炉辺会合

Fireside meeting

1935年に、新入会員にロータリー情報を提供するためにはじめられたものである。その後、シカゴロータリークラブ がこれを取り入れて、大きな成果を収めることから、世界的にひろまった、通称「炉辺会合」と言われた集いは、名前に「座 談会」「家庭集会」(Informal Meeting, Home Meeting)「情 報集会」(Informed Group Meetings,あるいはInformation Meeting)などの変遷があり、現行では、この言葉そのものが「手続要覧」にはみられなくなっている。
実態として、クラブによって様々な名称で集会が行われている。
炉辺会合は新会員の同化、および会員間の親睦と情報交換、そしてロータリーを推進するために、会員の自宅その他に少人数が集まって和やかに自由討論する非公式な会合である

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ロータリアン

Rotarian

ロータリークラブ会員のこと。

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ロータリアン間の取引関係

Business and Professional Relations Among Rotarians

ロータリアンは同僚ロータリアンから、他の事業家に対する場合より多くの利便を期待し、また要求し、また与えてもならない。いかなる場合でもロータリーの親睦を利便や利益を得る手段として利用することはロータリーの精神に反するものである。

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ロータリアン行動グループ(RAG)

Rotarian Action Group

目的と会員(Purpose and Membership)
ロータリアン行動グループは、社会発展と人道奉仕プロジェクトの広範囲な計画と実施に関して、ロータリークラブ、地区、および合同多地区にあらゆる支援を提供し、ロータリーの目的の達成を目指すロータリアンの団体である。

国際ロータリーとの関係(Relationship with Rotary International)
ロータリアン行動グループはその専門性において、ロータリークラブや地区のリソースである。
ロータリアン行動グループは、RIの方針に従って活動しなければならない。
ロータリアン行動グループは、宗教的な心情、政治問題、あるいはロータリー以外の団体を推進する目的のために利用してはならないし、また直接の擁護目的のために利用してはならない。
ロータリアン行動グループのRIによる承認は、RIや地区・クラブに対し、法的、財政的、あるいはその他の義務や責任を負わせることを意味するものではない。ロータリアン行動グループは、RIを代行したり、代表したり、またRIの代表として行動する権限があることを暗示してはならない。ロータリアン行動グループはRIを代表して行動するものでも、RIを代表しても権限を持つことをも意味しない。ロータリアン行動グループは、財政的にも管理的にも、またその他の面においても自立していなければならない。ロータリアン行動グループは、いかなる国においても当該国の法律に違反して存在したり、活動したりしてはならない。
RI会長は、ロータリアン行動グループの活動を監督するものとするために、世界ネットワーク活動委員会を任命しなければならない。委員会のメンバーは任期をずらした3年任期を務め、再任を妨げないが、5年以上留任することはできない。元RI理事が委員長を務め、他の委員は、1名の2年目のRI理事、2名のロータリアン行動グループの代表者、1名のロータリー親睦活動代表者、1名に職業奉仕代表者、および1名の財団管理委員から構成される。元RI会長は委員となる資格はない。
この委員会は、RI理事会に委託の基金モデルに関して、ロータリアン行動グループからの要請を検討する。
各ロータリアン行動グループには、RIの保険は適用されず、自らのリスクと安全保障範囲を適切に評価査定することが奨励される。
(ロータリー章典42.030)

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ロータリアンによるロータリー標章の使用

Use of the Rotary Marks by Rotarians

RI定款は、「クラブの各正会員はロータリアンとして認められ、RIの徽章、バッジまたはその他の記章を着用する権利を与えられるものとする」と保証している。
(RI定款第13条)

ロータリアンは、個人用の名刺や便箋にロータリーの名称や徽章を使用するよう奨励されている。しかし、ロータリアンは、その商用便箋または商用名刺に徽章を使用できず、またパンフレット、カタログ、ウェブサイトなどのほかの商用推進資料にもロータリー徽章を使用すべ きではない。
(ロータリー章典33.030.2.、33.030.3.、33.030.4.)
その他の場合、これらの商品の購入は、RIの免許契約条件を満たすべきである。
ロータリアンが政治運動促進のためにロータリーの名称と徽章、ロータリークラブ会員名簿またはほかのロータリアン名簿を使うことはできない。政治的利益を得る手段としてロータリーの親睦を利用する事は、ロータリーの精神に反することである。
(ロータリー章典33.040.1.)

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ロータリアンの家族

The Family of Rotary

すべてのロータリークラブとロータリアンは、諸活動を計画する際、ロータリークラブ会員の配偶者と家族のことを考慮に入れるべきである。これらの配偶者と家族は、ロータリークラブの奉仕目標に寄与することができる。

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ロータリアンの講演者と来訪者の謝礼費用

Paying Expenses of Rotarian Speakers and Visitors

クラブがRIの現役員や元役員、あるいはほかのロータリアンを例会や行事に招く場合、そのクラブが費用を負担するものと期待されている。RIはロータリーについて話す有料の講演者をクラブに派遣したり、クラブのために講演者を確保することはない。
(ロータリー章典7.040.)
講演はクラブ例会の必須条件ではない。クラブは、クラブの現在または将来のプロジェクトや活動に関連する講演、またはクラブと会員にとって有用な講演に限り、講演者を招くべきである。

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ロータリアンの行動規範

ロータリー資料 1・「ロータリアンの行動規範」を参照。(P574-576)

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ロータリアンの職業宣言

Declaration for Rotarians in Businesses and Professions

2014年10理事会で4項目の「ロータリーの行動規範」となった。

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ロータリアンの配偶者およびその他の家族の関与

Involvement of Spouses and Other Family Members of Rotarians

クラブと地区は、配偶者とその他のロータリアンの家族が容易に参加できるように奉仕プロジェクトを計画し実施するよう奨励されている。クラブと地区は、ロータリアンの配偶者とその他の家族が出席、参加できるように教育、奉仕、親睦活動の各プログラムと行事を計画し実施するよう奨励されている。
(ロータリー章典6.020.)

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ロータリアン配偶者/パートナーサービス賞

Rotarian Spouse / Partner Service Award

付録・「ロータリーの各種賞・表彰」を参照。(P743)

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ロータリー

Rotary

全てのクラブおよびロータリアンを含む連合体としての国際ロータリーと、組織の理想や原理を示す名称。

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ロータリー衛星クラブ

Rotary Satellite Clubs

ロータリー衛星クラブは、いわば「クラブの中にあるクラブ」である。衛星クラブの会員は、そのスポンサークラブの会員でもある。衛星クラブは、スポンサークラブとは別に例会を開くが、通常のロータリークラブの規則に則って運営されなければならない。手続要覧で言及されるロータリークラブには、特記されていない限り、ロータリー衛星クラブも含まれる。

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ロータリー会員増強賞

Rotary Membership Development Award

付録・「ロータリーの各種賞・表彰」を参照。(P740)

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ロータリー会員身分の照会

Verification of Rotary Membership

他の町から来たロータリアンだと称する人がクラブや会員個人を訪れ、財政援助を求めることがよくある。援助を求められた場 合には、本人が会員だと称するクラブに電話やその他の方法で確かめるのが一番良い。本当のロータリアンであったらこのような照会に異存はないはずである。

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ロータリー拡大委員会

Extension of Rotary Committee

ロータリー拡大委員会は、ロータリーのない国および地域へのロータリーの発展に関する事項について、拡大のためにこれらの地域への門戸の開放、およびこれらの場所における仮クラブや新しいクラブの設立といった事項を含め、RI理事会に助言するものとする。

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ロータリー家族

The family of Rotary

ロータリアンの配偶者、物故会員の配偶者、ロータリアンの子ども、孫、その他の親戚、ロータリー財団学友、研究グループ交換メンバー、ロータリー青少年交換学生、ローターアクター、インターアクター、RYLA参加者、インナーホイールおよびその他の配偶者グループ、世界ネットワーク活動グループ。

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ロータリー学友

Rotary Alumni

ロータリー学友は、ロータリー家族の価値ある一員である。彼らは、ロータリー価値観を共有し、ロータリープログラムへの参加経験を持っている。ロータリーの学友とは、以下の各種のプログラムを通じてロータリーを経験した個人を指すものとするが、これに限定されるものではない。
  • インターアクト(Interact)
  • ローターアクト(Rotaract)
  • ロータリー青少年交換(Rotary Youth Exchange)
  • ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)(Rotary Youth Leadership Awards)
  • ロータリー平和フェローシップ(Rotary Peace Fellowships)
  • グローバル補助金奨学生(Global Grant Scholarships)
  • 職業研修チーム(メンバーまたはリーダー)(Vocational training teams(members and Leaders) )
  • 地区補助金奨学生(District Grant Scholarships)
  • 新世代奉仕交換(New Generation Service Exchange)
  • 以前のロータリー財団プログラム参加者、たとえば
     ○国際親善奨学生(Ambassadorial Scholarships)
     ○大学教員のための補助金(Grants for University Teachers)
     ○研究グループ交換(GSE)(Group Study Exchange)
     ○ロータリーボランティア(Rotary Volunteers)
(ロータリー章典40.050.1.)

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ロータリー学友会

Rotary Alumni Associations

学友会は奉仕と親睦を追及するために結成された組織である。学友会の第一の目的は、国際ロータリーとロータリー財団への共通の絆を共有する人のために、友情と親睦と奉仕を促進するためでなければならない。ロータリー学友会は財政的にも運営的にも独立していなければならない。
ロータリー学友会の活動目的として以下が是認された
  • ロータリークラブの会員のための潜在的な供給源となること。
  • 社会奉仕プロジェクトを支援したりあるいはそれらのプロジェクトを適切に手ほどきをする(教える)ために、ロータリープログラムへの支援を提供すること。たとえば、海外派遣プログラムや受け入れプログラムの参加者の適応支援や相談など。
  • ロータリークラブや地区に対して、あるいは地域社会内にある関連する非ロータリー団体に対しても、プレゼンテーションやプログラムを提供すること。
  • 国際親善を創造し、維持することを支援すること。
  • ロータリープログラムへの財政支援の潜在源となること。
  • 誇りと傑出したグループであるとの認識を生み出すこと。
(ロータリー章典40.070.1.)

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ロータリー学友会関連の活動

Rotary Alumni relations Activities

地区学友会関連活動のスポンサーをする。
スポンサー地区は地区のロータリー学友との関係を強化し、参加プログラムの目的を達成するために行動をとることが奨励される。
  • 帰国前にロータリー学友全員に正式に挨拶をする。
  • ロータリー学友はプログラムのガイドラインに明記されているように、まずスポンサー地区で求められるプレゼンテーションを確実に行う。
  • ロータリー学友にロータリー学友会への加入を奨励する。また、その地域に学友会がない場合は設立することを奨励する。
  • ロータリー学友にロータリーのプロジェクトへの参加を奨励する。
  • 適切な出版物にロータリー学友の活動に関する記事を掲載するよう取り計らう。
  • ロータリー学友を地区大会に招待する。
  • ロータリー学友を周年記念晩餐会やその他催し物に招待する。
  • 正規のロータリー学友の同窓会を組織する。
  • 現在のロータリー学友に関する記録を保管する。
  • ロータリー学友を潜在的なロータリーメンバーと考える。
  • 適切な方法で、ロータリー学友に財団に対する支援を奨める。
  • ロータリー学友に、海外向けプログラム参加者の募集および選考に参加するように奨める。
  • ロータリー学友に地区の海外向けプログラムのオリエンテーションに参加するよう依頼する。
  • ロータリー学友に地区やクラブの催し物におけるスピーカーとして出席参加することを奨励する。
(ロータリー章典40.060.)

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ロータリー学友会によるサービスとその停止

Rotary Alumni Association Services and Suspension

事務総長はロータリー学友会に提供されているサービスを、学友会がRI/TRFの方針に違反した場合、ロータリー学友会の役員や会員の同意なしにあるいは、同意を得たうえで停止させることができる。これらのサービスには職員サポートおよび、公式名簿、その他のTI/TRF出版物、RIウェブサイトへの掲載が含まれる。
(ロータリー章典40.070.7.)

