、その後のその行為が妥当であるとクラブ理事会が認める理由を提示するか、または、クラブのウェブサイトに例会が掲載されてから1週間以内にその例会に参加するか、または、次のような方法で欠席をメークアップしなければならない。

(a)例会の前後14日間。例会の定例の時の前14日または後14日以内に、
  1. 他のロータリークラブ、他のロータリークラブの衛星クラブ、または仮クラブの いずれかの例会の少なくとも60%に出席すること。または、
  2. ローターアクトクラブ、インターアクトクラブ、ロータリー地域社会共同隊、ロータリー親睦活動、あるいは仮ローターアクトクラブ、仮インターアクトクラブ、 仮ロータリー地域社会共同隊、仮ロータリー親睦活動の例会に出席すること。ま たは、
  3. RI国際大会、規定審議会、国際協議会、RI元ならびに現役員のためのロータリー 研究会、RI元、現ならびに次期役員のためのロータリー研究会または、RI理事 会またはRI理事会を代行するRI会長の承認を得て招集された他の会合、ロータ リー合同ゾーン大会、RIの委員会会合、ロータリー地区大会、ロータリー地区研 修・協議会、RI理事会の指示の下に開催された地区会合、地区ガバナーの指示の 下に開催された地区委員会、または正式に公表されたロータリークラブの都市連 合会に出席すること。または、
  4. 他クラブまたは他クラブの衛星クラブの例会に出席の目的をもってそのクラブの例会定刻に定例会場に赴いたとき、当該クラブが、定例の時間または場所において例会を開いていなかった場合。または、
  5. 理事会承認のクラブの奉仕プロジェクトまたはクラブが提唱した地域社会の行事や会合に出席すること。または、
  6. 理事会の会合、または理事会が承認した場合、選任された奉仕委員会の会合に出席すること。または、
  7. クラブのウェブサイトを通じて、平均30分の参加が義務づけられた相互参加型 の活動に参加すること。
会員が14日以上にわたり海外で旅行している場合、会員が旅行中他国で他クラブあるいは衛星クラブの例会に出席するならば、メークアップの期間に拘束されない。このような出席は、会員の海外旅行中欠席した例会のメークアップとして有効とみなされる。

(b)例会時において、例会のときに、
  1. 標準クラブ定款第12条(出席)第1節(a)項(3)に挙げた会合の一つに出席する為、適切な直行日程による往復の途次にある場合。または、
  2. RIの役員、委員、ロータリー財団管理委員がロータリーの職務に携わっている場 合。または、
  3. 地区ガバナーの特別代表として、新クラブ結成中、ロータリーの職務に携わっている場合。または、
  4. RIに雇用されている者が、ロータリーの職務に携わっている場合。または、
  5. メークアップすることができないような僻遠の地で、地区、RI、またはロータリー財団の提唱する奉仕プロジェクトに直接かつ積極的に従事している場合。または、
  6. 理事会が正当に承認したロータリー職務に従事していて、例会に出席できない場合。
転勤による長期の欠席(Extended Absence on Outposted Assignment)
会員が転勤先で長期にわたって実際に業務に従事している場合、会員の所属クラブと転勤先の指定クラブ間の合意があれば、会員は、転勤先における指定クラブの例会への出席が所属クラブの出席の代わりとなる。

出席規定の免除(Excused Absences)
次のような場合、出席規定の適用は免除されるものとする。
  • 理事会の承認する条件と事情による欠席の場合、理事会は、正当かつ十分な理由による会員の欠席を認める権限を持つ。このような出席規定の適用の免除は、最長12カ月間までとする。ただし、健康上の理由あるいは子どもの誕生、養子縁組あるいは里親になることにより12カ月間を超えて欠席となる場合は、理事会が改めて、当初の12カ月の後に、さらに一定期間の欠席を認めることができる。
  • 一つまたは複数のロータリークラブのロータリー歴と会員の年齢の合計が85年以上であり、一つまたは複数のクラブで少なくとも20年の会員歴があり、さらに出席規定の適用を免除されたい希望を、書面をもって、クラブ幹事に通告し、理事会が承認した場合。
RI役員の欠席(RI Officer's Absences)
 会員が現役のRI役員または現役のRI役員の配偶者/パートナーである場合、その会員に対する出席規定の適用は免除されるものとする。

出席の記録(Attendance Records)
標準クラブ定款第12条第3節(a)(出席規定の免除)の下に、出席規定の適用を免除された会員がクラブ例会欠席した場合、その会員と会員の欠席は、出席記録に含まれないものとする。第3節(b)の(出席規定の免除)または第4節(RI役員の欠席)の下に出席規定の適用を免 除された会員がクラブ例会に出席した場合、その会員と会員の出席は、本クラブの出席率の算出に使う会員数と出席者数に含まれるものとする。
(標準クラブ定款第12条)

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出席委員会

Attendance Committee

この委員会は、すべてのクラブの会員があらゆるロータリーの会合に出席すること―これは、地区大会、都市連合会、地域大会および国際大会への出席も含まれる―を奨励する方法を考案するものとする。
この委員会は特に本クラブの例会への出席と、本クラブの例会に出席できない場合の他クラブ例会への出席とを奨励し、全会員に出席規定を周知せしめ、出席をよくするためのより良き奨励策を講じ、そして出席不良の原因となる諸事項を確かめてこれを辞去することに努めるものとする。

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出席義務

Absence

ロータリアンの三大義務として、会費の納入、ロータリー雑誌の購読、そして例会出席がある。 出席の要件は標準クラブ定款第12条(出席)と第15条第4節(会員身分の存続・終結-欠席)に規定されている。例会への出席が大切にされるロータリーでは、どうしても仕事の都合で出席できないときは、メークアップ制度を利用する。

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出席クレジット

Attendance Credit

理事会は、標準クラブ定款第12条第1節(a)(3)(一般規定)を会員が地区大会などのRI会合に1日出席するごとに1回分の例会出席を果たしたと認めるものであると解釈する。ただし、例会出席の代わりとなる会合の日が、通常メークアップが認められている期間内に当たることを条件とする。

