5カ年財務見通し

Five-Year Financial Forecast

5カ年財務見通しを毎年見直す(Annual Review of Five-Year Forecast)
毎年、理事会は、5カ年財務見通しを審議するものとする。その見通しには、RIの総収入と総支出の予測を記載するものとする。その見通しには、RIの資産と負債と残高の予測をも記載するものとする。
(RI細則18.060.1.)

5カ年財務見通しを規定審議会に提出
(Presentation of Five-Year Forecast at the Council on Legislation)

5カ年財務見通しは、財務に関する立法案の背景情報として理事会から規定審議会に提出されるものとする。
(RI細則18.060.2.)

5カ年財務見通しの最初の年は規定審議会開催中
(Year of Forecast Coincides with Council on Legislation)

5カ年財務見通しの第1年目は、規定審議会が開かれている年度とする。
(RI細則18.060.3.)

ロータリー研究会における5カ年財務見通しに関する説明発表
(Presentation of Five-Year Forecast at Rotary Institutes)

5カ年財務見通しは、討議に付すために各ロータリー研究会において理事または他の理事会の代理が説明発表するものとする。
(RI細則18.060.4.)

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5人で1人の新会員計画

Five for One Plan

会員増強の1つとして、クラブ会員を5人ずつのいくつかの組にわけ、各組ごとに5人で1人の新会員を獲得しようとするものをいう。
各グループは、可能な限り、新会員1名、比較的会員歴の長い人1名、元会長1名、理事または元理事1名と委員会委員長1名で編成、グループごとに委員長と書記をきめる。

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公益財団法人ロータリー日本財団

Public Interest Incorporated Foundation, Rotary Foundation Japan

新公益法人関連3法(法人法、認定法、整備法)が、2008年12月1日より施行されるのを受けて、これまでの特定非営利活動法人ロータリー日本財団を2008年9月10日をもって解散し、2009年6月に一般財団法人ロータリー日本財団を登記した。さらに、一般財団法人ロータリー日本財団は、2010年12月24日に公益認定を受け、「公益財団法人ロータリー日本財団」となった。

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講演者の斡旋

Speakers Services

ロータリークラブは、効果的な講演者を地元のグループに紹介すべきである。

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講演者の費用

Expenses of Speakers

RI役員、元RI役員、あるいはその他のロータリアンを招待するクラブは、その費用を支払うものと期待されている。
(ロータリー章典7.040.1.)

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効果的な奉仕プロジェクト

Effective Service Projects

効果的な奉仕プロジェクトは、問題の応急処置だけでなく、以下の要素を含んでいる。
  • 支援を本当に必要としている問題に取り組む
  • 地域の人々の生活を向上させる
  • 恩恵を受ける側の人々の技能や知識を生かす
  • すべての参加者の貢献を、重要かつ必要なものとして認め、感謝する
  • 利用可能なリソースを調べた上で実施する
  • 測定可能な目標を定める
  • 効果的なネットワークを築く
  • 人々と地域社会の能力を高める

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効果的なロータリークラブ

Effective Rotary Clubs

効果的なロータリークラブは、
  1. 会員基盤を維持、拡大する。
  2. 地元地域ならびにほかの国々の地域社会において奉仕プロジェクトを実施し、成果をもたらす。
  3. 資金面およびプログラムへの参加を通じてロータリー財団を支援する。
  4. クラブレベルを超えてロータリーにおいて奉仕できるリーダーを育成する。