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ロータリー学友会によるロータリー標章の使用

Use of the Rotary Marks by Rotary Alumni Associations

「ロータリー」と言う言葉を単独で使用される際、それは国際ロータリーの組織全体を指す。また、それは組織の理想や理念をも意味する。事務総長から設立を認められたロータリー学友会は、組織名に「ロータリー」を使用することを許可される。ただし、ロータリーの地区やゾーンを識別する名称と共に使用されなければならない。また、その識別名は「ロータリー」の前に来なければならない。

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ロータリー学友会の広報活動

Promotion of Rotary Alumni Associations

地区は設立を認められたロータリー学友会を広報することを推奨される。ガバナーはロータリー学友会の活動を、マンスリーレターを通じて広報し、地区の研修会や地区会議において、その年度のロータリー学友会活動の進捗について報告することが推奨される。
ロータリー学友会は、一般の人に学友会活動やロータリーに対する関心を高めてもらうため、さらに彼らの活動を促進し会員に広報するためのウェブサイトを維持するために、ロータリー学友会の認知度を高めるいくつかのコミュニケーション媒体を設立することを推奨されている。
(ロータリー章典40.070.5.)

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ロータリー学友会の組織と会員資格

Rotary Alumni Association Organization and Membership

ロータリー学友会はRI/TRF方針と一致した運営書類(設立認証状、定款、細則、またその他同様の文書)を持つこととする。全ての運営書類やその修正事項は事務総長による審査承認を受けなければならない。ロータリー学友会は最低2人の役員(うち1人は会長または管理のトップであることとする)を含めて組織されるものとする。ロータリー学友会の会員資格は学友会の管理書類に明記された会員の条件を満たす全ての人に与えられるものとする。ロータリー学友会は会費を徴収することができる。
(ロータリー章典40.070.3.)

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ロータリー学友会の認証解除

Rotary Alumni Association Termination of Recognition

学友会がRI/TRFの方針に違反した場合、事務総長はロータリー学友会の役員や会員の同意なし、あるいは同意を得た上で学友会の認証を解除することができる。事務総長からの連絡に2年間対応しなかった場合も、ロータリー学友会としての認証が解除される結果になることがある。
RIによって終結させられたロータリー学友会は、職員サポートや公式名簿、その他のRI/TRF出版物、RIウェブサイトへの情報掲載を含めたサービスを受けることができない。学友会組織の終結に伴い、ロータリー標章の使用権、その組織名称の「ロータリー」の使用権も終結する。学友会としてのステータスを維持するために、ロータリー学友会は以下のことをしなければならない。
  1. 認識された目的とRI/TRFの方針に従って役割を果たす。
  2. 会員や潜在的な会員、さらに事務総長からの問合わせに対応する。
  3. 毎年5月1日までにメンバーのリストとメンバーに対する活動内容の報告書のコピーを1部事務総長に提出する。
(ロータリー章典40.070.8.)

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ロータリー学友会の発足承認のための要件とロータリー学友会の条件

Criteria for Charter of a Rotary Alumni Association and Terms of Rotary Alumni Associations

事務総長はロータリー学友会を承認する権限を持つ。ロータリー学友会の活動はRI/TRFから独立して実施されなければならないが、ロータリー財団章典第33条に明記されている、ロータリーの標章の使用に関する方針などを含め、RI/TRFの方針に従わなければならない。このような学友会には、様々なRIまたはTRFプログラムの卒業生で構成することもできるし、元のロータリー青少年交換学生のグループ(例えばROTEXなど)、ある特定のプログラムからの卒業生に限定してもよい。ロータリー学友会は宗教あるいは政治的な信仰や活動、健康や安全に否定的な影響を与える事柄、あるいはロータリーの目的やRI/TRFの全体的な方針やプログラムに従わない事柄を広めたり、参加したりするために利用したり、発足することはできない。
新たなロータリー学友会設立の申請は事務総長により審査が行われなければならない。
ロータリー学友ネットワークのもと発足を承認されたロータリー学友会として認識されるため、学友会は以下を守らなければならない。
  1. プログラム参加者やロータリー学友、ボランティアの団体である。
  2. RI/TRFの方針にそって組織を結成する。
  3. 事務総長による審査を行うために、用紙に必要な署名を記入し、ロータリー学友会設立に向けた申請書を完成させる。
  4. ロータリー財団章典40.110.4.に記されている通りに、ロータリー学友会によるロータリー標章の使用に関するRIの方針を遵守する。
事務総長が学友会の設立申請書を審査し承認した後、RIはロータリー学友会に対して発足を承認する証明書を発行し、学友会の発足がロータリー学友会ネットワークのもと、承認されたことを証明する。
RI/TRFによるロータリー学友会としての承認は、RI/TRFまたは地区、クラブが法的、財政的、その他の義務あるいは責任を負うことを意味するものではない。ロータリー学友会はRI/TRFを代表して行動することはなく、RI/TRFを代表して行動する権限を持つことを提示、あるいは暗示してはならない。ロータリー学友会はRI/TRFの機関ではない。ロータリー学友会は財政面、運営面やその他の面で自立していなければならない。ロータリー学友会は、その国の法律を遵守していない国において設立できないし、活動を行ってはならない。ロータリー学友個人はRI保険の対象外であり、必要に応じて自身のリスクを評価して補償を確保することが 奨励される。
(ロータリー章典40.070.2.)

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ロータリー学友世界奉仕賞

Rotary Global Alumni Service Award

付録・「ロータリーの各種賞・表彰」を参照。(P743-744)

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ロータリー学友ネットワーク

Rotary Alumni Network

使命(Mission)
国際ロータリーとロータリー財団との関係が相互に利益があり、持続する関係にするために、ロータリープログラムの参加を促し、活力を与え、またロータリープログラム参加者、ロータリー学友およびボランティアを活動に引き込んで活性化すること。

目標(Goals)
  1. プログラムへの支援、およびロータリー学友、ボランティアや支援者によるロータリー活動への参加や興味を促進することによって国際ロータリーとロータリー財団を支援すること。
  2. プログラム参加者、ロータリー学友およびボランティアがロータリーの活動に参加する機会を促進すること。そして彼らがロータリー家族と関わりを持つ機会や、参加を通じて互いに繋がりを持つ機会を提供すること。
  3. 国際ロータリーやロータリー財団がロータリー学友あるいはボランティアと繋がりを維持できるよう支援すること。そしてロータリー家族の中で現在活動していないロータリー学友やボランティアとの絆を取り戻すよう支援する。
  4. 以下の国際大会のいくつかの目的と併せて、プログラム参加者やロータリー学友、ボランティア、あるいは支援者の定期会合においてリーダーシップを提供すること。
    • ロータリー指導者に会う
    • ロータリーについて最新の情報を伝える
    • ネットワークを促進する
    • プログラム参加者やロータリー学友、特に大会の開催地周辺に住む人ボランティアを惹き込みやる気にさせる
    • ロータリー学友が大会の開催地周辺のホストエリアを再訪問することを奨励する
    • 地区と他のロータリー学友組織との組織を推進する
    • ロータリープログラムの成功を祝う
  5. 地区レベルおよび国際レベルにおいて、ロータリー学友やボランティアの名簿情報の収集、効率化を支援する。
  6. 国際ロータリーやロータリー財団がロータリー学友から量的・質的な成果を集めることを支援する。そしてそれらの成果は、見かけや内容ともロータリープログラムの推進に役立つことに使われることになる。
(ロータリー章典40.070.)

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ロータリー徽章

emblem, Rotary

国際ロータリーの象徴。6本の軸と24の輪歯と楔穴を備えた歯車から成る。色はロイヤルブルーと金色で、ロータリアンが襟ピンとして誇りをもって着用するものである。

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ロータリークラブ(RC)

Rotary Club

ロータリークラブは、善良さ、リーダーシップを身をもって示し、職業上(または)地域社会でよい評判を受けており、地域社会および/または世界において奉仕する意欲のある人によって構成されるものとする。全世界の200以上の国や地域に、35,263のロータリークラブがあり、1,227,217人のロータリアンがいる。(2016年11月30日現在)多少の例外があるが、クラブは地区に組み入れられ、各地区はガバナーが直接監督をしている。

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ロータリークラブ、ロータリー地区、ほかのロータリー組織によるロータリー標章の使用

Use of the Rotary Marks by Rotary Club, Rotary District, and Other Rotary Entities

ロータリーという言葉それ自体は、通常、組織全体としての国際ロータリーとロータリー財団を指す。または、組織としての理念や原則をも意味する。「ロータリー」という言葉を単独で使用することは、RIの組織規定において承認されている使用方法か、RI理事会が認可した使用方法に限定されている。クラブ、およびクラブから成るグループは、RIによる結成時に使用された名称のみを用いるべきである。
(ロータリー章典33.030.6.、33.040.、33.040.6.、33.040.12.)
「ロータリアン」という語は、ロータリークラブの会員を指す名詞として、また、機関雑誌「ザ・ロータリアン」という名称においてのみ使われる。
(RI定款第13条、ロータリー章典33.040.14.、51.010.2.)

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ロータリークラブ、ロータリー地区およびその他のロータリー団体が実施する奉仕プロジェクト

Service Projects Conducted by Rotary Clubs Rotary Districts and Other Rotary Entitie

ロータリークラブ、ロータリー地区およびその他のロータリー組織は、自らの奉仕活動を実施したり強化する目的で、他の団体を支援し、協力することを奨励されている。
(ロータリー章典44.010.2.)

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ロータリークラブおよびロータリアンの名簿

List of Rotary Club and Rotarians

クラブ、クラブ役員、クラブ委員会委員およびロータリアンの名簿を他団体に提供してはならない。ただし、RI理事会が適用する規則を侵してかかる名簿を提供してはならないことを条件とし、政府機関から合法的な要請がある場合、あるいは、RI理事会の同意による場合はこの限りではない。

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ロータリークラブにおけるロータリー学友の会員身分

Membership of Rotary Alumni in Rotary Clubs

ロータリークラブは、ロータリー学友のために特別な会員の種類または特別な職業分類を設けるべきではないが、ロータリー学友をクラブの会員となるよう積極的に勧誘すべきである。
また、クラブは、それぞれの地域のロータリー学友との連絡を維持し、会員となる資格をまだ備えていない、あるいは、入会の誘いを辞退した学友の才能を生かすべきである。
(ロータリー章典4.040.)

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ロータリークラブのRI脱会

Resignation of Rotary Clubs

RI細則3.010.(クラブのRI脱会)に準拠し、当組織からの脱会を希望するクラブは次の一般指針に従うことができる。事前に通知を行って、全会員を集めた会合を開き、クラブが国際ロータリーから脱会すべきかについて投票を行う。出席している会員の過半数がクラブのRI脱会に賛成票を投じた場合、クラブの会長と幹事は、地区ガバナーと事務総長宛に、クラブの投票結果とクラブの運営最終日を記した通知を書面で送るべきである。
非営利組織の終結に関して適用される地元の全法律と責務の必要性に従うよう注意を払うべきである。
クラブが法人となっている場合、および/またはクラブの活動が法人化されている場合、特に資産の処理について、適用される法律と法人設立定款に従うべきである。

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ロータリークラブの責務

Responsibility of the Rotary Club

各クラブは次のことを期待されている。
  1. 報道機関との建設的な関係を維持する。
  2. ロータリーの目標と功績を明らかに示すような成功をおさめた奉仕プロジェクトや活動を広報する機会を探す
  3. ロータリーの目標と功績を地域社会内に広めるため、RIが作成したテレビ放送、ラジオ放送、印刷物、インターネット、看板などの公共奉仕広告、推進用パンフレットおよ びその他の推進方法や推進技術など、RIの広報リソースを利用する
  4. ロータリーの意図と業績を家族、友人、知人に知らせるようロータリアンに勧める
  5. ロータリーとその使命、規模、プログラム、活動を認識すべき非政府組織、地区社会の指導者、青少年、そのほかの関係団体による理解を深める
  6. ロータリーの成果を損ねたり、その結果を制約しかねないような地域社会内もしくはクラブ内の状態を防止、是正するため積極的措置を講じる
  7. 報道関係者、広報関係者、そのほかコミュニケーションを専門とする人をできる限り会員として迎える。

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ロータリークラブの目的

Purpose of a Rotary Club

ロータリークラブの目的は、「ロータリーの目的」の達成を目指し、五大奉仕部門に基づいて成果あふれる奉仕プロジェクトを実施し、会員増強を通じてロータリーの発展に寄与し、ロータリー財団を支援し、クラブレベルを超えたリーダーを養成することである。
(標準クラブ定款第3条)