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出席の意義

Value of Regular Attendance

出席はロータリーの特色の一つで、会員の資格条件になっている。クラブ例会に規則正しく出席することは入会の時受け入れた最も基本的な重要な責務である。自分のクラブに対し行う出席という最小限の奉仕であり、さらにその出席率のより高い理想に向かって努力することをロータリーは求めている。

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出版物

Publications

国際ロータリーは、ロータリーの理念と使命を推進することを目的に、9カ国語で、出版物(印刷物、視聴覚資料、電子出版物)を発行する。ロータリー出版物の内容とデザインは、それを 出版する組織の最高役員にあたるクラブ会長、ガバナー、あるいは親睦活動委員長のいずれかの指示の下に行われ、現在適用されているRIの方針、特にロータリーの標章の使用と配布の禁止に関する方針に準拠したものでなければならない。RIは、RI以外の出版物の内容に対し、一切責任を負うことはない。
(ロータリー章典52.020.1.)

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出版物とマルチメディアの資料

Publications and Multimedia Resources

RIは、特定の事柄やプログラムを取り扱った各種出版物やマルチメディアの資料(ビデオ、DVD、CD)を発行している。完全なリストはロータリーショップのサイト(shop.royary. org)を訪れるか、「RIカタログ」(019)を参照。このリストには、各種書式、事務用品、マ ルチメディア資料、それぞれの価格も掲載されている。出版物は、RIの世界本部または国際事務局から入手できる。
RI理事会または国際大会の決定によって特に発行が認められている出版物やマルチメディア資料を除き、事務総長が新しい資料をいつ、どの言語で発行するか、出版物やマルチメディア資料をいつ廃刊にするかを決定する権限を有する。
(ロータリー章典31.080.2.)

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Awards

賞の授与は、クラブと地区が奉仕活動に力を尽くしたロータリアンやその他の人々を表彰、激励し、その意欲を高める機会となるものである。多種多様な賞があるため、ガバナーは、各賞についての周知や候補者の推薦を担当する委員会を任命することができる。
ロータリアンを対象とした賞は以下の通りである。
  • 奉仕部門功労者賞
  • クラブ・ビルダー賞
  • ロータリー財団功労表彰状
  • ロータリー財団特別功労賞
  • ロータリー財団地区奉仕賞
  • 超我の奉仕賞
  • ポリオのない世界を目指す奉仕賞
  • 職業奉仕リーダーシップ賞
クラブを対象とした賞は以下の通りである。
  • 会長賞
  • 小規模クラブ会員増加の表彰
  • 意義ある業績賞
その他の表彰
  • 家族および地域社会奉仕賞
  • ローターアクトクラブとインターアクトクラブのための会長賞
  • ロータリアン配偶者/パートナーサービス賞
  • 卓越したローターアクト・プロジェクト賞
  • ロータリー最優秀学友会賞
  • ロータリー学友世界奉仕賞
  • RI栄誉賞
  • 世界インターアクト週間の表彰
  • 世界ローターアクト週間の表彰
各賞・表彰に関する情報(推薦書式、推薦締切日、資格要件など)は、www.rotary.org を参照。

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障害をもつ青少年

Youth with Disabilities

青少年プロジェクトに障害者を参加させるべきである。ロータリークラブと地区は障害者への奉仕経験を持つ既存団体に接触し、あらゆる援助を与えるべきである。長期・短期交換への参加を障害者に奨励し、援助する責任者として、地区青少年交換委員会委員1名を任命することを、RI理事会はガバナーに推奨している。

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職業

Vocation

Vocation(職業)という言葉は社会人の「定職、稼業、事業、専門職務、あるいは業務」を 指すものである。ロータリーは、職業奉仕という言葉を使用するに当たって、Service(奉仕)という文字をその一番広い意味で使っており、単に事業あるいは専門職務における取引行為や販売された商品を指すのみでなく、相手のニーズと境遇に対して正当な考慮を払い、他人に対しいつも思いやりの心を持つことも指しているのである。

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職業研修チーム(VTT)

Vocational Training Team

海外で専門職業に従事する人たちに研修を提供したり、研修を受けるためにチームが海外に赴いたりできるのが職業研修チーム(VTT)である。
職業研修チームは、地区補助金とグローバル補助金の補助金で実施できる。グローバル補助金での職業研修チームの場合、研修内容がロータリーの重点分野に関連していることが条件となる。
さらに、チーム構成は、3つの利用する補助金により異なり、グローバル補助金の場合では該当する重点分野において最低2年の職歴を有する少なくとも2名のメンバー(ロータリアン であるなしを問わない)と、重点分野に関する専門知識、国際経験、一般的なロータリーの知識を有するロータリアンのチームリーダー1名で構成。ただし、事情によっては、ロータリアンではない人がチームリーダーとなることを財団が許可する場合もある。参加者の年齢制限なし。

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職業指導

Vocational Guidance

青少年の職業選択を援助する活動は、クラブの職業奉仕委員会活動の一つである。クラブは青少年奉仕委員会の協力の下に、とりわけ青少年の職業選択を援助する活動を進めるため、職業奉仕委員会の中に「就職相談」小委員会を設置してもよい。
職業指導は一般論としてはない。また、就職相談小委員会という組織は、CLP、DLPへの移行では制度としてはない。

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職業分類

Classifications

本項に従わない規定または要件を細則に含めることができる。そのような規定または要件は 本項の規定または要件に優先するものとする。

◎一般規定(General Provisions)
主な活動(Principal Activity)
各会員は、その事業、専門職務、または社会奉仕の種類に従って分類されるものとする。職業分類は本人の所属する会社、企業、団体の主要かつ一般世間がそのように認めている事業活動を示すものか、本人の主たるかつまた一般世間がそのように認めている事業または専門職務を示すものか、本人の社会奉仕活動の種類を示すものでなければならない。

是正または修正(Correction or Adjustment)
理事会は、正当な理由がある場合、在籍中の会員の職業分類を是正または修正することができる。是正または修正の提案については、当該会員に対して然るべき予告が与えられ、その会 員には、これに対して聴聞の機会が与えられなければならない。