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交換の種類

Types of Exchanges

青少年交換プログラムには2 つの異なる種類のプログラムがある。
  • 長期交換プログラム(Long-term Exchange Program)
    この交換には、年齢15~19歳の学生が参加できる。19歳以上でも地元の法律に基づき、相手地区やクラブの同意書の提示によって許可される場合もある。長期交換学生は、1学年度とするが、学年度の直前あるいは直後の休暇期間の一部またはすべてを含め、延長することができる。この期間中に。学生は、受入国で2つ以上のホストファミリーと生活を共にし、学校に通学することが義務付けられる。
    学生は2つ以上の家庭でホームステイをしなければならず、継続して3つの家庭に滞在することが望ましい。
    派遣学生の両親は、受入学生のホストファミリーとなる義務は決してないものとする。ただし、派遣学生の両親は、ホストファミリーとなることを申し出ることができるほか、適切なホストファミリーを探すのを支援することができる。
    派遣クラブと受入クラブは、学生1人につきロータリアンのカウンセラーを1名ずつ選ばなければならない。このカウンセラーは学生と定期的に連絡を取り、学生とクラブ、学生の両親または保護者、ホストファミリー、地域社会全体との連絡役を果たす。カウンセラーは、交換学生を受け入れるホストファミリーの一員から選ばれてはならず、肉体的、性的、精神的虐待を含め、交換中に生じる可能性がすべての問題や懸念事項に対処できるための研修を受けなくてはならない。
    受入クラブは、一切の教育費を支給し、適切な学業プログラムを準備し、オリエンテーションプログラムを提供し、学生を受入先地域に馴染ませるために連絡を絶やさないようにするべきである。
    受入クラブまたは地区は、関係者が合意の下に定めた少額の小遣いを学生に提供すべきである。一方、学校で食事が提供されない場合は、毎月の小遣いはそのような食費を含めて十分な額とするべきである。
    派遣および受入をするクラブあるいは地区は、学生が少なくとも四半期ごとに報告書を提出すべきである。この報告書には、現状の交換について、受入状況、精神面、懸念、意見、提案などの情報を含むことが望ましい。指名を受けた青少年交換役員は、報告書を慎重に検討し、必要があれば、交換学生から報告された不正行為に適切に対処すべきである。
  • 短期交換プログラム(Short-term Exchange Program)
    この交換には、年齢15~19歳の学生が参加できるが、19歳以上でも地元の法律に基づき提携地区やクラブの同意書の提示によって許可される場合もある。期間は数日間から数週間までとさまざまである。学校の休暇中に行われることが多く、通常、学業プログラムは含まない。短期交換は、受入国の一つの家庭にホームステイをするのが一般的だが、くの国の学生が集まる国際青少年キャンプまたは旅行として実施することもできる。
    成功を収めている交換プログラムの多くの期間が1 学年度未満であり、また、国際理解と親善を育むという点において、必ずしも、すべてのプログラムが相互交換である必要はないということが認められている。
    短期交換ホームステイプログラムでは、通常、1家族で十分である。
派遣クラブと受入クラブは、学生1人につきロータリアンのカウンセラーを1名ずつ選任しなければならない。このカウンセラーは学生と定期的に連絡を取り、学生とクラブ、学生の両親または保護者、ホストファミリー、地域社会全体との連絡役を果たす。クラブカウンセラーは、交換学生を受け入れるホストファミリーの中から選出してはならず、肉体的、性的、精神的虐待を含め、交換中に生じる可能性のあるすべての問題や懸念事項にも対処するための研修を受けなくてはならない。
また、受入クラブは、オリエンテーションプログラムを提供し、学生を受け入れ先地域に馴染ませるために連絡を絶やさないようにすべきである。
(ロータリー章典41.070.8.)

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恒久基金

Endowment Fund

「ロータリー財団」を参照。(P368 370)

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公共イメージ委員会(クラブ)

Public Image Committee(Club)

クラブ奉仕部門の一つの委員会で、ロータリーの歴史、目的および規模を一般に知らせる宣伝方法を考案し、実施することを任務とする。会員の中の新聞関係者や放送関係者の協力を得て十分なロータリーの広報に努めなければならない。

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公共イメージ委員会(地区)

Public Image Committee(District)

目 的
地区公共イメージ委員会は、ロータリーを一般市民に広め、ロータリーのプログラムへの理解、評価、支援を推進すべきである。同委員会は、一般社会に向けての効果的な広報活動や好ましいイメージがロータリーにとって望ましく不可欠な目標であることをロータリアンに広く認識推進する。

委員のその他の資格
クラブ公共イメージ委員会委員長としての経験を持ち、報道関係のロータリアンや、公共イメージまたはマーケティングスキルを持ったロータリアンを優先すべきである。