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ロータリークラブ例会への来賓

Guests at Rotary Club Meeting

例会で特に興味深いプログラムが予定されている場合、クラブは、個々の会員に対して、ロータリアンではない地元の人を招待するように勧めてほしい。一般の人々にクラブの役割とその目的を理解してもらうためであるとともに、新会員の入会につながることもある。

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ロータリークラブ・セントラル

Rotary Club Central

ロータリークラブ・セントラルは、クラブが年度の活動計画を立て、目標に向けた進捗を記録するための、オンラインの目標設定ツールである。クラブ会長エレクトは、クラブに関する情報が常に最新のものとなるよう情報を更新し、必要に応じてガバナー補佐と協力すべきである。ガバナー補佐とガバナーは、年度中、ロータリークラブ・セントラルを用いて、クラブ目標に向けた進展状況を確認できる。

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ロータリークラブ―協力、財政援助、あるいは営利目的の事業への参加要請に対する承認

Rotary Clubs-Approval to Solicit Cooperation , Financial Aid , or Participation in Commercial Ventures

いかなる事柄に関連しても一つあるいはそれ以上の他のクラブ又は他クラブの会員の協力を積極的に要請(Eメール、電話、郵便、ファックスなどを使用して)するロータリークラブは、先ず、その目的と計画をガバナーまたは関係する地域のガバナーに提出し、承認を得なければならない。ノンアクティブな方法(ウェブサイトやソーシャルメディア、または個人または団体が情報を共有または受け取るために依存する、新技術を利用した方法)で協力を要請するクラブには、この方針は適用されない。
いかなるクラブも、まずRI理事会の承認を受けなければ、他クラブ、或いは自クラブの会員 に外のロータリアンに積極的に財政的援助あるいは営利目的の事業への参加を求めてはならないものとする。
ロータリアンが自分の事業の利益に影響する事柄についてロータリークラブあるいは他のロータリアンに資料を配布してはいけない。
このような種類の活動を行うロータリークラブは、ロータリークラブの名称がそれとわかる適切な表示や字句を含め、ロータリーの標章の使用に関するRIの方針に従わなければならない。事務総長は、許可されていない積極的な懇請活動が行われているクラブのある地区のガバナーに対し、このような活動を止めさせるための措置を取る様要請するものとする。引き続き本方針が守られない場合には、クラブの終結まで、そして終結も含め、十分な理由による懲戒処分 の可能性についてRI理事会へ報告されるものとする。
(ロータリー章典11.010.1.)

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ロータリー研究会

Rotary Institutes

会長は、情報提供のための年次会合であるロータリー研究会の開催を許可することができる。ロータリー研究会には、RIの元、現ならびに次期役員、また招集者によって招待されたその他のロータリアンや来賓が出席できるものとする。ロータリー研究会は、RI、ゾーン、ゾーン内のセクション、もしくは複数ゾーンのグループで開催されるものとする。
(RI細則20.020.)

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ロータリー公共イメージコーディネーター(RPIC)

Rotary Public Image Coordinators

RI会長エレクトにより任命される41名のロータリー公共イメージコーディネーター(RPIC)は、ロータリアンや一般の人々が持つロータリーの人道的活動への認識を高めることで、ロータリーの公共イメージを向上させるために活動する。具体的には、クラブや地区がロータリー の成功談をメディア、政府関係者、市民リーダー、地域社会に紹介するにあたり、支援を提供する。RPICはまた、公共イメージ補助金の申請や、ロータリーを推進するためのクラブや地区によるソーシャルメディアの活用も支援する。

RPICの責務(RPIC Responsibilities)
RPICの責務は以下の通りである。
  • ロータリーの公共イメージと認識の向上に努める。
  • ロータリーの広報活動に関する情報をロータリアンに提供し、意欲を高める。
  • ロータリーに公共イメージ補助金の利用を推進する。
  • ロータリーに対する認知度と公共イメージをロータリー内外で助長するというRI戦略計画を推進する。
  • クラブレベルでのより充実した広報活動を奨励する。

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ロータリーコーディネーター(RC)

Rotary Coordinator

目的(Purpose)
ロータリーコーディネーターの目的は、より強固で、よりダイナミックで、より効果的なクラブを創るためのサポートや専門知識を提供することである。コーディネーターはクラブや地区リーダーのために、ファシリテーター、モチベーター、コンサルタント、あるいはリソースの提供者として奉仕することである。

役割(Functions)
ロータリーコーディネーターはクラブや地区のサポートと強化を焦点を当てた活動を行う。ロータリーコーディネーターの主要な責務は次の通り
  • 会員増強を支援し、会員の恩恵を促進するための革新的な会員愛着度向上戦略および新会員勧誘戦略を奨励する。
  • ボランティア活動、ネットワーク作り、プログラム、若者や若いリーダーそして学友の支援を行う活動を通じて、会員維持向上を奨励する。
  • 会員組織の挑戦に取り組むための解決方法を推奨する。たとえば、より柔軟性のあるクラブ例会の開催、会員の満足に焦点を当てること、そしてボランティア活動の機会拡大などである。
  • 担当地域の地域会員増強計画についてコミュニケーションを図り、実行する。
  • 担当地域の地域会員増強計画を監視し、フィードバックを提供する。
  • 学友会の発展と維持を支援する。
  • 理事会が決定した年次優先事項や目標に達成を支援する。

  • ロータリーコーディネーターは責務の一環として、次の研修の中心的な役割を担う。

  • GETSの招集者から招聘を受けた場合、GETS研修チームの一員となる。
  • ロータリー研究会またはその他のゾーンレベルの会合においてプレゼンテーションを行うか、または補佐役を務める。
  • 地区リーダーおよび地区コーディネーターチームの支援のもと、地区および地域のセミナーやワークショップを計画および実施する。
  • 会員愛着度やクラブ強化を支援する研修やプログラムを提供する。

  • ロータリーコーディネーターは

  • クラブや地区指導者を鼓舞し、動機づけるために、効果的なクラブの成功事例を共有するという重要な役割を担う。
  • クラブや地区に対するRIの情報の重要なソースとしての役割を担う。
  • 担当地域の事務局とロータリアンを結びつける役割を担う。
  • 地区ガバナーのリソース源となる。また、それぞれの地区内のクラブと関わる際は、地区ガバナーの承認を得なければならない。
  • クラブと地区を強化するための目標について、担当地域の国際ロータリー理事、ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC),ロータリー公共イメージコーディネーター(RPIC)と協議し、協力する。
(ロータリー章典26.040.)

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ロータリー最優秀学友会賞

Rotary Foundation Alumni Association of the Year

付録・「ロータリーの各種賞・表彰」を参照。(P743)

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ロータリー指導者のための指導力研修サイクル

Leadership Training Cycle for Rotary Leaders

RI理事会は、望ましいロータリー指導力研修順序について次のことを承認した。
  1. ロータリー研究会の前後に開催されるゾーン単位の地区ガバナーエレクトのための研修(GETS)
  2. 国際協議会
  3. 地区チーム研修セミナー(地区ガバナー補佐の研修を含む)
  4. 会長エレクト研修セミナー(PETS)
  5. 地区研修・協議会

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ロータリー章典(RCP)

Rotary Code of Policies

全般的かつ恒久的な国際ロータリーの方針として初めて法典化されたものがおさめられている。RI理事会の一般的および永続的な方針のすべてが含まれた文章。RI組織規定文書を補足するもの。これによって、理事会のメンバー並びに方針を実施する立場にある人々にとって、現在効力のある全般的かつ恒久的な方針に精通することが容易になる。
2009年6月に邦訳版が発行されたが、それ以来邦訳版は発行されていない。この章典は
1章 一般規定(General Provisions)
2章 ロータリークラブ(The Rotary Club)
3章 地区(Districts)
4章 管理運営(Admininations)
5章 プログラム(Programs)
6章 コミュニケーション(Communications)
7章 会合(Meetings)
8章 財務(Finances)  の構成である。

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ロータリーショーケース

Rotary Showcase

ロータリーショーケースは、ロータリアンが奉仕プロジェクトをロータリー内外の人々に広く紹介するためのオンラインツールである。クラブの奉仕プロジェクトの紹介に加え、世界各地にロータリアンが取り組む活動を閲覧したり、ほかのクラブや地区と連絡を取り合うことも可能である。さらに、フェイスブックと連動させて、プロジェクトの情報をロータリー以外の人々も簡単に紹介することができる。

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ロータリー親睦活動(RF)

Rotary Fellowships

親睦活動の条件(Terms of Fellowships)
ロータリー親睦活動は、職業的またはレクリエーションの活動を遂行するために結束したロータリアンのグループである。親睦活動の主な目的は、共通の関心を持つ人々が友情や親睦を深めることである。親睦活動グループは、RIから独立して運営されなければならないが、ロータリーの標章の使用を含め、RIの方針に従わなければならない。親睦活動は、宗教的な信条や政治問題、または他の団体を推進する目的に利用してはならない。RIによる親睦活動グループの承認は、RIをはじめ地区またはクラブに対し、法的、財政的、あるいはその他の義務または責任を負わせることを意味するものではない。親睦活動グループは、RIを代行したり、代表したり、またはRIの代わりに行動する権限を持っていると暗示してはならない。親睦活動グループは RIの代理機関ではない。親睦活動グループは、財政的にも管理的にも、また、その他の面においても自立していなければならない。親睦活動グループは、いかなる国においても当該国の法 律に違反して存在し、あるいは活動してはならない。各ロータリー親睦活動グループにRIの保険は適用されないため、各自でリスクを想定し、必要に応じて保険に加入しておくことが奨励されている。

組織および会員(Organization and Membership)
親睦活動グループは、それが準拠する文書(認証状、定款、細則、またはそれに準ずる文書)を持つものとし、これらはRIの方針に従ったものでなければならない。準拠するすべての文書、およびそれ以降の改正事項は、世界ネットワーク活動グループ委員会と協議の上、事務総長によって検討され、承諾されなければならない。
親睦活動グループは、少なくとも3名の役員をもって組織され、そのうち1名が委員長(会 長あるいはその他の管理責任者)となるものとする。委員長は、正会員のロータリアンでなければならない。親睦活動グループには、すべてのロータリアンとその配偶者が入会できるものとする。親睦活動グループに入会できるのは、ロータリアンとその配偶者、および学友とする。
(ロータリー章典42.020.)

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ロータリー親睦活動月間

Rotary Fellowships Month

付録・「ロータリーの特別行事」を参照。(P736)

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ロータリー情報

Rotary Information

ロータリーの理念、目的、歴史、奉仕活動などの情報、国際ロータリーの方針や強調事項、管理運営の動向、ロータリーの規則や手続き、五大奉仕部門での活動方針やその状況、事例等を含む。

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ロータリー情報委員会(クラブ)

Rotary Information Committee

昨今、クラブの研修委員会、クラブ研修リーダーの設置が推奨されており、それらと連携した活動が必要である。この 委員会の主な活動は、
  1. 会員候補者にロータリークラブ会員の特典と責務に関する情報を提供する。
  2. 会員、特に新会員に会員の特典と義務に関する適切な理解を与える。
  3. 会員にロータリー、その歴史、目的、規模、活動に関する情報を提供する。
  4. 会員に国際ロータリーの管理運営の動向についての情報を提供する方策を考案し、これを実施するものとする。

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ロータリー人道奉仕賞

Rotary Award for Excellence in Service to Humanity

付録・「ロータリーの各種賞・表彰」を参照。(P743)

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ロータリー青少年交換

Rotary Youth Exchange

青少年交換は、15~19歳の青少年が母国以外の国を訪問したり、そこに留学したりする機会を提供するものである。関与している国の法令により許され、参加クラブと地区が同意した場合は、20歳以上の参加者が参加することもできる。
青少年交換には、以下の2種類がある。
  • 長期交換プログラムは、学生に1学年度海外に留学する機会を提供する。
  • 短期交換プログラムは、学生に数週間程度の外国訪問の機会を提供する。

すべての学生は地元で申請を行い、地元地域のロータリークラブの支援を受けなければならない。交換に参加する青少年の親または法的保護者は、健康保険、傷害保険、および責任保険を提供し、受入地区への往復旅費を負担するよう期待されている。ホストファミリーは交換青少年に部屋と食事を提供し、受入地区は教育費の全額に加えて、長期交換の場合は、少額の小遣いも提供するよう期待されている。交換は派遣地区と受入地区の同意の下に組織され、相互に学生を交換し合うものであることが期待される。すべてのクラブ、地区、多地区合同青少年交換プログラムは、プログラム参加者をめぐる肉体的、性的、精神的な虐待の申し立てを防止し、それに適切に対応するために、危機管理の取り組みを強化することが奨励されている。その上、クラブと地区が青少年交換活動を実施する前に、賠償保険加入に関する助言も含め、賠償責任について法律顧問に相談するよう強く奨励されている。
ガバナーは、地区青少年交換役員または委員会を任命し、次期ガバナーをその委員会に含めるよう奨励されている。地区青少年交換役員または委員会は、それぞれの地区のガバナーの監督下に置かれる。
(ロータリー章典41.070.)