◎制限(Limitations)
5名またはそれ以上の正会員がいる職業分類からは、正会員を選出してはならない。ただし、会員数が51名以上のクラブの場合は、同一職業分類に属する正会員がクラブ正会員の10%より多くならない限り、その職業分類の下に正会員を選出することができる。引退した会員は、その職業分類に属する会員総数に含めてはならない。選出によってクラブ会員数が職業分類の 制限を一時的に超えることになっても、クラブの移籍会員または元クラブ会員、あるいはRI理 事会によって定義されたローターアクターおよびロータリー学友の職業分類は、正会員に選出されることを妨げるものであってはならない。会員が職業分類を変更した場合、クラブは、これらの制限にかかわらず、同会員の会員身分を新しい職業分類の下で継続することができる。
(標準クラブ定款第11条)

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職業分類委員会

Classifications Committee

毎年できるだけ早く、遅くとも8月31日以前にその地域社会の職業分類調査を行わなければならない。その調査から、職業分類の原則を適用し充填未充填職業分類表を作成しなければならない。必要な場合は本クラブの現会員の持っている職業分類を再検討しなければならない。そして、あらゆる職業分類の問題について理事会と協議しなければならない。

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職業分類および会員に関する一般原則

General Classification and Membership Principles

クラブは職業分類の慣行を慎重に考慮し、現在の事業、専門職務および社会奉仕の環境に合わせるために必要な場合は、職業分類に拡大解釈を適用すべきである。
(ロータリー章典4.030.)

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職業分類調査

Classification Survey

クラブがさらに発展できる分野を見極めるために、職業分類のリストを活用できる。クラブは、地元地域の現在の職種構成を反映させた職業分類調査を行うべきである。
(ロータリー章典4.050.)
クラブの会員状況を分析評価するための各種資料を、www.rotary.orgから入手できる。

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職業分類の貸与

Loaning Classifications

特定の職業分類の下に会員となるには、商業、工業、専門職務または団体にかかわる活動の少なくとも60%を、当該職業分類となっている活動に捧げており、かつ当人が主として当該事業または専門職務活動に従事していることがその地域において一般から認められていなければならない。各クラブはこのような規定を採用するように勧告されている。

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職業分類表

Classification Roster

クラブが所在する地域社会にある職業分類がすべて記載された一覧表で、クラブで既に充填されている職業分類と、未充填の職業分類を示すもの。

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職業奉仕

Vocational Service

職業奉仕は、事業および専門職務の道徳的水準を高め、品位ある業務はすべて尊重されるべきであるという認識を深め、あらゆる職業に携わる中で奉仕の理念を実践していくという目的を持つものである。会員の役割には、ロータリーの理念に従って自分自身を律し、事業を行うこと、そして自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てるために、クラブが開発したプロジェクトに応えることが含まれる。
(標準クラブ定款第6条)

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職業奉仕委員会

Vocational Service Committee

クラブ会員が、その職業関係における諸責務を遂行し、各会員それぞれの職業における慣行の一般水準を引き上げるうえに役立つ指導と援助を与えるような方策を考案しこれを実施するものとする。

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職業奉仕活動

Vocational Service Activities

合同で着手すれば、より実り多き成果をあげられると思われる奉仕プロジェクトを、適切であれば、開発する。このようなプロジェクトには次のものが含まれるであろう:従業員研修、引退後の奉仕の機会、識字率の向上、職場の薬物乱用防止と治療、職業相談、職業活動表彰プログラム。
職業奉仕の範囲は、クラブとロータリアンの創意によって、無限に広がる。ロータリアンは、自己の職業に基づいてクラブで職業分類されているのであるから、職業奉仕は、すべてのロータリープログラムを遂行する上で不可欠な要素である。その影響は、他の奉仕部門に及ぶ。

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職業奉仕月間

Vocation Service Month

付録・「ロータリーの特別行事」を参照。(P734)

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職業奉仕に関するキーとなる言葉

Key Messages on Vocational Service

ロータリー資料1・「職業奉仕のキーとなる言葉」を参照。(P576)

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職業奉仕に関する声明

Statement on Vocational Service

ロータリー資料1・「職業奉仕に関する声明」を参照。(P563)

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職業奉仕の新方針

New Plan for Vocational Service

職業奉仕は長年会員個人の責任において実践すべきものとされてきた。1987-'88年度にRI理事会はこれを改め「職業奉仕はクラブと会員双方の責務である」と声明、職業奉仕実践のためクラブと会員の役割を明らかにした。これが職業奉仕の新方針といわれる。

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職業奉仕リーダーシップ賞

Vocational Service Leadership Award

付録・「ロータリーの各種賞・表彰」を参照。(P739)

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食事を伴わないクラブ例会

Club Meetings Without Meals

クラブの例会は、食事を伴うことが義務付けられておらず、よって個々のロータリアンの費用を抑えることができる。

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諸問題に対する声明

Statements on Issues

ロータリーには世界中からさまざまな政治的見解を持つ個人が含まれるため、国際ロータリーは、政治的主題に関していかなる団体活動あるいは団体としての意見の表明も行われないものとする。
(ロータリー章典26.020.)
世界中のロータリークラブの連合体として、RIは、中立的な立場を保持し、特定の事柄に関して、自らの立場について公式の声明を発表しない。ロータリーが平和と人道的活動における献身を最大限に示すことができるのは、組織体による表明ではなく、個々のロータリークラブによる奉仕活動を通じてである。
ロータリーは特定の宗教とは関係のない組織である。多くのロータリアンが個人でそれぞれの信仰をもっているが、ロータリーは特定の信仰に基づいて創設された組織ではない。
(ロータリー章典26.030.)