任務および責務
  • 公共イメージを優先させるよう地区内ロータリークラブに奨励する。
  • 報道関係、地域社会のリーダー、ロータリープログラムの受益者にロータリーを推進する。
  • ロータリーのビジュアルアイデンティティやボイスの利用を促進する。
  • 地区ガバナーや他に重要な委員会委員長とコミュニケーションを図り、地区プロジェクトや活動の事情を常に把握しておく。
  • ロータリー公共イメージコーディネーターと連携し、協力し合う。
  • RIの公共イメージ資料をクラブと共有する。
  • クラブの公共イメージの重要性について個々のクラブに話す機会を得るよう努める。
その他の研修要件
必要に応じてロータリー公共イメージコーディネーターが開催する研修会には委員長だけではなく、できるだけ多くの委員会メンバーが出席すべきである。
(ロータリー章典17.030.2.のE.)

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公共イメージ補助金

Public Image Grants

公共イメージ補助金は、あなたの地域社会でロータリーを広報し、あなたのプロジェクトを広く地域に知ってもらうのに役立つ。この補助金は、テレビ、ラジオ、印刷媒体、屋外看板、PSA(公共奉仕広告public service announcements)を使った広報に利用でき、プロジェクトが完了した後で経費が地区に支払われる。単一地区でも、複数の地区でも、申請できる。
「ロータリー公共イメージコーディネーター」を参照。

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公式雑誌

Official Magazines

機関雑誌((ザ・ロータリアン)と地域雑誌(ロータリーの友など)の両方を含んで公式雑誌と呼ぶ。
機関雑誌:「ザ・ロータリアン誌」と「ロータリー・ワールド・マガジン・プレス」を参照。

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公式の色

Official Colors

RIの公式の色はロイヤルブルーおよび金色である。金色は、黄色のメタリック色で代用することができる。RI徽章および財団ロゴの印刷には、次の特定のPMS色を使用する。PMS871メタリック・ゴールド、PMS123Cまたは115Uゴールド(黄色)

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公式の旗

Official Flag

ロータリーの公式旗は、白地でその中心に組織の公式徽章を飾ったものである。輪全体は、金色、輪縁の四つの窪みの部分はロイヤルブルーでなければならない。窪みの“Rotary”および“International”の文字は金色、中心と楔穴は白色である。クラブ旗としてこの旗を掲げるクラブは、大きな青色の文字で輪の上部に“Rotary Club”の文字をまた、輪の下部に都市、州、省あるいは国家の名称を記入することができる。

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公式名簿

Official Directory

RIおよび財団の役員、委員会、支援グループ、および事務局職員の連絡先、世界中の地区およびガバナーの一覧、アルファベット順に記載された地区内のクラブとその連絡先の一覧。

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公式名簿におけるロータリー学友会の情報

Rotary Alumni Association Information in The Official Directory

設立を認められたロータリー学友会の名称や住所、学友会の議長(会長または管理上のトップ)の氏名や連絡先は事務総長が設定した期日までに提出されることを条件として毎年公式名簿に記載される。それ以上の記述情報は名簿には記載されない。
(ロータリー章典40.070.4.)

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行動する権限(地区)

Authority to Act(District)

夫々の地区は、地区を代表して行動する権限がある。ただし、地区は、国際ロータリーおよび/またはロータリー財団を代表して行動、交渉、または契約する権限を有することを表明してはならない。
(ロータリー章典17.010.2.)

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広報とクラブ・プロジェクト

Public Relations and Club Projects

いずれのロータリークラブも毎年主要な社会奉仕活動を一つ提唱することが望まれる。成功裡に完了した奉仕プロジェクトは、ロータリーに対する一般の人々の認識、理解を普及徹底させるのに非常に効果的な方法の一つと考えられている。従って、見事に遂行されたプロジェクトについてこれを一般の人々に広く知らせる活動はロータリー広報にとって不可欠である。

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広報における国際ロータリーの責務

Responsibility of Rotary International in Public Relations

ロータリーの国際事務局には、次のような責務がある。
  1. 報道機関および外部との関係を通じて、世界的にロータリーのプログラム、活動、業績について、一般社会に定期的に伝えられていることを確認すること。
  2. 会長、RI理事会、事務総長が効果的な広報プログラムを立案、実施するのを援助すること。
  3. 効果的な広報プログラムを立案し、実行するために、ロータリー地区およびクラブの意欲を高め、手法を示し、指導すること。