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ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)

Rotary Youth Leadership Awards

これは1971年に理事会で採択された国際ロータリーの常設プログラムである。ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)は、インターアクター、ローターアクター、ロータリアン、および一般の青少年の指導力を開発するためのものである。

目的(Purpose)
理事会は地域社会の若い人々の指導力および善良な市民としての資質や個人の能力を伸ばすことにロータリアンが直接関与できる特別な機会を設けるため、ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)を採択した。RYLAはクラブ、地区、または多地区合同の規模で実施するものとする。
(ロータリー章典41.080.1.)

ガバナーの権限(District Governor Authority)
ガバナーは、地区内のすべてのRYLAイベントに対する責任があり、地区RYLA委員会は、ガバナーに報告しなければならない。
(ロータリー章典41.080.2.)

目標(Objectives)
ロータリー青少年指導者養成プログラムの目標は次の通りである。
  1. ロータリーが青少年を尊重し、かつ青少年に関心を抱いていることを一層明らかにすること。
  2. 選ばれた青少年指導者およびその資質のある人に実地訓練を体験させ、責任ある有能なボランティア青少年指導者となるよう激励、援助すること。
  3. 青少年による青少年へのたえざる、力強い指導を奨励すること。
  4. 青少年指導者として地域社会に尽くしている多数の青少年の優れた資質を公に表彰すること。どの種のプログラムを開発するにしても、そのプログラムを通じて上記の目的をどの程度達成することができるかを、考慮すべきである。
(ロータリー章典41.080.3.)

活動カリキュラムの中心(Core Curriculum)
すべてのRYLAプログラムは、その活動カリキュラムの中心として、次の主題を含むべきである。
  1. 指導力の基礎
  2. 良き指導者の倫理
  3. 効果的指導力における伝達力の重要性
  4. 問題解決と紛争管理
  5. ロータリーとは何か、ロータリーは地域社会で何をしているか
  6. 自信と自尊心を培うこと
  7. 地域社会の市民であり、世界市民であるという要素併せて地元に関連があり、地元の慣習にふさわしい方法で取り組まれている問題を考察すること。
(ロータリー章典41.080.4.)

RYLAにおける支援(Service in RYLA)
若者たちに、奉仕理念を奨励し、これを育み、さらに奉仕への献身を教え込むために、RYLAの中心となるプログラムはロータリーの目的を鼓舞するものでなければならない。
クラブと地区は、倫理的リーダーシップ向上、チームビルディング、国際理解、善意、平和を推進する奉仕活動とカリキュラムを含めることを奨励されている。
(ロータリー章典41.080.5.)

RYLAに関与するロータリアンの活動
(Activities for Rotarians Involved in RYLA)

RYLAプログラムにかかわりのあるロータリアンは、次のことを行うよう奨励されている。
  • 連絡を取り合い、情報を分かち合い、互いのRYLAプログラムに出席する。
  • 多地区合同レベルや国際的レベルで、RYLAプログラムを組織する。
  • RYLA行事について情報をインターネットに掲載する。その際、主な研修資料を含める。
  • 他団体からの候補者も含め、指導者養成の機会になかなか恵まれないRYLAプログラムの参加者を招待する。
  • RYLAプログラムの参加者がこれからの活動に引き続き関わる様、参加者に今後のRYLA活動の企画や指導に参加してもらう。
(ロータリー章典41.080.6.)

RYLAセミナーおよびプログラム(RYLA Seminars and Programs)
RYLA研修会は、可能であればゾーンレベルでRYLAプログラムに関与しているロータリアン同士の情報交換を促進できるよう組織されるべきである。さらに、ガバナーと理事は、地区研修・協議会、地区大会、およびロータリー研究会のプログラムにRYLAを組み入れるよう奨励されている。
(ロータリー章典41.080.7.)

RYLA計画ワークショップ(RYLA Planning Workshops)
理事会は、効果的なRYLAプログラムについて、地区RYLA委員長、地区RYLA委員、およびRYLAに関心のあるロータリアン同士で情報交換をするため、多地区合同、地域、またはゾーンレベルでのRYLA計画ワークショップを開発するよう奨励している。
(ロータリー章典41.080.8.)

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ロータリー青少年交換における支援

Service in Rotary Youth Exchange

若者たちに、奉仕理念を奨励し、育み、さらに奉仕への献身を教え込ませるために、ロータリー青少年交換の体験をロータリーの目的に合致するものにしなければならない。
クラブと地区は、倫理的リーダーシップ向上、チームビルディング、国際理解、善意、平和を推進する奉仕活動とカリキュラムを含めることを奨励されている。
(ロータリー章典41.070.24.)

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ロータリーセンター・ホストエリアコーディネーター

Rotary Center Host Area Coordinator

ホストエリアリエイゾンの名称が2005年7月1日より、ホストエリアコーディネーターに変わった。日本の場合、ロータリーセンターは国際基督教大学で、ホストエリアは、第2750地区、第2580地区、第2590地区、第2780地区、第2770地区、第3790地区の 6地区である。フェロー、クラブ、地区、カウンセラー、大学間の連絡、オリエンテーションの主催などの任務を負う。2006年2月の管理委員会で、平和フェローを受け入れる場合、ホストエリアコーディネーターが、ホストエリアの地区ガバナーと地区ロータリー平和フェローシップ委員長と協議のうえ、フェロー1名に正副2名のホストカウンセラーを任命することになった。フェローが日本に来て最初の3か月間にホストエリアの主要行事に、単独で、またはグループで出席できるよう配慮するのも、ホストエリアコーディネーターの責務である。

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ロータリー戦略計画

Rotary Strategic Plan

ロータリー資料1・「ロータリー戦略計画」を参照。(P403-418)

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ロータリー全体で連絡を調整している団体リスト

Coordinated Contact List

ロータリー章典第35条には、RI会長が財団管理委員長と相談した上で書面で同意しない限り、いかなる役員および個人も、RIまたはロータリー財団の代わりに他団体に連絡したり、支援を要請したりしてはならないと記載されている。クラブ、地区、そのほかのロータリー機関は、ほとんどの場合において、各自のプロジェクトのために他団体と協力関係を結ぶことが奨励さ れている。RIとロータリー財団が公式に協力関係を結んでいる団体の最新リストは、RIウェブ サイトを確認のこと。
また、RIは国連の諮問的地位を与えられているため、ロータリークラブ、地区、ロータリーのグループは、国連に登録しようとすべきではない。国連機関または国連関連団体と協力することに関心がある場合は、国連またはそのほかの団体へのRI代表(「公式名簿」に記載)に相談すべきである。これら代表者の確固としたネットワークは、ロータリアンを、国連機関やそのほかの団体の適切な担当者に紹介し、協力の可能性を見出すものである。

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ロータリー創始者

Founder of Rotary

1905年2月23日、米国イリノイ州シカゴにおいて、青年弁護士、ポール・P・ハリスがロータリーを創始した。その日ポール・ハリスはシルベスター・シール(石炭商) 、ガスターバス・ロー ア(鉱山技師)、ハイラム・ショーレ(洋服仕立て業)とノースディアボン街127のユニティ・ ビルのローアの事務所で会合を開いた。この711号室は現在RI世界本部内に復元されている。彼は1947年1月27日に逝去した。

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ロータリー創立記念日:世界理解と平和の日

Rotary's Anniversary: World Understanding and Peace Day

付録・「ロータリーの特別行事」を参照。(P734-735)

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ロータリー組織

Rotary Entities

国際ロータリー、ロータリー財団、ロータリークラブまたはクラブのグループ、ロータリー地区または地区のグループ(多地区活動または多地区合同運営組織を含む)、ロータリアン行動グループ、ロータリー親睦活動グループ、RI国際大会ホスト組織委員会、および国際ロータリーの地域単位群。個々のRIプログラムはロータリー組織ではない。

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ロータリーソング

Rotary Song

ロータリー創立後、3年間シカゴロータリークラブでは、奉仕強調派と親睦派との間に激しい討論があり、クラブの崩 壊寸前となったとき、印刷業のハリー・ラグルスが「諸君、歌を唄おうではないか」と提案したのが始まりと言われている。まもなく、ロータリーの例会で歌うことが習慣となった。
この習慣は米国の多くのクラブに普及し、今日では、オー ストラリア、日本、ナイジェリア、ニュージーランド、カナダ等様々な国のロータリー例会のポピュラーな親睦行事となっている。例会の初めに国歌を歌うクラブもある。しかし、ヨーロッパ、南米、アジアのロータリークラブの例会でロータリーソングが歌われることはほとんどない。
日本では、「われらの生業」「奉仕の理想」「それでこそロータリー」「手に手つないで」などが歌われているがその他、童謡、自クラブソングなどいろいろ趣向を凝らしているクラブも見受けられる。

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ロータリー地域雑誌

Rotary Regional Magazines

ロータリーの地域雑誌は、ロータリーの公共イメージを推進するためのものである。ロータリー章典に記載された基準を満たしているロータリー出版物は、認定を申請することができ、RI理事会の承認を受けた上で、ロータリー・ワールド・マガジン・プレスの雑誌としての免許を得ることができる。5年ごとに免許の更新が義務付けられている。
(ロータリー章典51.020.)

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ロータリー地域社会共同隊(RCC)

Rotary Community Corps

これは、国際ロータリーの常設プログラムであり、ロータリー村落共同隊(Rotary Village Corps)を前身として、1986年に理事会によって採択されたものである。
理事会は「ロータリー地域社会共同隊方針書」と「標準ロータリー地域社会共同隊(RCC)」を定期的に見直し、必要に応じて修正する。

