ロータリーEクラブとは
ロータリーEクラブとは、オンラインで例会を開くロータリー・クラブです。6年間の試験期間を経て、2010年6月30日より、ロータリーEクラブは正式に国際ロータリーの加盟クラブとなりました。
ロータリーEクラブは、例会をオンラインで開くことを除けば、基本的にほかのロータリー・クラブと変わりません。 従来のクラブと同じ指針と手続きに従いながら、奉仕プロジェクトを実施したり、ロータリー財団を支援したり、会員間の親睦を楽しんだりします。
身体的事情、地理的事情、仕事のスケジュールなどの理由で、決まった時間の週例会に行くことができないという事業・専門職・地域のリーダーにとって、Eクラブは、ロータリー・クラブ入会の可能性をもたらす選択肢となります。
各ロータリーEクラブは一つの地区に割り当てられますが、会員は、ロータリーが存在する国や地域ならどこに住んでいても構いません。
ロータリーEクラブの運営方法について
例会は毎週1回、24時間、ホームぺージ上で開催します。クラブの全ての会務はホームページ上で行い、各自が1週間以内にホームページに掲載されているロータリーの理念や奉仕活動実践などを閲覧し、それに対する意見を書き込んだり、自分自身の体験談や参加した奉仕体験などを書き込むことにより例会とします。また時には、双方向の討論会などの形式を伴うこともあります。
基本的にはホームページ上でのお互いのコミュニケーションとなりますが、時には、会員一同が親睦のために実際に顔を会わしての会合を持つこともあります。
奉仕活動の実践は会員が個人的に行うか、あるいは近隣のロータリークラブの活動に参加するか、あるいは地区単位で行う大々的な奉仕活動などに参加することによって行う事と致します。
また、日本国内はもちろん世界中のリアルなロータリークラブを自由に訪問することもでき、どのクラブのロータリアンとも親しく友情を深める事ができます。
そして、日本の特質かもしれませんが本Eクラブでは、地域別情報集会を定期的に開催し、face to face, hand to hand, heart to heartによるロータリーの研修の場と親睦を深められる会合を行っております。
クラブの理事会について
役員・理事は理事会メンバーとして活躍することとなります。理事会は審議機関でありクラブ内において、最高の自主管理権を持ち、総会を最高の議決機関とする一般の常識はロータリーには適用されておらず、理事会がすべての議案に関する先議権を持ち、クラブ事項に関する理事会の決定は最終決定となります。
会長挨拶 2024-25年度会長 桐渕 和子
「ロータリーの新しい魅力と可能性!」
本年度、クラブ会長の重責を仰せつかりました桐渕和子と申します。職業分類は眼科医、ロータリー歴12年の中で、かけがえのない多くの出会いと感動を経験させて頂きました。
入会当時、クラブ資料室「ロータリーの基本」(RI第2840地区本田博己現PDG著 )の中に、「ロータリーの魅力と可能性」のページを見つけ、今尚、心深くに残るものがございました。
ロータリーの魅力については、皆様、それぞれの発見や実感があろうかと思われますが、一方、ロータリーの可能性とは「ロータリーは何ができるのか、何をすべきか?」について、私たちは自問自答しながら、ロータリー活動を続けてきました。
それぞれの職業・専門分野においては、信頼に値するような高潔性が求められております。また、魅力あるクラブを作り、「奉仕の理念(理想)」に共鳴する仲間を増やすことにより、クラブ単位で地域の発展や、ネットワークを通じて国際平和へも寄与することが可能です。
「ロータリアンであるとは一つの生き方を選択したということであり、『奉仕の理念』の実践が、社会の中で自分を生かす道であり、社会をより良い方向に導く強い力をもっていることを・・・もっと信じても良いのではないでしょうか(途中略)」と、結ばれていました。
RI第2650地区故堀場雅夫PDGは、ご病床より当クラブへMUされ、「Eクラブは国際ロータリーのプレゼンターに最も適している」と、貴重な例会コメントを残されております。オンライン例会における発信力、全国からお迎えするビジターの反響、海外協力クラブとのSNSネットワークではロータリーの公共イメージに大きな役割を果たす可能性があります。
近年、国際ロータリーは、My Rotaryの活用による自主的なラーニングを推奨しており、ロータリアンが自ら成長し自立することにより、新たな可能性も見出されることでしょう。
以上、今年度は「ロータリーの新しい魅力と可能性」を求めてクラブの皆様とご一緒に、ロータリー活動に邁進したいと思いますので、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。