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資料配布

Circularization

ロータリークラブへの配布が許される限定条件は以下の通りである。
  • 他クラブまたは他クラブの会員の協力を積極的に要請しようとするロータリークラブは、まず、その目的と計画をそれぞれ関係する地域のガバナーに提出し、承認を得なければならない。これは、あるクラブが、二つ以上のロータリークラブ、あるいは二つ以上のクラブの会員の協力を要請しようとする場合にのみ適用される。相手が自発的に選択したコミュニケーション手段(Opt-in communication choices)を用いた、積極的ではない方法(ウェブサイトやソーシャルメディアなど)を通じて協力を要請するクラブには、この方針は適用されない。
    (ロータリー章典11.010.1.)
  • このような活動を行うロータリークラブは、関係するロータリークラブの名称がわかるよう適切な表示や字句を含め、ロータリーの標章の使用に関するRIの方針に従わなければならない。
    (ロータリー章典11.010.2.、33.020.)
  • いかなるクラブも、まずRI理事会の承認を受けるまでは、ほかのロータリークラブ、あるいは自クラブの会員以外のロータリアンに資金の援助あるいは営利目的の事業への参加を求めてはならない。
    (ロータリー章典11.010.3.、33.020.)
  • 事務総長は、許可されていない積極的な懇請活動が行われている地区のガバナーに対し、このような活動を止めさせるための措置を取るよう求めるものとする。引き続き本方針が守られない場合には、クラブの終結も含め、懲戒処分が取られる可能性も考慮に入れた上で、RI理事会へ報告される。
    (ロータリー章典11.010.4.)
一般の人々に対する懇請を行う目的で、商業的な電話勧誘販売、ウェブホスティング、またはEメールの会社を代行として使うことを望むロータリークラブと地区は、まず、関係地域のガバナーにその目的と計画を提出して承認を得た上で、資料配布に関する現行のロータリーの方針を順守し、関係するロータリー組織の適切な表示や字句を含めなければならない。
(ロータリー章典11.010.5.)
RIの「公式名簿」は、配布目的のために、ロータリアンまたはクラブや地区に提供してはならない。
(ロータリー章典11.010.6.)
クラブや地区の名簿には、ロータリアン以外の人に配布するものではないこと、また営利目的の郵送名簿としても使用してはならない旨の注意書きを含めなければならない。
(ロータリー章典11.010.7.)

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新会員の参加

Involvement of New Members

クラブは、すべての新会員に対し、クラブ協議会や地区大会を含め、クラブと地区の行事に出席するよう奨励すべきである。クラブはまた、可能な限り、新会員をクラブ委員会に配属すべきである。
(ロータリー章典5.020.1.)

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新会員のためのオリエンテーション

New Member Orientation

地区は、独立した行事として、および/または地区研修・協議会や地区大会の一部として、新会員のためのオリエンテーションを適時に実施するよう奨励されている。新会員のメンターもしくは推薦者がオリエンテーションに出席すべきである。地区レベルのオリエンテーションプログラムが行われるからと言って、新会員のためのオリエンテーションを提供するというクラブの義務を免れるわけではない。

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新会員の入会式

Induction of New Members

クラブは、新会員を迎え入れるために入会式を開く。
各クラブは、独自に、意義深い入会式の手続を定める。入会式に関する情報は、「クラブ会長要覧」(222)を参照。
クラブはまた、ロータリアンとなることの恩恵と責務について、入会前にロータリアン候補者を教育することを目的とした、充実した会員情報プログラムを開発するよう奨励されている。情報提供、推薦、入会という3段階に関する情報は、ロータリーのウェブサイト(www. rotary.org/myrotary/ja)に掲載されている。

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新加盟クラブ

New Admitted Clubs

5月15日またはそれ以前に新たに加盟したクラブに限り、7月1日における会員数を証明し、その日付における人頭分担金を支払うものとする。同様に、11月15日またはそれ以前に加盟した新クラブに限り、1月1日における会員数を証明し、その日付における人頭分担金を支払うよう要請される。

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審議会代表議員の氏名の公表

Publication of Representatives to Council Meeting

各審議会招集の少なくとも30日前までに、事務総長は、ガバナーから報告を受けている審議会代表議員の氏名を代表議員に公表しなければならない。
(RI細則9.090.2.)

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審議会地区代表議員の任務

Responsibilities of Representatives

代表議員は、次の任務を有するものとする。
  • クラブが立法案を提出する場合、その作成を援助すること。
  • 地区大会およびその他の地区の会合で、立法案と決議案を討議すること。
  • 地区内のロータリアンの意向をよく知っておくこと。
  • 審議会に提出された立法案と決議案のすべてに批判的検討を加え、審議会に、それらの見解を的確に伝えること。
  • RIの公正な立法当務者として行動すること。
  • 審議会の会議に、会期の全部を通じ、出席すること。
  • 決議審議会に参加すること。
  • 審議会終了後、地区内の各クラブに、審議会の審議に関する報告をすること。
  • 地区内クラブが今後の規定審議会へ提出する立法案を作成するのを援助するために、いつでも地区内クラブの相談にのること。
(RI細則9.030.)

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審議会手続

Procedures of the Councils

会議運営手続規則(Rules of Procedure)
RI細則9.140.(審議会運営委員会、定款細則委員会の任務)の規定に従って、規定審議会はその都度、議事の運営に必要と考える手続規則を採用できるものとする。かかる規則は本細則に沿ったものでなければならず、次の規定審議会で変更されるまで有効とされるものとする。各決議審議会は、審議会運営委員会により採択された会議運営手続規則に従って実施されるものとする。
(RI細則9.130.1.)

異議の申し立て(Appeal)
議長の如何なる裁定にも規定審議会に異議を申し立てることができる。議長の決定を覆すためには規定審議会の過半数の投票が必要とされる。
(RI細則9.130.2.)

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審議会の会議

Meetings of the Council

規定審議会は3年に1度、4月、5月または6月、できれば4月に招集されるものとする。
RI理事会が審議会の日を決める。財政的その他のやむを得ざる理由により理事会の3分の2の賛成票で、別段の決定をした場合を除き、審議会はRI世界本部の近辺にて開催される。

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審議会の決定

Action of the Council

議長の報告(Report of the Chairman)
審議会議長は、審議会終了後10日以内に、規定審議会と決議審議会の決定に関する詳細な報告を事務総長に提出しなければならない。
(RI細則9.150.1.)