運営指針
  1. ロータリー地域社会共同隊プログラムは、国際ロータリーによって開発、創設された活動であり、組織要件および手続基準の創設と強制権限、ロータリー地域社会共同隊の名称と記章の保護および維持の権限は国際ロータリーが保持する。
  2. ロータリー地域社会共同隊プログラムの目的は、持続可能な奉仕への取り組みに参加し、これを推進することによって、地域社会のニーズに対応し、活力を与えることである。
  3. ロータリー地域社会共同隊(RCC)プログラムの目標は以下の通りである。
    • 地域社会の向上へ向けた共同活動において、ロータリアンと非ロータリアンの間のパートナーシップを向上させること。
    • 最も差し迫った懸念や適切な実施方法を確認するというメンバー独自の能力を見出すことによって、地域社会のニーズに積極的に取り組むコミュニティメンバーを支援すること。
    • 地域社会のより広い領域で、焦点を当てた奉仕プロジェクトを開発し完遂させることによって、地域社会のニーズに対する持続可能な解決策を推進すること。
  4. ロータリー地域社会共同隊の活動とプロジェクト
    • ロータリー地域社会共同隊には、地域社会の特定のニーズの評価に基づいて選択された活動やプロジェクトに従事することが強く奨励される。これらの活動とプロジェクトは必ず、地域および国で適用されるすべての規則と規制に従って行われるようにする。
    • 各共同隊は、その活動の中で、毎年少なくとも二つの主要なプロジェクトに着手しなければならない。
    • 各共同隊は、計画、組織、資金調達、および自らの活動運営に責任を負うものとする。共同隊その提唱ロータリークラブから、時たまの、あるいは偶発的な財政支援以上のものを受けてはならないし、または他のロータリークラブや他のロータリー地域社会 共同隊に一般的な要請をしてはならない。また、提唱ロータリークラブの事前の承認なしに、個人、企業、またはコミュニティの団体から資金援助を要請してはならない。共同隊のプロジェクトや活動からの収益は、同共同隊のプロジェクト費用を支払うため、奉仕プロジェクトのために使わなければならない。
  5. ロータリー地域社会共同隊(RCC)スポンサーシップ
    • 各ロータリー地域社会共同隊は、1つ以上の地元のロータリークラブが提唱するものとする。提唱ロータリークラブは、ロータリアンの委員を通じて、活動、プログラム、共同隊のポリシーに関する定期的な助言を提供するものとする。
    • ロータリー地域社会共同隊は、それが所在する地区外のクラブによって提唱されることはない。
  6. ロータリー地域社会共同隊(RCC)への会員資格
    • 各共同隊のメンバーは善良な成人で、潜在的なリーダーシップを持っており、地域社会の向上に貢献する熱意、能力を備えた成人で構成するものとする。メンバーへの加 盟は、共同隊コミュニティ内、またはその付近に居住、勤務、通学するすべての者にその資格が与えられるものとする。
    • ロータリー地域社会共同隊のすべてのメンバーは、入会および継続の受諾を以って、ここに明記されたプログラム方針とガイドラインを受諾、遵守し、これらの方針に拘 束されることに同意するものとする。
    • 各共同隊のメンバーの選出は、共同隊と提唱ロータリークラブの協議によって決定しなければならない。
    • 共同隊の会員資格を引き続き満たすことができない場合、または、正当な理由によって、会費を納入しているすべてのメンバーの3分の2以上の投票によって共同隊が決定した場合、共同隊の会員資格は終結される場合がある。
    • 共同隊のメンバーより支払われるべきあらゆる手数料、会費、負担額は、名目上、管理費を満たすことを唯一の目的とした費用とする。共同隊は年に一度、有資格者の協力の下ですべての財務処理の監査を実施し、結果を共同隊のメンバーおよび提唱ロータリークラブに報告する。
  7. ロータリー地域社会共同隊(RCC)リーダーシップグループ
    • ロータリー地域社会共同隊は、提唱ロータリークラブと協議の上で、会費を納める会員で構成され、共同隊の単純過半数によって選出された指導グループを置くことが奨励される。共同隊と提唱クラブによって決定された場合を除き、指導グループの任期は1年とする。
    • 指導グループは、この人物は提唱ロータリークラブまたは社会とともに協働するすべての事業の代表者として、グループ内から代表者を1名選出するものとする。この代 表者は、職務の実行に必要となる委員会を任命することができる。委員会は、職務が終了、代表者の解任、または代表の任期終了まで存続するものとする。各共同隊は、管理運営、職業奉仕、社会奉仕、財務のための委員会を任命することが奨励される。
  8. ロータリー地域社会共同隊に関するガバナーの役割
    • ガバナーおよびガバナーエレクトは、クラブおよび地区の会合において、RCCプログラムの価値を伝え、その地域社会においてRCCのプロジェクトを奨励すべきである。
    • すべてのガバナーは、地区ロータリー地域社会共同隊委員会を任命することが奨励される。この委員会の役割と責務は次の通りである。
      1. 地区内のクラブと定期的な会合および地区の会合を通じてRCCプログラムへの理解と参加の促進
      2. RCCを設立するクラブの支援
      3. クラブにProject LINK上にRCCプロジェクトを登録することを奨励
      4. 地区のウェブサイト、ガバナーの毎月のニュースレター、およびRI出版物を通じた広告宣伝のための効果的なRCCプロジェクトを確認する
      5. 地区のRCCの状況や活動を記録し、ガバナーおよびRI事務局に定期的に報告すること
    • ガバナーは、リーダーシップの技術、人前で話す技術、コミュニケーション、RCCプロジェクトの計画と実施、ロータリー地域社会共同隊プログラムの目標を達成するために必要となる他の必要事項に関して研修するために、RIに費用を負担させることなく、ロータリー地域社会共同隊の指導者のための指導者キャンプや会議を開催することが求められる。
    • ガバナーは、RIへの地区ガバナー報告書の中に、地区内で活動中のすべてのロータリー地域社会共同隊のリストを含めることが求められている。すなわち、このリストには提唱ロータリークラブはもちろん、活動中の主要なロータリー地域社会共同隊のプロジェクトを記載すべきである。
  9. (ロータリー章典41.050.)

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ロータリー地域社会共同隊(RCC)小委員会

Rotary Community Corps (RCC) Subcommittee

ロータリー地域社会共同隊プログラムは、社会奉仕部門におけるクラブの活動である。ガバナーは、ロータリー地域社会共同隊プログラムを地区レベルで推進、運営する責務を地区社会奉仕委員会にゆだね、地区社会奉仕委員会の中にRCC小委員会を設置するよう奨励されている。この小委員会は、委員の継続性を図り、RCCを提唱している地区内のロータリークラブに具体的支援と指導を提供する。

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ロータリー地域社会共同隊のための重要なメッセージ

Key Messages for the Rotary Community Corps Program

ロータリークラブと地区は、ロータリー地域社会共同隊の支援にあたり、次の戦略を実施すべきである。
  1. 地域に積極的に貢献する実行可能な奉仕プログラムとして、ロータリー地域社会共同隊を広報する。出版物、ビデオ、インターネット、クラブでプレゼンテーション、そのほかの方法を活用する。
  2. 会員が少ない地域でのロータリー地域社会共同隊の設立を奨励、提案することにより共同隊プログラムの範囲を拡大する。
  3. ロータリー地域社会共同隊とその提唱ロータリークラブとの間の関係を強化する。ロータリー地域社会共同隊委員会の設置を、各ロータリークラブに奨める。
  4. 地域社会共同隊が、地域社会の具体的なニーズ調査の結果に基づいた持続可能な活動やプロジェクトを選択するように指導し、そしてまた隊員の技能を利用するように指導する。
  5. ロータリー地域社会共同隊が、プロジェクトの長期的な成果をもたらすために、よいプロジェクト管理を実践するよう奨励する。
  6. ロータリー地域社会共同隊が、必要に応じて、地域開発活動での協力と支援が得られるよう、非政府団体、地域団体、地元政府との関係を築くことを奨励する。

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ロータリー手帳

Rotary Note

ロータリーの活動に役立つよう、7月スタートのロータリー年度に合わせて作られている。5月に発行。ロータリー関係資料、ガバナー事務所、地区大会の予定等も掲載されている。

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ロータリーデー

Rotary Day

1905年2月23日、ポール・ハリスと3人の仲間がシカゴのユニティ・ビル711号室に集まり、ロータリーが誕生した。このロータリー創立記念日をロータリーデーと言い、それを祝うイベントの計画がされる。例えば、世界各地の名所で「End Polio Now」のメッセージを 映し出すイルミネーションが行われ、ポリオ撲滅活動への支援を呼びかけた。2014-15年度ゲイリーC.K.ホアン会長はこのロータリーデーを推進し、地域社会の人々に、楽しみながら情報を学んでもらうイベントを催し、ロータリーを紹介するということを奨励し表彰する。

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ロータリーという名称

Name of Rotary

最初の頃は、クラブの会合が会員の事務所で(in rotation)に開か れていたことから、この名称がつけられたと言われている。

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ロータリーと報道機関との関係

Rotary and News Media Relationships

クラブとガバナーは、ロータリーと報道機関との関係向上のために適切な措置を講じるよう要請されている。さらに、クラブと地区は、地域的、社会的、文化的諸条件と地元の報道機関との関係を考慮に入れ、次のような活動に着手すべきである。
  1. メディアの役割に関して話をしてもらうため、報道関係者をクラブに招く。
  2. ロータリアンのために、広報とメディアの利用に関する研修会、グループ討論会、あるいはフォーラムを開催する。後援者またはパネリストとしてメディア関係者を招く。
  3. 若いジャーナリストを対象に、クラブを基盤とした職業能力開発の機会を設け、参加者からの感想を求める。
  4. 報道機関の代表者をロータリークラブ会員に迎え入れるよう、一層の努力をする。

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ロータリーによるガバナーへの資金提供

Rotary Funding for Governors

ガバナーは、クラブ訪問、研修および事務経費に関連する費用の一部を相殺するための資金提供を受ける。当該資金は、ロータリーおよび理事会方針に従いガバナーが義務および責任を遂行する目的で使用される。
(ロータリー章典69.030.1.)

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ロータリーのウェブサイト

Rotary's Website

理事会はRIのウェブサイトを開設し、維持する責任がある。このウェブサイトはロータリーのウェブサイトと称され、理事会が承認した複数の言語で開かれるものとする。このウェブサイトの目的は理事会がRIの目的とロータリーの目的を推進するのを助けることである。RI,地区、およびクラブは適切な言語によるウェブサイトを維持するよう強く奨励され、可能な場合、こうしたウェブサイトにロータリーのウェブサイトへのリンクを設けるものとする。
(RI細則第22条.)

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ロータリーの営利化

Commercializing Rotary

ロータリーの「公式名簿」は、全ロータリアンのための情報として毎年発行されている。いかなるロータリアンも、「公式名簿」、クラブや地区の名簿、ロータリー関係プロジェクトや活動に関連して作成されたその他のデーターベースや名簿を、営利目的のために使用してはならない。
(ロータリー章典11.010.6.)

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ロータリーの家族委員会

Family of Rotary Committees

地区とクラブは、ロータリーの家族委員会を設置し、会員の退会をさらに防止するために適切なプログラムを積極的に立ち上げ、継続するよう奨励されている。

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ロータリーの環境保全

Rotary's Preserve Planet Earth

RIは、高まる環境汚染を食い止める必要を認識し、1990年、「われらの天体地球の保全」(Preserve Planet Earth),1995年、持続可能な簡便な技術を使い、「安全な水を必要なところへ供給する」プロジェクトなどは、ロータリアンの環境への理解を深め、環境保全プロジェクトの数を増やすようロータリークラブに奨励するものである。こうした活動は、第3奉仕部門である社会奉仕に属するものである。

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ロータリーの教育および情報

Rotary Education and Information

クラブは、準備が行き届き、首尾よく実施されるロータリーの教育および情報プログラムを継続的に行うべきである。これには、直接の面会、RI文献の活用、クラブの行事や活動への新会員の個人的な参加を通じて行われる、基本的な入会前の情報提供と入会後のフォローアップ活動などが含まれることもある。クラブは、適切な場合、このようなプログラムの一環として配偶者を招くよう奨励されている。

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ロータリーの広報の目的

Purpose of Rotary Public Relations

ロータリーの広報計画の目的は、ロータリーの目的と各種 プログラムへの理解、認識、支援を育成することである。広報計画は、すべてのロータリアンの間に、次のような意識を 高めるものでなければならない。つまり、広報の目的を達成し、人類への奉仕を拡げるなら、良い意味でパブリシティー、好ましい広報、肯定的イメージは、ロータリーにとって望ましく不可欠の目標となる。

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ロータリーの綱領

文言をわかりやすくするために邦訳が「ロータリーの目的」と改正された。

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ロータリーの国際事務局

Rotary International Office

世界本部以外の世界各地にある事務局。ロータリーの世界本部を含まない時は「ロータリーの国際事務局」と呼ぶ。各事務局は、指定された地域のロータリークラブと地区ガバナーに業務奉仕する。
  • Rotary International Brazil Office ブラジル事務局
  • Rotary International Europe and Africa Office ヨーロッパおよびアフリカ事務局
  • Rotary International Japan Office 日本事務局
  • Rotary International Korea Office 韓国事務局
  • Rotary International South Asia Office 南アジア事務局
  • Rotary International South Pacific and Philippines Office 南太平洋およびフィリピン事務局
  • Rotary International Southern South America Office 南アメリカ南部事務局

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ロータリーの賛歌

RI Anthem

公式の「ロータリーの賛歌」(Rotary Anthem)(030)は、ベートーベンの「エグモント」序曲作品84の行進曲を編曲した楽曲である。この楽曲は、国旗入場式などの然るべき行事で使用できる。
(ロータリー章典26.050.)