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広報における個々のロータリアンの責務

Responsibility of the Individual Rotarian in Public Relations

各ロータリアンは、ロータリーの目的、プログラム、活動に十分精通し、その交友および職業上の知己を通じてロータリーの意図と業績を推進する機会を求めるものと期待されている。ロータリアンは、ロータリーの発展と奉仕活動を改善、拡張する為に、ロータリーとは何か、ロータリーが何をしているのかについて、直接他の人に知らせて、自分たちのクラブが地域社会においてその存在を一層際立たせる力になるよう要請されている。

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広報におけるロータリークラブの責務

Responsibility of the Rotary Club in Public Relations

各クラブは次のことを期待されている。
  1. 建設的な対報道機関関係を維持する。
  2. 成功を収めた奉仕プロジェクトや活動でロータリーの意図と業績を明らかに示すものを報道機関を通じて広報する。
  3. ロータリアン誌、ロータリーの地域雑誌及および他の推進方法を利用して、ロータリーの意図と業績を地域社会内に広める。
  4. ロータリーの意図と業績を家族、友人、知人に知らせるようロータリアンに勧める。
  5. ロータリアンとその使命、規模、プログラム、活動を認識してほしい地域社会の指導者、青少年、関係団体の理解を助長する。
  6. ロータリーの声価を損ねない、その効果を制約しかねない地域社会内もしくはクラブ内の状態を防止、矯正するため積極的措置を講じる。
  7. 報道関係者をできる限り会員に迎える。

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高齢者への心づかい

Concern for the Aging

ロータリークラブは、地元のニーズをくみ取った後、高齢者のための次のような活動を一つまたはいくつか実施することに考慮を払うよう奨励されている。
  1. 引退についての研修または立案プログラム
  2. 引退後の雇用の機会を見つけること(ボランティア及びパートタイム)
  3. プロバスクラブまたは同種の団体の奨励
  4. 健康管理のサービスの手配
  5. 精神衛生に関するプロジェクト
  6. 交通の便などの提供
  7. 住居のニーズに取り組むプロジェクト
  8. 生涯教育の機会の提供
  9. 財務についての相談
  10. 世代間のずれに橋をかける活動
  11. レジャーの機会の提供

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国際RYLA大会

International RYLA

RI青少年指導者養成プログラム(RYLA)大会は、毎年国際大会に付随して開催される。参加は招待制とし、参加を申し込む人は、地区レベルのRYLA行事にすでに参加したことがあり成果を収めた年齢18歳から30歳までの青少年参加者か、ロータリアンのカウンセラーでなければならない。議題は、RYLAの中心的カリキュラムに基づき、地区レベルのRYLA行事で参加者に紹介されたリーダーシップの原則を国際的な場でさらに高めることを目的としている。

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国際協議会

International Assembly

目的(Purpose)
毎年国際協議会を開催するものとする。その目的は、ガバナーエレクトに、ロータリー教育を行い、運営上の任務を指導し、鼓舞激励し、さらに、出席しているエレクトや他の人に、次年度のロータリープログラムや活動の実施方法を討議・計画する機会を与えることである。
(RI細則20.010.1.)

時と場所(Time and Place)
理事会は国際協議会の会合する時と場所を決定するものとする。会長エレクトは、プログラム決定の責務を負うものとし、国際協議会の手配を監督するために設置された委員会の委員長を務めるものとする。国際協議会は2月15日前に開催されなければならない。理事会は、国際協議会開催地を選ぶに当たり、ロータリアンが国籍だけを理由として参加できないことのないようあらゆる努力を払わなければならない。
(RI細則20.010.2.)

参加者(Participants)
国際協議会に出席する権限のある参加者には次の人が含まれる:会長、理事、会長ノミニー、理事エレクト、理事ノミニー、事務総長、ガバナーエレクト、RIBI役員ノミニー、RI各種委員会委員長、およびその他の理事会の指定する者。
(RI細則20.010.3.)

特別、または局地的、協議会(Special or Sectional Assemblies)
非常事態または特別の事情に対応するために、理事会は二つまたはそれ以上のこのような特別協議会もしくは局地的協議会を開催する手配をすることができる。
(RI細則20.010.4.)