事務総長の報告(Report of the General Secretary)
事務総長は、各クラブの幹事に対し、規定審議会と決議審議会が採択した立法案または決議のすべてについて、審議会の行った決定に関する報告書を審議会閉会後2カ月以内に送付するものとする。報告書には、規定審議会の行った決定に対し、反対の意思を表示しようとするクラブのために、その表示に用いる書式を添付しなければならない。
(RI細則9.150.2.)

審議会の決定に関する反対(Opposition to Council Action)
立法案の採択に関する規定審議会の決定に対して反対の意思を表示したクラブからの書式は、クラブ会長が証明しなければならず、かつ、事務総長の報告に明記されている期日までに事務総長のもとに届くように提出されなければならない。その期日は事務総長の報告の郵送後少なくとも2カ月後とする。事務総長は、規定審議会の決定に対して反対の意思を表示したクラブからの正規に提出されたすべての書式を調べ、表にするものとする。
(RI細則9.150.3.)

審議会の決定の一時保留(Suspension of Council Action)
立法案に関する審議会決定は、クラブの有効投票の少なくとも5%に相当するクラブが反対の意思表示をした場合、その効力は一時保留されるものとする。
(RI細則9.150.4.)

郵便投票によるクラブの投票(Vote by Clubs Through Ballot-by-Mail)
承認された立法案の1件または数件が、クラブの反対のために、一時保留とされた場合、事務総長は、その一時保留後、1か月以内に、投票用紙を作成し、各クラブの幹事に配布するものとする。投票は一時保留とされた立法案について審議会決定に賛成するか否かという質問を 提起するものとする。各クラブは、少なくとも1票を投じる権利を有する。会員数25名を超えるクラブは、25名ごとに1票、または端数が13名以上の場合、さらに1票の割合で投票権を有するものとする。この会員数は、審議会閉会に先立つ、直前のクラブ請求書の期日におけるクラブの会員数に基づくものとする。ただし、RIの加盟会員としての資格が停止されているいかなるクラブも、投票に参加する権利が無いものとする。クラブの投票は、クラブ会長の認証を要するものとし、かつ、事務総長の報告に明記されている期日までに事務総長のもとに届くように提出されなければならない。その期日は、投票用紙郵送後少なくとも2カ月後とする。
(RI細則9.150.5.)

投票委員会の会合(Balloting Committee Meeting)
会長が投票委員会を任命するものとする。投票委員会は、会長の決定する時と場所において会合し、投票用紙を審査し、これを数えるものとする。一時保留とされた立法案に関するクラブの投票は、投票用紙を受理した最後の日から2週間以内に投票委員会が集計するものとする。投票委員会は、委員会閉会の後5日以内に事務総長に投票結果を証明するものとする。
(RI細則9.150.6.)

投票結果(Results of Balloting)
クラブが投じうる投票数の過半数が規定審議会の決定に反対した場合、このような立法案件に関する審議会決定は一時保留の日より無効とされる。しかし、その他の場合については、一時保留とされた決定は、一時保留がなかったものとして復活するものとする。
(RI細則9.150.7.)

審議会決定の発効日(Effective Date of Council Action)
各立法案について規定審議会または決議審議会の行った決定はRI細則9.150.4.(審議会の決定の一時保留)の下にクラブ決定により一時保留とされない限り、審議会閉会直後の7月1日にその効力を生じるものとする。
(RI細則9.150.8.)

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審議会の定足数

Quorum for the Council

投票権を有する各審議会の議員の2分の1を定足数とする。投票権を有する各議員は、投票に付せられた各案件につき1票のみを投じる権利を有する。審議会においては、委任状による代理者の投票を認めないものとする。
(RI細則9.120.)

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審議会の臨時会合

Extraordinary Meeting of the Council

通知(Notice)
審議会の臨時会合はRI定款第10条第5節(立法案を採択するための臨時会合)に従い、理事会が招集することができる。臨時会合とそこで審議する立法案の通知は、開催予定日の60日前までにガバナーに郵送されるものとする。ガバナーは、直ちに地区内クラブに知らせた上、地区の代表者として審議会に派遣するロータリアンの氏名をできるだけ早く事務総長に報告するものとする。
(RI細則9.170.1.)

制定案の採択(Adoption of Enactments)
規定審議会の臨時会合で制定案を採択するには、出席し、投票した人の3分の2の賛成投票が必要とされるものとする。
(RI細則9.170.2.)

手続(Procedures)
通常の規定審議会のために定められた手続が、臨時会合にも適用される。ただし、次の二つは例外とされる。
(RI細則9.170.3.)

決定の報告(Report of Action)
RI細則9.150.2.(事務総長の報告)に規定される決定の報告は、臨時会合終了後15日以内に、各クラブに送付するものとする。
(RI細則9,170.3.1.)

決定に対する反対の意思表示(Opposition to Action)
クラブが規定審議会臨時会合の決定に反対するには、報告がクラブに送付されてから、2カ月以内にその意思表示をしなければならない。
(RI細則9.170.3.2.)

決定の発効日(Effective Date of Action)
クラブがこのような決定に反対の意思表示をする投票が、所定数、提出されなかった場合、規定審議会の臨時会合の決定は、事務総長がクラブに審議会の報告を送付してから2カ月後に効力を発するものとする。クラブの所定数が反対の意思表示した場合、その決定は、RI細則9.150.(審議会の決定)の規定にできる限り沿って、郵便投票にかけられるものとする。
(RI細則9.170.4.)