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ロータリーの雑誌

Rotary Magazines

購読義務(Mandatory Subscription)
RI細則に従って、本クラブがRI理事会によって、本条規定の適用を免除されていない場合、各会員は、会員身分を保持する限りRIの機関雑誌またはRI理事会から本クラブに対して承認ならびに指定されているロータリー地域雑誌を購読しなければならない。同じ住所に住む2人のロータリアンには、雑誌を合同で購読する選択肢がある。購読料は、理事会により定められた期日に支払われ、購読の期間は、本クラブの会員となっている限り継続するものとする。

購読料(Subscription Collection)
購読料は、クラブが、その前払金を各会員から徴収し、RIの事務局またはRI理事会の指定によって購読することとなった地域雑誌の発行所に送金しなければならない。
(標準クラブ定款第17条第)

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ロータリーの使命の遂行

Carrying Out Rotary's Mission

ロータリークラブと地区は、ロータリーの使命を遂行するべく、ロータリーの基本理念と価値観を認識すべきである。ロータリアンが奉仕プロジェクトを立案するにあたっては、これらの概念を心にとどめ、地域社会のニーズを見極めるべきである。

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ロータリーの出版物

Guidelines for Rotary Publications

ロータリー出版物の主要目的は、それが印刷物、録音資料あるいは電子出版物にかかわらず、諸事全般においてロータリーの目的を促進させるためである。

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ロータリーの新世代奉仕プログラムのビジョンおよび理念

Rotary’s Vision and Philosophy for New Generation Programs

ロータリーの新世代奉仕プログラムは、未来への投資である。― すなわち、私たちの子孫や地域社会やロータリーの未来への投資なのだ。
ロータリーの新世代奉仕プログラムを通じて、ロータリアンは新世代とロータリーの理念や伝統を次世代の若者たちと共有する。ロータリーの理念や伝統は次の項目が含まれる。
  • ロータリー家族内での友情
  • 地域社会および国際社会への奉仕
  • 世界の全ての人々に対する理解、その文化に対する理解、風習に対する理解・それは世界 平和の基盤となる
  • 全ての価値ある職業への敬意
  • 合理的な意思決定の指針としての四つのテスト
  • ロータリーの将来への投資意識を促進させるための革新的なリーダーシップの機会
    青少年たちとの様々なプログラムや継続的な関係を通じて、ロータリーは世界の将来のリーダーたちのビジョンや希望、期待を通して、未来を垣間見ることができる。

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ロータリーの重点分野

Rotary's Areas of Focus

国際ロータリーおよびロータリー財団は、優先的に取り組む以下の6つの重点分野を定めた。
  • 平和と紛争予防/紛争解決
  • 疾病予防と治療
  • 水と衛生
  • 母子の健康
  • 基本的教育と識字率向上
  • 経済と地域社会の発展
クラブは様々な方法で、これらの重点分野に沿ったプロジェクトを実施できる。

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ロータリーの推進におけるロータリアンの責任

Rotarians Responsibility in Promotion of Rotary

個々のロータリアンは、ロータリー発展と奉仕活動を改善、拡張するために、ロータリーとは何か、ロータリーが何をしているのかについて、自ら他の人々に知らせ、地域社会におけるロータリークラブの存在感を一層際立たせる力となるよう要請されている。
(ロータリー章典9.050.1.)

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ロータリーの席次

Rotary protocol

RIと財団の現、元および次期役員と委員会委員、およびそれぞれの配偶者が、RIの会合と行事への出席にあたり、紹介を受ける順序、歓迎レセプションの並び順として、およびRI出版物にその名前が掲載される順序として、次の席次が適用されるべきである。
会長(または会長代理)・会長エレクト・会長ノミニー・副会長・財務長・理事・執行委員会委員長・そのほかの理事・元会長(先任順)・管理委員長・管理委員長エレクト・副管理委員長・ そのほかの管理委員・事務総長・理事エレクト・次期管理委員・理事ノミニー・元理事(先任順)・ 元管理委員(先任順)・元事務総長・RIBIの会長・直前会長・副会長・名誉会計・ロータリーコー ディネーター・ロータリー公共イメージコーディネーター・ロータリー財団地域コーディネーター・地区ガバナー・地区ガバナーエレクト・地区ガバナーノミニー・パストガバナー(先任順)
ロータリーの公式行事においては、役員とその配偶者に対し、一度だけ、席次に従って敬称で呼びかけるべきである。2つ以上の役職を保持しているロータリアンは、高いほうの役職の席次に就く。
上記の義務づけられた席次の次には、以下の席次が推奨されており、地元の慣習やしきたりに従ってこれを修正すべきである。
ガバナー補佐・地区幹事/会計・地区委員会委員・クラブ会長・クラブ会長エレクト・クラブ副会長・クラブ幹事・クラブ会計・クラブ会場監督・そのほかのクラブ理事・クラブ委員会委員長・元ガバナー補佐・ロータリアン・ロータリー財団学友・ロータリアンの家族
地区会合においては、外国から来訪したロータリアンは、同じ地位にある地元のロータリアンより上席に就くことができる。これは、来賓への礼儀を示すためである。
ロータリアン以外で高位の人物がいる場合は、地元の慣習に従って、上位を与えることができる。ロータリアンがロータリアン以外の人物よりも上席となる場合は、クラブと地区が来賓にあらかじめ説明をしておくよう奨励されている。
(ロータリー章典26.080.)

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ロータリーの力は洋々たる大河の流れ

Rotary Flows as the Great River

創始者ポール・ハリスは、自叙伝「ロータリーへの私の道」の中で、次のように書いている。「大河は無数の支流の集まりであり、その支流のそれぞれ には、また無数の小川、渓流が流れ込んでいる。この小川 や渓流の水は大河の流れに入るべく、丘を下り山を下ってやってくる。ロータリーの成長もまたこれと似ており、ロータリーが今日の姿あるのは、多くの国々の自己犠牲をいとわぬ無数のロータリアンのおかげである」。

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ロータリーの定義

A Definition of Rotary

ロータリーは、人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業および専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体である。ロータリアンはそれぞれのクラブの会員であり、ロータリークラブは、RIの会員である。 RIの目的は、
  1. ロータリーの目的を推進するようなプログラムや活動を追及しているRI加盟クラブと RI地区を支援すること。
  2. 全世界にわたって、ロータリーを奨励し、助長し、拡大し、管理すること。
  3. RIの活動を調整し、全般的にこれを指導すること。

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ロータリーの友

The Rotary-NO-TOMO

1952年(昭和27年)4月、第60区の大会が開催 され、新年度から日本の地区は東日本と西日本の二つに分割が決定。この地区大会では、日本の2地区で共通の 雑誌を発行することが決定した。「ロータリーの友」は、これまでともに活動をしてきた日本のロータリアンが、分割されてからも緊密に連絡を取り合い、情報を共有するための機関紙として企画されたものである。現在、RI よりロータリー地域雑誌に指定され、ロータリークラブ会員は購読義務がある。国内の活動、RIの活動や方針の紹介を中心に、会員同士の意見交換、地区大会の講演や卓話の要旨などを掲載している。2013年の規定審議会の結果、RIが指定した地域雑誌を各会員は、郵送で送られる印刷物か、インターネットを通じた電子版のいずれかの選択肢を選べるものとなった。日本では、2014年1月よりロータリーの友電子版が開始された。

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「ロータリーの友」ウェブサイト

Website of The Rotary-NO-TOMO

ロータリーの最新ニュース、「ロータリーの友」掲載記事の追加情報や写真の紹介をしている。ウェブサイトをもっているクラブとリンクしているので、メークアップするクラブの情報を事前に手に入れることができる。RIのウェブサイトには、トップページだけでなく、日本のロータリアンのニーズの高いページに直接リンクしている。

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ロータリーの友月間

rotary no tomo Month

付録・「ロータリーの特別行事」を参照。(P732)

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ロータリーの友事務所

The Rotary-NO-TOMO Office

付録・「ロータリーの友委員会と一般社団法人ロータリーの友事務所」を参照。(P752)

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ロータリーのない国および地域へのロータリー拡大

Guidelines for Clubs to Conduct Projects in Non-Rotary Countries

現在、ロータリークラブのないところは、非ロータリー国あるいは非ロータリー地域と定義する。ロータリアン、クラブ、地区は、理事会の事前の承認なしに、いかなる拡大活動も行うことがないものとする。
ロータリーのない国および地域にロータリーを拡大することに関心のあるロータリアンは、援助を提供するため、事務総長に連絡し、該当地域の拡大代表に支援を申し出る。理事会は、拡大代表の推奨があり、さらに以下の基準が満たされている場合には、非ロータリー国および非ロータリー地域におけるロータリークラブの開始申請を検討する。
  1. ロータリークラブ結成に必要な許可を政府から得ていること
  2. クラブが、政治に関係のない国際的な団体として自由に活動できること
  3. その所在地に、ロータリークラブを維持するのに十分な数の事業および専門職務に携わる人々と地域社会のリーダーがいること
  4. ロータリークラブは、標準クラブ定款の定める通り、規則正しく会合を開くことができること
  5. ロータリークラブは、外部からの援助を必要とせず、RI細則の規定する財政的義務を果たす能力があること
  6. ロータリークラブは、会員数を維持、拡大し、奉仕プロジェクトを実施し、ロータリー財団を支援し、他国からのロータリアンビジターを歓迎し、クラブレベルを超えてロータリーで奉仕できる指導者を育成できること
  7. 既存の地区がそのテリトリー内に、非ロータリー国および非ロータリー地域を含むことに同意すること。
(ロータリー章典18.040.)

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ロータリーのない国においてクラブがプロジェクトを実施するための指針

Guidelines for Clubs to Conduct Projects in Non-Rotary Countries

RIは、クラブおよび地区がロータリーの存在しない国において国際奉仕プロジェクトを実施するのに役立つ次の指針を採択した。
  • いかなる場合においても、クラブまたは如何なる会員も、正式、非正式を問わず、プロジェクト実施面において拡大活動を実施すべきではない。拡大は、理事会の責任において為 されるものである。
  • プロジェクトが実施される地域社会の指導者、ならびに同地区の政府当局に対し、プロジェクトの目的、範囲、期間、受益者、クラブの役割を明確に説明すべきである。
  • プロジェクトを実施する前に、目的、趣旨、国内の連絡担当者、他団体と政府機関の関与の範囲と協力の種類、完了予定期日、財団補助金申請の有無など、プロジェクトの 内容に関する完全な概要をガバナーに提出し、その写しを事務総長に送付すべきである。
  • プロジェクト状況報告は、半期ごとにガバナーに提出し、写しを事務総長に送付すべきである。
  • クラブは、プロジェクトがクラブの所在国あるいはプロジェクト実施国の法律に違反するものではなく、その実施に当たってプロジェクト実施国の適切な政府当局の承認を受けていることを確認すべきである。
  • 他団体と協力して実施する場合、クラブは、その団体がプロジェクト実施国の法律に従い登記され活動していることを確認すべきである。

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ロータリーの歯車

Rotary Wheel

ロータリー資料2・「ロータリーの名称とエンブレム」を参照。(P652-654)

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ロータリーの旗

Rotary Flag

ロータリーの公式旗は、白地でその中心にロータリー徽章を飾ったものである。輪全体として金色、輪縁の四つの窪みの部分はロイヤルブルーとすべきである。窪みの“Rotary”と “International”の文字は金色、中心と楔穴は白色である。
(ロータリー章典33.030.2.、33.030.10.)
クラブ旗としてこの旗を掲げるクラブは、大きな青色の文字で輪の上部に“Rotary Club”の文字をまた、輪の下部に市区町村、都道府県・州、省あるいは国の名称を記入できる。
(ロータリー章典33.030.11.)

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ロータリーの標語

Motto of Rotary International

「超我の奉仕」(Service Above Self)および「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」(One Profi ts Most Who Serves Best)が、ロータリーの公式標語である。前者がロータリーの第1標語である。後者は、2010年規定審議会で修正が加えられ“they”が“one”に置き 換えられた。
(ロータリー章典33.080.)

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ロータリーの標章

Use and Protection of the Rotary Marks

語および意匠(デザイン)の両方を含む商標および奉仕の標章であるRIの知的所有権。全世界を通じてRIが所有する。

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ロータリーのホームページ開設

Opening Rotary Home Page

RIコミュニケーション委員会では、急速に普及しつつあるインターネットを利用して、迅速かつ広範囲へ情報の伝達を図るべく、1996年1月1日にワールドワイドウェーブにホームページを開設した。アドレスは、http://www.rotary.org

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ロータリーの目的

The Object of Rotary

ロータリー資料1・「ロータリーの目的」を参照。(P582)

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ロータリーの目的の受諾と定款・細則の順守

Acceptance of Object and Compliance with Constitution and Bylaws

ロータリー資料1・「ロータリーの目的とその順守義務」を参照。(P582-583)

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ロータリーのリーダーシップ構成

Structure of Rotary Leadership

RIの中央役員は、RI理事会のメンバーと事務総長である。そのほかのRI役員は、ガバナー、グレートブリテンおよびアイルランド内RI(RIBI)の会長、直前会長、副会長、名誉会計である。
RIの役員は細則の定めるところに従って指名され、選挙される。
(RI定款第7条)

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ロータリー標章入り商品の販売を望むクラブと地区

Club and District Wishing to Sell Merchandise With the Rotary Marks

多くの場合は募金目的で、ロータリー標章入り商品を販売したいと望むロータリークラブと地区もある。理事会は、このようなプロジェクトを、クラブや地区のための募金活動や推進活動に役立つものとして奨励し、そのような販売を可能するための多くの方針を設けている。これには、特定行事のみのためにRIの免許要件に例外を認める方針や、RIの免許制度の下にいくつかの異なるレベルの免許を設ける方針などがあり、そのいくつかは、特に募金目的のための方針である。
「ロータリーの標章の免許契約」を参照。

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ロータリー標章の営利的使用

Commercialization of Rotary Marks

RI細則19.020.(RIの知的所有権の使用の制限)は、名 称と徽章の仕様に関して次のように規定している「RIの知 的所有権の仕様の制限、RIならびにクラブの名称、徽章、バッジその他の記章を、クラブまたはクラブの会員が商品の商標または特別銘柄として使用し、あるいはその他商業上の目的のために使用することは一切で きない」。ロータリークラブも個人も、商品の販売の標章としてロータリーの徽章またはロータリーの標章を使うことはできない。
(RI細則19.020.、ロータリー章典33.030.13、33.030.14.)

ロータリーの標章は奉仕および高い道徳的水準の象徴であるため、営利目的にロータリーの標章を使いたい人にとって、大変魅力的なものである。ロータリーの標章を営利目的に使用することは、ロータリー標章入り商品またはサービスの品質の高さを示唆するかのように思われるからである。ロータリー徽章とそのほかのロータリー標章は、クラブとその奉仕活動の象徴であり、クラブと会員を示すことのほかに使われるべきでない。
ロータリーの標章はRIの免許制の下に認可された場合を除き、営利目的のために使用することは一切できない。
(ロータリー章典34.010.)

営利目的の例に次のものが含まれる。
  1. 商品の商標、サービスマーク、団体の標章、あるいは特別銘柄として使用する場合
  2. ロータリープログラムで挙げた場合を除き、ほかのロータリー以外の標章と組み合わせて使用する場合。
(ロータリー章典33.030.2.)

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ロータリー標章の改造、修正、部分表示

Alteration, Modification, or Obstruction of the Rotary Marks

ロータリーの名称、徽章、そのほかの標章は、どのような方法であろうとも、改造、修正、あるいは部分表示すべきではなく、また所定の形以外のものを複製してはならない。
(ロータリー章典33.010.2.、33.030.6.、33.030.8.)

ロータリー徽章またはほかのロータリー標章は、部分表示されていなければ、異なった表出方法(透かし、刷り込み、陰影、浮かし)で複製できる。
ロータリー標章の正しい複製に関する最新情報、ロータリー徽章の複製の仕様、ロータリーの全資料のアイデンティティを標準的かつ一貫したものに維持するためのガイドライン、ロータリー標章に認められている修正については、「ロータリーを生き生きと表現しよう:ロータリアンのための「ボイス」とビジュアルアイデンティティのガイド」(547A)を参照。

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ロータリー標章の使用と保護

Use and Protection of the Rotary Marks

付録・「ロータリーの標章の使用と保護」を参照。(P750)

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ロータリー標章の入った商品の購入

Purchase of Merchandise Bearing the Rotary Marks

すべてのロータリアンおよびロータリー組織は、ロータリーの標章入り商品をRIの免許取得者からのみ購入するよう奨励されている。ロータリアンが特定の行事あるいは目的のために、ロータリーの標章を付した特注の商品を製造しなければならない場合のあることをRIは認識している。すべてのロータリアンは、まず必ずRI免許取得者に、この特注のロータリー徽章入り商品を注文し、RI免許取得者からそのような商品を得るのが非合理的と考えられる場合に限り、免許取得者以外から、そのような商品を求めるよう要請されている。いずれの場合も、免許取 得者以外の業者は、ロータリー標章の使用についてRIの免許業務課(RILicensingServices@rotary.org)の特別な審査を受け、承認を得なければならない。
(ロータリー章典34.010.5.、34.040.1.)

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ロータリー標章の複製

Reproducing the Rotary Marks

ロータリー活性化の取り組みの一環として、RIは、世界的にロータリーのメッセージを一貫したものとするための包括的なブランドガイドラインを作成した。クラブと地区の資料を作成する際に新しい「ロータリーを生き生きと表現しよう:ロータリアンのための「ボイス」とビジュアルアイデンティティのガイド」(547A)を使用することにより、ロータリーの活性化の一助とすることができる。

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ロータリー標章の免許契約

Licensing of the Rotary Marks

RI徽章を維持、保護するというRI理事会の責務を果たすため、また法的な面から標章の保護を強化するために、RI理事会は免許制度を定め、維持している。RIは現在、300近い個人、ロータリークラブ、ロータリー地区、法人に、数多くの商品を販売するための免許を交付している。
(ロータリー章典34.010.)

ロータリーの標章は、RIが所有する商標かつサービスマークであり、RIから免許を得た、あるいは使用許可が与えられた業者または個人のみがそれを複製することが認可される。RIに対しロータリーの徽章およびそのほかのロータリーの標章を付した物品の製造販売を出願する個人や商社は、多数にのぼっている。これらの物品には、襟章、バッジ、装飾用品、マグカップ、道路標識をはじめ、このほかにも多数の物品が含まれる。
RIは、営利企業を含む大小さまざまな会社およびロータリークラブと地区のために、異なる免 許の種類を設けている。募金のみを目的として設けられた免許の種類もある。クラブまたは地区がRIから免許を得ることに関心を持っている場合には、RI免許業務課(RILicnsingServices@ rotary.org )に連絡すること。

RIは、公共団体、信仰、または国家の象徴を傷つけたり、不当に示唆したり、あるいは侮辱または悪評に導くようなものに対して免許を交付しない。ロータリーの徽章は、いかなる個人、企業、法人によっても、商標として使用されてはならず、また、「ロータリー」「ロータリアン」という語は、いかなる個人、企業、法人によっても、その商品名や銘柄名として、あるいは製造または販売される商品の説明として使用されてはならない。
(RI細則19.020.、ロータリー章典33.020.、33.020.2.、34.050.3.)

免許取得者は、ポール・ハリスの肖像または「ポール・ハリス・フェロー」 、「財団友の会会員」、「ベネファクター」などの文字を使った表彰品目や認証品目を販売することは認められていない。
(ロータリー章典34.050.7.)

ザ・ロータリアン誌またはロータリーの地域雑誌への広告を通じて商品を販売することを望む業者は、ロータリーの標章を含む特注の商品を製造しようとしている場合、RIの公式の免許取得者にならなければならない。
(ロータリー章典34.060.1.)

襟ピンは、徽章が正確に複製されている限り、サイズに関係なく免許を交付できる。
(ロータリー章典34.050.2.)

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ロータリー文献の翻訳

Translation of Rotary Literature

RIは、RIの唯一の公式言語である英語以外の言語でロータリー文献を発行するための以下の方針に従う。
  1. RIは、クラブと地区にとって最も基本的な情報に 関し、フランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の翻訳版を提供する。確認されたニー ズと利用可能なリソースに基づき、イタリア語、ドイツ語、スウェーデン語、ヒンディー語で情報が提供される。
  2. ほとんどのRI出版物は、英語およびそのほかの言 語で、年度をずらして3年に1度改訂され、規定審議会の影響を最も受ける出版物は、審議会の後で改定される。ただし、事務総長は、この方針に対する例外を認める権限を有する。RI理事会方針への最近の変更は、www.rotary.orgを通じてクラブと地区のリーダーに伝えられる。
  3. 上記以外の言語を話すロータリアンが存在する地区あるいは地区グループは、地区内のクラブにとって不可欠な情報を自主的に翻訳、印刷、配布して差し支えない。有志で翻訳された出版物は、RIの公式翻訳とは見なされない。
(ロータリー章典48.020.)

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ロータリー文庫

Rotary Library

付録・「ロータリー文庫」を参照。(P752)

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ロータリー平和センター

Rotary Peace Centers

「ロータリー財団」を参照。(P362-364)

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ロータリー平和フェローシップ

Rotary Peace Fellowship

「ロータリー財団」 ・ 「ロータリー平和センター」を参照。(P362-364)

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ロータリー補助金

Rotary Grants

「ロータリー財団」を参照。(P354-359)

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ロータリーモーメント

Rotary Moment

田中作次2012~13年度RI会長が呼びかけたものである。心に残るロータリー体験のこと。単なるロータリークラブ会員から、真のロータリアンになった時の体験、つまりロータリーに打ち込むきっかけとなる何かをロータリーで見つけた体験を意味する。

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ロータリー友情交換(RFE)

Rotary Friendship Exchange

これは、1988年に理事会で採択された国際ロータリーの 常設プログラムである。
注: 理事会は以下の「ロータリー友情交換の指針」を定期 的に見直し、必要に応じてこれを改正するものとする。
ロータリー友情交換は、参加するロータリアンとその家族およびその友人がお互いに、国際間で訪問し合う機会を与え るものである。交換の目的は、参加者が新しいつながりや友情を作り出したり、共同奉仕プロジェクトのための基礎を築くとともに。文化を吸収し、また異文化に触れる経験をしたり、国際的な理解を深めたり、職業的スキルを向上させたりすることにある。交換チームは、例えば、職業目的の交換、文化目的の交換、奉仕目的の交換、双子クラブの創設や奉仕のパートナーの関係の創設など、それぞれの旅行の目的を特定しなければならない。勿論、これだけでなく、他の様々な目的も考えられる。
ロータリー友情交換は以下の特色を持つ
  • 相互的である。
  • 費用は全額参加者と、それぞれの地区が負担する。
  • ロータリアン、その家族、非ロータリアンに開かれている。
  • 特定された目的と目標を持っている。

若い専門職のための職業交換
また、ロータリー友情交換は、若いビジネスパーソンや専門職の人たちのためのユニークな教育機会として、働き始めた数年の間に行うこともできる。これらの職業交換は、地域社会やますますグローバル化する職場のニーズに対応するため、若者の間で専門職業とリーダーシップのスキルの向上が図られるよう考えられている、これらの職業交換は、幅広く厳格な国際旅行プログラムと参加型活動に従うものとする

職業訓練
職業訓練は他の国で実践されている職業を視察し、究極的に彼らの所属するすべての地域社会にとって利益をもたらす各自の分野で、アイデアの相互交換に参加する機会を提供する。

文化体験
文化体験は参加者に他の国、その国民および制度を学ばせ、世界的な文化の多様性への理解を促進する。

親睦の機会
親睦の機会は、お互いの問題や願望や地域社会の関心事のことを考え、そして長く続く友情と国際理解を促進するために、チームメンバーとホストが出会い、コミュニケーションを促し、友愛と善意の心で一緒に生活することを促進する。そして

ロータリアンの関与
ロータリアンの関与は、若くて成長中の専門職の人たちに、他の国や他の文化の中で、ロータリアンの職業に関する経験豊かな考え方を提供することであり、また、ロータリーの世界的使命を強化することに繋がる研修チームを派遣し、受入、そして教育的経験を共有することである。
これらの交換を実施する地区は、以下の要素を考慮すべきである。
  • 地区は、交換によって達成される明確な目的と目標を挙げなければならない。
  • 地区は、ホストの旅行プランの草案を作成しなければならない。
  • 地区は、ロータリアンの家庭または他の代替住宅に到着したチームメンバーに(代替住宅の場合はそれに関する説明と共に)、収容施設についての計画を提示しなければならない。
  • 地区は、派遣するチームメンバーに準備とオリエンテーションとして、言語、文化、および他の適切な事項を含む包括的な計画を提供しなければならない。その時間は12時間以上でなければならない。
参加地区の地区ガバナーは、世界中の友情交換委員長の電子メール連絡先リストによって参加希望者が交換を調整する手助けを行うために、地区友情交換委員長を任命する。
このリストはロータリアンが利用するためにRIウェブサイトに掲示される。
事務総長は、プログラムを促進するためのリソースを作成し、地区が交換パートナーを見つける手助けをする。
(ロータリー章典41.060.)