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新クラブ

New Clubs

クラブの結成(Formation of Clubs)
新クラブを結成するとき、会員組織が主に、事業または専門職務に携わる人または地域社会のリーダーで、できれば所在地域で生まれ育った人、またはその地域の永久的な定住者、あるいはその地域で事業や専門職務を営む人々によって会員組織を成り立たせることのできる場所でなければならない

新クラブ結成の要件(Requirements for Formation of a New Club)
ロータリーがクラブを承認する前に、新クラブ結成の申請書が受理、承認されていなければならない。

新クラブの名称(Name of New Club)
クラブの名称は、そのクラブの所在地域を示す名前を採用しなければならない。また、RIの承認を得ることを条件に、定款にその選択したクラブ名称を記載しなければならない。

地域社会からの創立会員(Charter Members from Local Community)
創立会員の少なくとも50%は、新クラブが設立される地域社会の出身者でなければならない。

創立会員名簿(Charter Membership List)
クラブの加盟申請書の一部としてRI理事会に提出された会員名簿が、クラブの完全な創立会員名簿とみなされる。申請に関するRI理事会の決定が行われるまでは、この名簿に載っている以外に新たに会員を入会させることはできない。

スポンサークラブの最低会員数
(Minimum Number of Members in Sponsor Club)

新しいクラブのスポンサーになろうとするクラブは、少なくとも20名の会員を有していなければならない。スポンサークラブが2つ以上ある場合、共同スポンサークラブのうち20名の会員を有することが義務付けられるのは、1つのクラブのみである。

新クラブの結成:費用(Formation of New Clubs : Cost)
新クラブは会員全てが、未納となっているすべてのRIと地区への人頭分担金を、外部からの援助なしに支払うことが可能であり、納入する能力があると委員会が認めた場合にのみ承認される。

新クラブの加盟金(Admission Fee for New Clubs)
新クラブは、RIが新クラブに対して加盟手続と支援業務を行うための費用を賄うために創立会員1人につき米貨15ドルの加盟金を支払うものとする。

加盟認証状伝達式(Charter Ceremony)
ガバナーあるいはガバナーの代理人が、クラブの正式な加盟認証状伝達式に出席するものとする。場合によっては、ガバナーの代わりに加盟認証状を伝達するよう、スポンサークラブのクラブアドバイザー、または他の会員に要請することができる。

偽造された会員リスト(Falsifi ed Membership List)
加盟を希望する新クラブが偽造された会員リストを提出した場合、事務総長は次の措置を取るものとする。
  • 新クラブの加盟を保留する。
  • 新クラブ会員リストのすべての氏名が照合確認されるまではクラブは加盟されず、将来同地区内の新クラブから提出される申請書類はすべて、そのロータリー年度を通じ、精密な調査の対象となることを地区ガバナーに通知する。
  • ずさんな会員リストを提出したことによって、ガバナーとしての任期終了後3年間はRIのいかなる任務に就くこともできないことを地区ガバナーに通知する。
(ロータリー章典18.020.)

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新クラブ結成推進委員会

New Club Development Committee

目的
新クラブ結成推進委員会は、ガバナーの監督の下、地区内に新クラブを結成する計画を立て、実行するものとする。委員長の席は、元地区ガバナーあるいは地区ガバナーノミニーに優先的に与えられるべきである。

委員のその他の資格
新クラブの結成に積極的に関与し成功をおさめた元地区ガバナーを優先すべきである。

任務および責務
  • 現在ロータリークラブは存在しないが、新クラブ結成の条件を備えている地域社会を探し出す。
  • 既存クラブによる地域社会への奉仕に影響を与えることなく、追加の新クラブを創設できる可能性のある地域社会を探し出す。
  • 新クラブの結成と設立を助ける。
その他の研修要件
委員長だけでなく、できるだけ多くの委員がロータリーコーディネーターの実施する適切な研修に出席すべきである。

委員長の任命
効果的にするために、地区新クラブ結成推進委員会はリーダーシップ継続性がなければならない。すなわち、委員会委員長は3年任期で任命され、任期を務めることになるガバナー、ガバナーエレクト、ガバナーノミニーの書類による承認によって確認することが条件となっている。3年任期のそれぞれの年度の地区ガバナーは(選ばれている場合)、委員長の選考に参加 するものとする。かかる選考は7月1日に就任する前年の12月31日までに実施され、RIに報告しなければならない。正当な理由の解任は、3年任期の残存年度に関係するすべてのガバ ナー(選ばれている場合)の事前承認を得なければならない。
(ロータリー章典17.030.2.のB.)

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新クラブのプログラム

Programs for New Club

ガバナーまたはクラブ結成者は、新クラブの最初の8週間ないし10週間までの例会プログラムを提供する責務がある。これは、誕生間もないクラブの世話をするスポンサークラブの義務を免除するものではない。

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新クラブへの激励

Encouragement to New Clubs

新クラブのRI加盟については、地区内の近隣のクラブおよびRIの元役員にこの旨を通知するとともに、元役員および近隣クラブ会員の訪問は、新クラブへの激励になると伝えるべきである。

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新世代とのロータリーパートナーシップの原則

Guiding Principles for Rotary's Partnership with New Generation

ロータリアンとして我々は
  • ロータリー新世代プログラムの参加者をロータリーの奉仕活動のフル・パートナーとして歓迎し、ロータリーの新世代プログラムを通じて指導者としてのスキルを発展させるように、青少年に積極的に協力するとともに進歩的に責任を持つこと
  • ローターアクトおよびインターアクトクラブと共に合同活動やプロジェクトを行うことを奨励する。
  • インターアクターまたローターアクターが、新世代プログラムの次のレベルやロータリーに発展するよう奨励、支援する。
  • ロータリー学友がロータリー会員になることを奨励、支援する。
  • 有能な若者が青少年交換、RYLA(ロータリー青少年指導者養成プログラム)に参加することを奨励し、インターアクトおよびローターアクト活動を支援し、ロータリー家族との連絡を保つこと。
  • 新世代プログラムの参加者を肉体的、性的、そして精神的な苦痛、虐待から守るため安全を確保する。
  • 新世代プログラムの成果の成功を測定評価し、プログラムの持続的な改善を図ることを奨励する。
  • 新世代プログラム参加者の経験を、関係の国際ロータリー委員会と共有するためにプログラム参加者を招待する。
  • 新世代プログラム参加者が地域社会や国際社会の中で彼らの経験を語ることを支援する。
  • 新世代プログラムの参加者と連絡を保ち、人生のあらゆるステージに於いて、彼らと意義あるロータリーでの経験をつなぐ架け橋となる。
新世代(新生児からヤングアダルトまでの全ての人)のニーズの多様性を認識しながら、彼らのより良い未来の為に新世代の生活技能を向上させることで、彼らを育てることがロータリアンの責務である。すべてのクラブおよび地区は、新世代の基本的なニーズ:すなわち健康や人間としての価値、教育、自己啓発をサポートするようなプロジェクトを実施することを奨励されている。
効果的な新世代パートナーシップの基本は、人道的奉仕の中の友情で、青少年とロータリアンが、一緒に並んで活動する機会の中にある。

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新世代プログラムのためのロータリーのビジョンと理念

Rotary's Vision and Philosophy for New Generations Programs

ロータリーの新世代プログラムは未来―すなわち、私たちの家族の未来、私たちの地域社会の未来、そしてロータリーの未来―に対する投資である。
以下のようなロータリーの新世代プログラムを通じて、ロータリアンは次の世代とロータリーの理念や伝統を分かち合う。
  • ロータリー家族の中の友愛
  • 地域社会や世界規模での奉仕
  • 地球上のすべての人々への理解、文化への理解そしてその生活様式に対する理解。これらは世界平和の基本となる
  • すべての価値ある職業に対する尊敬
  • 倫理的な意思決定の指針となる四つのテストの価値
  • 指導力を生かす機会として取り組み、ロータリーの未来に投資しているという意識を培う様々なプログラムや若い人たちの継続的に関係することによって、―世界の未来のリーダーたちの持つビジョンや希望や期待を通じて―ロータリーは私たちの未来をおぼろげに見ることができる。(垣間見ることができる)。

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新世代奉仕交換

New Generations Service Exchange

21~30歳までの青年は、個人でもグループでも、期間6カ月までの新世代奉仕交換に参加することができる。新世代奉仕交換は高い人道主義的および職業奉仕の構成要素が必要となる。
活動のスケジュールはホスト地区により計画されなければならない。それは主として、人と人の触れ合いと、ロータリー財団の6つの重点分野、職業奉仕(例えば職業開発やリーダーシップ研修)、あるいは新世代活動を含む地域の奉仕活動のうち一つ以上を支援する奉仕活動から構 成される。
ホスト地区は参加者のホストする準備や地域での移動手段を手配しなければならない。
地区は最適のホスト役の手配を見極めるために審査手続を行わなければならない。
適任の候補者は地域のロータリークラブや地区新世代委員長や派遣元の地区ガバナーによってスポンサーされなければならない。
現役のローターアクター、元インターアクター、元ローターアクター、RYLA参加者、元青少年交換学生などの参加申し込みは奨励されている。  参加者はロータリーの理念と奉仕に対して強いコミットメントを示すべきである。(ロータ リーの理念と奉仕に強い責任を持って関わることを明言すべきである)。
交換の移動方法、参加者の選択とオリエンテーション、資金調達と参加費用、更には交換参加者が参加する奉仕活動などに関して参加者の期待を調整するため、地区は交換パートナーとの合意を確立することが奨励されている。
新世代奉仕交換は相互的である必要はない。
(ロータリー章典8.060.)

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信任状

credentials certificate

地区の代表議員および補欠の選出を証明するためにガバナーが記入する文書。信任状の確認のために審議会で提示しなければならない。

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信任状委員会

Credentials Committee

規定審議会(Council on Legislation)
会長は、信任状委員会を任命しなければならない。信任状委員会は、規定審議会の開かれる 前に会合するものとする。この委員会は信任状を審査し、その査証をしなければならない。委 員会の決定はいかなる場合でも、規定審議会がこれを審査することができる。
(RI細則9.100.)

国際大会(Convention)
会長は、国際大会閉会までに信任状委員会を任命するものとする。同委員会は、5名より少ない委員会であってはならない。
(RI細則10.090.)

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親睦活動委員会

Fellowship Activities Committee

会員間の知り合いと友誼を増進し、用意されたロータリーのレクリエーションおよび社交的活動への参加を会員に奨励し、本クラブの一般目的の遂行上会長または理事会が課する任務を果たすものとする。

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ジェンダー(性差)

Gender

女性と男性、少年と少女の間の役割や振舞い、関係について、社会的、文化的な要素を絡めた概念。

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次期クラブ会長の国際大会への出席

Attendance of Incoming Club President at Convention

クラブは、それぞれの予算の範囲内で、クラブ次期会長をクラブの代表として国際大会へ送ることを検討すべきである。
(ロータリー章典9.010.1.)

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持続可能性

Sustainability

プロジェクト終了後も地域の人々が自らの力で成果を持続させていく能力。持続可能性はしばしば、プロジェクトの長期的効果を知る手掛かりとなる。
持続可能なプロジェクトとは、ロータリーからの支援が終わった後も、地域の人々が自力で成果を持続させていく、または活動を続けていけるようなプロジェクトである。プロジェクトの選定に当たっては、短期的、長期的な影響の両方に目を向けるべきである。持続可能なプロジェクトとは、慢性的な問題に長期的な解決をもたらすものである。

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事務局

Secretariat

国際ロータリーは事務局により管理運営されている。この事務局は、事務総長と職員で構成 される。事務局の世界本部は米国イリノイ州エバンストンにあり、RI理事会により承認された 国際事務局が世界各地にある。国際事務局の所在地は、「公式名簿」およびRIのウェブサイト (www.rotary.org)に掲載されている。

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事務局スタッフとのやり取りに関する行動規範

Standard of Conduct for Interactions with Secretariat Staff

RIはその職員の専門的な職場環境を維持することに取り組んでいる。職員とのやり取りが対面であっても、あるいは電話や電子メールや他のコミュニケーション方法であっても、あるいは、そのやり取りが、RIの事務局、ロータリーのイベントや行事やどこであっても、ロータリアンは担当職員と、その専門性に敬意を表しながら、協力して、礼儀正しく協働することが期待されている。
もし、職員が虐待されていると感じた場合、あるいはロータリーの仕事に関連してロータリアンによって他の職員が虐待されているところを見た場合、職員はロータリー内の直接管理者か他の管理者に虐待の申し立てを報告することが奨励されている。さらに、職員に対する嫌がらせがロータリアンや、他のボランティアや、職員や、外部業者や、職員が仕事の遂行中に接触するその他のすべての人から起因したものかどうかに拘わらず、RIは嫌がらせがない職場環境の維持に取り組んでいる。RIはこのような嫌がらせを防止または予防する適切な手段を講じるものとする。
もし職員がロータリーの仕事に関連して嫌がらせを受けたと感じた場合は、職員はロータリー内の直接管理者か他の管理者に嫌がらせの申し立てを報告することが奨励されている。
(ロータリー章典32.010.18.)