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ロータリーリーダー

Rotary Leader

「ロータリーリーダー」は、ロータリークラブと地区の役員、 およびロータリーのそのほかのリーダーのための電子マルチメディア刊行物である。これは、RIとロータリー財団のプログラムに関する世界共通の情報源とすることを目的としてRI 理事会が認可したもので、個々のプログラムについて特化した出版物が必要とされることのないように配慮したものである。「ロータリーリーダー」には、クラブと地区の役員がより効果的にその役割を果たすために役立つ情報やアイデアも掲載されている。これは、ロータリークラブと地区の役員への公式な連絡の手段ともなっている。
RI理事と財団管理委員、現クラブ会長と現地区ガバナー、ロータリーコーディネーター、ロータリー公共イメージコーディネーター、ロータリー財団地域コーディネーターを含め、シニアリーダーには自動的に各号の通知がEメールで送られ、クラブと地区のほかのリーダーとこの刊行物を分かち合うよう奨励されている。「ロータリーリーダー」は一般への配布を意図したものではないが、www.rotary.org/ja/rotaryleaderで誰でも無料で受信を申し込むことができる。
「ロータリーリーダー」は、8か国(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語)で発行される。

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ロータリーワールド

Rotary World

ロータリーのクラブレベル、地区レベル、国際レベルの指導者のために年に数回、9カ国語で発行される新聞。RIとロータリー財団の全プログラム、クラブと地区の興味深いロータリーニュースに関する世界的情報源。

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ロータリー・シニアリーダー

Rotary Senior Leader

現・次期・元RI会長、現・次期・元RI理事、現・次期・元財団管理委員。

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ロータリー・リーダーシップ研究会(RLI)

Rotary Leadership Institute

ロータリー資料1・「ロータリー・リーダーシップ研究会」を参照。(P419-428)

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ロータリー・ワールド・マガジン・プレス

Rotary World Magazine Press

ザ・ロータリアン誌およびRI理事会より認定されたすべてのロータリー地域雑誌から成る一群の刊行物。

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ロータリー・ワールド・マガジン・プレスに対するガバナーの責務

ガバナーはクラブに対し、雑誌の購読料を支払うよう、さらに、公共イメージと会員増強の情報資料として、雑誌を活用するよう促す。
(ロータリー章典19.010.4.)

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ローターアクト

Rotaract

これは、1968年に理事会で採択された国際ロータリーの常設プログラムである。理事会は「ローターアクト方針声明」「標準ローターアクトクラブ定款」「標準ローターアクトクラブ細則」を定期的に見直し、必要に応じてこれを改正するものとする。
(ロータリー章典41.040.)

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ローターアクトクラブとインターアクトクラブのための会長賞

Presidential Citation for Rotaract and Interact Clubs

RI会長賞(ローターアクトクラブまたはインターアクトクラブ)に記載されている項目を年度末までに達成したローターアクトクラブまたはインターアクトを称える賞である。すべての活動は6月30日までに完了・報告しロータリーのデータベースに反映する必要がある。
項目達成の報告は、書式を利用する必要はなく、すべてMy ROTARYで報告することができる。ただし、インターアクトクラブは提唱ロータリークラブ会長がオンラインの推薦フォームで8月15日までに提出する必要がある。

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ローターアクトクラブのRI認証

RI Certification of Rotaract Clubs

事務総長は、ローターアクトクラブの認証を行う。地区ガバナーの署名が認定の前提条件として必用になる。正式な規定ではないが、新規ローターアクトクラブは最低15名の創立会員を有することが推奨される。
(ロータリー章典41.040.2.)

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ローターアクトクラブの解散

ローターアクトクラブは次の場合に解散する。
  • 以下のために、提唱ロータリークラブの同意、承認または合意の有無にかかわらず、国際ロータリーにより解散させられる場合
    1. その定款に従い活動しなかった場合。
    2. 地区、国際ロータリー、またはロータリー財団やその役員、理事会、役員、職員に対して訴訟を起こしたり、継続している会員に会員資格を与え、継続・維持している場合。
    3. その他の場合。
  • 地区ガバナーおよび地区ローターアクト代表と協議した後に、提唱ロータリークラブにより解散させられた場合。
  • ローターアクトクラブ自身の決定により解散する場合。
(ロータリー章典41.040.の11.)

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ローターアクトクラブの目標

ローターアクトクラブの目的は、青少年が個々の能力を開発するために役立つ知識や技能を習得する機会を提供し、それぞれの地域社会における物質的あるいは社会的なニーズに取り組み、友情と奉仕活動を通じて全世界の人々の間により良い信頼関係を推進することにある。その目標は次の通りである。
  1. 専門技術および指導能力を開発すること。
  2. 他人の権利を慎重する観念を養い、あらゆる有用な職業の道徳的水準および品位を保持し推進すること。
  3. 若い人々に地域社会をはじめ世界各地のニーズと懸念事項に取り組む機会を提供すること。
  4. 提唱ロータリークラブと協力して活動にあたる機会を提供すること。
  5. ロータリーにおける将来の会員となるよう若い人々の意欲を高めること。
(ロータリー章典41.040.の2.)

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ローターアクト指導者研修会

Leadership Training Meeting for Rotaract

次期RAC役員すべては、地区レベルにおいてRAC役員としての指導力研修を受けるものとする。この研修には、会期1日から2日の指導者研修会が含まれる。この研修会は、RI地区ローターアクト委員会と協力して地区ローターアクト代表が実施する。出席者は、次期RAC役員、理事、委員会委員長で、費用は、提唱ロータリークラブが負担するか、あるいは事情によって提唱ロータリークラブとロータリー地区とローターアクト参加者の間で費用について取り決めるものとする。

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ローターアクト大会前会議

Rotaract Preconvention Meeting

ローターアクト大会前会議は、国際大会の公式プログラムの一環として、国際大会の直前に開かれる。会議の内容は、ローターアクターにとって重要な問題を取り上げることを目的としているが、すべての国際大会参加者が登録することができる。プログラムは、地区ローターアクト代表の役割と責務に重点を置く、地区ローターアクト代表のための別個の研修セッションが盛り込まれるべきである。ガバナーは、地区ローターアクト代表エレクトがこの会議に出席することに伴う経費の全額または一部を負担するよう奨励されている。

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ローターアクト多地区合同奉仕プロジェクト

2つまたはそれ以上の地区のクラブが参加するローターアクト提唱の奉仕プロジェクトを実施しても差し支えない。ただし、そのプロジェクトは、以下を満たしていなければならない。
  1. ごく自然で、クラブの活動の範囲や有効性を損なうことや妨げることなく、成功裏に実行するために、地区内のクラブやローターアクターのできる能力の範囲内であること。
  2. 関係地区の各地区ローターアクト代表がまずこのような合同活動に賛成したうえで、それぞれの地区のクラブの3分の2の承認があって初めて実施すること。
  3. 関係ガバナーの承認を得て実施すること。
  4. 関係地区の地区ローターアクト代表の直接監督下にあること。このようなプロジェクトのために募金もしくは徴収した全資金の保管は、プロジェクトや関連資金の管理を補佐するために任命される関係地区のローターアクターから成る委員会を通じて、関係地区の地区ローターアクト代表の責務とすること。
  5. 関係地区の地区ローターアクト代表が、合同で、事前に、理事会を代行する事務総長からプロジェクト実施の承認を得てから実施すること。
  6. ローターアクトクラブやローターアクターの参加は任意とし、任意ということを明確に打ち出すものとすること。クラブまたは個々のローターアクターの参加費用は最小限にとどめ、人頭分担金または賦課金その他といった形で強制してはならないし、また、そのようにほのめかしてもならない。
(ロータリー章典41.040.の17.)

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ローターアクトの標語

Rotaract Motto

RAC並びにその会員が使用するのにふさわしい次の標語が採択されている。「奉仕を通じて の親睦」(Fellowship Through Service)

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ローターアクトプログラムのための重要なメッセージ

Key Massages for the Rotaract Program

  • ローターアクトプログラムの成長と継続を維持するため、出版物、ビデオ、インターネット、クラブでのプレゼンテーション、その他の方法を活用することによって、ローターアクトを推進する。
  • ローターアクトクラブとその提唱ロータリークラブ間の関係を強める。提唱ロータリークラブとの定例会合、地区行事への参加、共同の奉仕活動などに、ローターアクターを参加させる。ローターアクトクラブの活動への参加について、ローターアクターからのロータリアンに対する招待を快く受け入れる。
  • 18歳から30歳までの様々な年齢の会員から成る、活発で意欲に満ちたローターアクトクラブを設立し、維持するよう支援する。
  • ロータリー家族との協働を通じて奉仕を提供するローターアクトクラブの能力を向上させる。ロータリー、インターアクトクラブ、他のローターアクトクラブおよび、RYLA の参加者やロータリー財団の奨学生のグループと協力して、プロジェクトや活動を実施する。
  • ローターアクトクラブ役員と地区ローターアクト代表に研修の機会を提供する。
  • ローターアクトを通じて未来の指導者を育成する。ローターアクターの専門的技能とリーダーシップを向上させるために個人指導を行い、また高い倫理基準を奨励する。
  • ローターアクトを通じて奉仕活動で優れた貢献をしたクラブや個人、あるいは、ロータリーとローターアクトの関係を強めたクラブや個人を、地区レベルで表彰する。
  • 元ローターアクターをロータリークラブに暖かく迎え入れる。この活動を支持するために、地区のローターアクト学友プログラムを創設し、維持する。

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ローターアクトプログラムの費用の資金調達

  • すべての提唱ロータリークラブは、新しいローターアクトクラブの加盟金、50米ドルを支払わなければならない。
  • 各ローターアクターは、クラブの管理運営費を賄うために、所属ローターアクトクラブに年会費を支払うものとする。
  • ローターアクトクラブ会員の入会費、会費、または分担金はごくわずかとし、クラブの管理運営費を賄うことのみを目的とするものとする。ローターアクトクラブが企てる活動およびプロジェクトの資金は、入会金や会費や分担金とは別に、クラブが調達するものとし、別個の銀行口座に預けられるものとする。クラブの全金銭取引について、年に 1度、有資格者による徹底的な監査が行われるものとする。
  • ローターアクトクラブのプログラム遂行に必要な資金を集めるのは、ローターアクトクラブ自身の責務である。
  • ローターアクトクラブは、ロータリークラブまたはほかのローターアクトクラブに諸々の資金援助を求めてはならない。提唱ロータリークラブは、ローターアクトクラブとの同意の下、資金援助を行うことができる。
  • 地区のローターアクトの奉仕プロジェクトへの寄付は任意であり、個々のローターアクターまたはローターアクトクラブに強制することはできない。
  • 国際ロータリーは、国際大会直前に毎年開かれるローターアクト大会前会議を除き、ローターアクトクラブの会合または複数のローターアクトクラブの会合に要する費用を一切負担しない。
  • ローターアクトクラブ会員をロータリークラブや地区大会のプログラムに招待するロータリークラブと地区大会は、起こりうる法律上または道義上の義務と責任からクラブまたは地区大会を保護するために、十分な旅行傷害保険および損害賠償保険に加入すべきである。
  • 地区は、地区ローターアクト委員会の管理運営活動の資金を賄う規定を定めるべきである。
(ロータリー章典41.040.の19.)

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ローターアクト方針声明

Rotaract Statement of Policy

ローターアクトプログラムは、国際ロータリーにより、国際ロータリーの活動として創設されたものであり、そして定款規約、組織条件、標準手続の制定と施行の権限、およびローターアクトの名称および記章を保護する権限は国際ロータリーが有する。
ローターアクトクラブはロータリークラブ提唱の下に18歳より30歳までの青少年により 構成される組織団体である。
(ロータリー章典41.040.の1.~21.)

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ローテックス

ROTEX

Rotary Exchange(ロータリー交換)の略でロータリー青少年交換学生として1学年度海外で勉学した経験のある人たちの非公式グループを指す用語として、ロータリー世界の多くの地区で使われている。
帰国後は、自らの留学経験を生かし、世界各国でロータリーの留学生たちの架け橋として、活躍している。

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