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事務総長の空席

Vacancy in the Office of General Secretary

事務総長に空席が生じた場合、理事会は、最高5年を任期としてロータリアンを選挙するものとする。その任期は、理事会が決定した日をもって効力を発する。
(RI細則6.100.)

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事務総長の選挙と任期

Election and Term of General Secretary

事務総長は理事会が選出し、その任期は5年を超えないものとする。その選挙は、事務総長の任期の最終年の3月31日までに行われ、選挙後の7月1日に新しい任期が始まるものとする。事務総長は再選される資格を有するものとする。
(RI細則6.030.)

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弱体クラブの特定

Identifying Weak Clubs

ガバナーは、機能を喪失している地区内のクラブを特定し、RI理事会が全クラブに対して定めた最低基準をこれらのクラブが満たすことができるよう、クラブ強化のための適切な手配を整えるものとする。ガバナーは、「クラブ訪問報告要旨」を用いて、6月1日までに、機能を喪失しているクラブについて事務総長に報告しなければならない。

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若年層の会員

Membership of Younger Persons

クラブは、会員資格を備えた元ローターアクターやその他の若年層の会員候補者を探し出すべきである。クラブは、善良で、高潔性がありリーダーシップがある若者たち、そして事業、専門職務、および/または地域社会において職業上および/または地域社会で良い評判を受けている若者たち、更には、地域社会および/または世界において奉仕する意欲のある若者たちに、入会への関心を高める方法を見出すべきである、クラブは、年齢35歳未満の会員の会費を免除することができる。さらに、クラブはこの年齢層の新会員の為に地区会費を負担することができ、また地区は、地区協議会あるいは地区大会での決定により、この年齢層の新会員の地区人頭分担金を減額することができる。
(ロータリー章典5.010.3.)

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重点分野の基本方針

Areas of Focus Policy Statement

重点分野の基本方針について、ロータリー財団は以下の点を強調する。
  1. ロータリー財団は、補助金手続の効率、および補助金によるプロジェクトの質を高めることを目指している。
  2. 各方針の内容は、補助金の受領資格の有無を示している。
  3. 受領資格の範囲内にある活動は、ロータリークラブと地区がこれまで最も頻繁に実施し てきた活動内容を反映したものとなっている。
  4. プロジェクト計画は、ボトムアップ式に、提唱クラブ/提唱地区が主導していく。
  5. 補助金の全申請は、各重点分野の基本方針に沿っていなければならない。
  6. ▲ページ上部へ

重点分野のリソース

Areas of Focus Resources

  • 平和と紛争予防/紛争解決
    ―平和および紛争解決の分野における国際問題研究のためのロータリーセンター
  • 疾病予防と治療
    ―この分野を専門とするロータリアン行動グループ
    ―マーシー・シップとの戦略パートナーシップ
  • 水と衛生
    ―水と衛生のロータリアン行動グループ(WASRAG)
    ―専門ガイド(WASRAG作成)
    ―国際ロータリーと米国国際開発庁(USAID)の国際H20協力
    ―ユネスコ水教育研究所(UNESCO-IHE)との戦略パートナーシップ
  • 母子の健康
    ―アガ・カーン大学との戦略的パートナーシップ
    ―家族の健康とエイズ予防のためのロータリアン行動グループ
    ―人口増加と持続可能な発展のロータリアン行動グループ
  • 基本的教育と識字率向上
    ―国際読書会、ドリーウッド財団「イマジネーション・ライブラリー」とのパートナーシップ
  • 経済と地域社会の発展
    ―ロータリー地域社会共同隊(RCC)
    ―小口融資(マイクロクレジット)のロータリアン行動グループ
     重点分野に関する詳しい情報は、「重点分野の基本方針」を参照。
  • ▲ページ上部へ

受益者

Beneficiary

財団の補助金から直接恩恵を受ける団体、あるいは個人。奨学生、職業研修チーム、地域社会などがその例である。

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情報集会

Informed Meeting

家庭集会の中の一会合で、主としてクラブ会員にロータリー情報伝達の目的に行われる。

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女性会員

Women Rotarians

ロータリー資料2・「ロータリーの女性会員とその歩み」を参照。(P664-666)

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事例研究

Case Study

ロータリアンが、日常、職業に携わっていて現実に直面した問題に基づいて話し合うグループ討論会のこと。参加者は、自分自身がその問題に直面したらどうするかという観点で、問題解決を探り、話し合う。

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人頭分担金

Per Capita Dues

「会費」を参照。

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人道的援助と設備に対する要請

Request for Humanitarian Aid and Equipment

RIはただ単に人道的援助と設備を提供している各種運動とは提携しない。これらの各種運動を手掛けている機関は他に多くあるからである。各クラブは、この種の問題については、クラブの自主性で措置を講じて差し支えない。

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人道的補助金専門家

Humanitarian Grants Cadre of Technical Advisors

通常単にカードルという。ロータリー財団補助金プロジェクトを審査、監視、評価するボランティアロータリアンのチームである。このチームは、専門技術や知識を有するアドバイザー、コーディネーター、委員長によって構成される。以前から存在するが、未来の夢計画の下に、大規模なプロジェクトが実施されるケースが多くなり、その存在価値が大きくなった。重点分野の少なくとも一つに専門知識や技術を有するか、会計監査のいずれか、または両方に経験豊富なロータリアンが登録し、その登録を地区ガバナーが承認し、管理委員会が任期3年で任命する。

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