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国際協議会への出席

Attendance at International Assembly

ガバナーエレクトは国際協議会に出席することが義務とされる。各ガバナーが、その地区におけるRIの役員として効果的に行動し、かつRI役員としてガバナーに期待されているクラブの指導、指揮、および助言を行うためには、この基本的経験と研修が不可欠である。
各ガバナーは、ガバナー候補者全員および地区内の全クラブに対し、次のことを強調すべきである。ガバナーエレクトはガバナーとして必要な準備をするためガバナーエレクト研修セミナーと国際協議会に出席しなければならない。また、候補者が両会合にその全期間出席でき、かつ実際出席するのでなければ指名は承認されない。RI会長エレクトは、理事会に代わり、やむを得ない事情を考慮した上で出席を免除することができる。この場合、ガバナーエレクトは事務総長が提供する代替研修に出席することが条件とされる。

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国際共同委員会

Intercountry Committee

国際共同委員会(ICC)は、2か国以上の地区またはクラブ間の交流を推進し、さまざまな国の人々の親睦と異文化理解を深めるものである。ロータリアンは、他国のロータリアン、クラブ、地区とのより深い結びつきを育み、国際的なネットワークを築くため、新しい国際共同委員会を設置するよう奨励されている。国際共同委員会は、すべてのロータリー会合で推進されるべきである。
国際共同委員会の使命は、以下の通りである。
  1. ロータリアンに対して、互いの国と家庭を訪問し合うよう奨励する推進力となる。
  2. クラブと地区に対して、他国のクラブと地区とのつながりを築くよう奨励することによって、友情を深め、プロジェクトを充実させる。
  3. 世界平和に貢献する。
奨励される国際共同委員会の活動は、以下の通りである。
  • 新ロータリークラブの結成を援助する。
  • 参加国同士で姉妹クラブまたは双子クラブのネットワークを築く。
  • 参加国同士でロータリー友情交換を実施する。
  • 国際奉仕プロジェクトを立ち上げる、または実施する。
  • 職業奉仕プロジェクトを立ち上げる、または実施する。
国際共同委員会を設置し、これに加盟できるのは地区のみであるが、個人のロータリアン、その配偶者、ローターアクター、ロータリークラブはこの委員会の活動に参加できる。国際共同委員会は、当該地区ガバナーの指揮および密接な協力の下で活動する。参加地区は、地区の連絡役と国内担当委員長を務めるロータリアンを任命すべきである。各国際共同委員会は、個々の地区による独立した活動として組織、運営されるものであり、RIのプログラムの一部ではない。しかし、国際奉仕プロジェクトのような1年以上にわたる奉仕活動を手がけている国際共同委員会は、RIの多地区合同奉仕活動の方針に従うべきである。クラブと地区は、ロータリー財団プログラムへの参加、特にグローバル補助金プロジェクトの立案を推し進めるために、既に確立された国際共同委員会との関係を活用することが奨励されている。
(ロータリー章典41.020.)

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国際研究会

Institute, International

現、元、次期地区ガバナーが出席し、通常、RI国際大会に付随して開かれる会合。ロータリーのプログラムやRIの管理運営に関する時宜を得た議題が非公式に討議される。

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国際財団活動資金(WF)

World Fund

年次寄付と恒久基金利息の50%が、シェアシステムの下で、国際財団活動資金(WF)に充てられる。ロータリー財団管理委員会がその使途を決定する。

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国際大会

RI Convention

時期および場所(Time and Place)
RIの国際大会は、理事会の決定する時と場所において会計年度の最後の3ヶ月中に開催されるものとする。ただし、十分な理由があるときは、理事会はこれを変更することができる。
(RI定款第9条第1節)

臨時国際大会(Special Conventions)
非常事態発生の場合、会長は理事会総員過半数の同意の下に、臨時国際大会を招集することができる。
(RI定款第9条第2節)

代表(Representation)
  • すべての国際大会において、各クラブは少なくとも1名の代議員をもってクラブを代表させる権利を持つ。会員数が50名を超えるクラブは、50名ごとに1名、端数が26名以上の場合、さらに1名の追加代議員をもって代表させる権利を持つ。この目的のために、代議員数は、国際大会直前の12月31日現在におけるそのクラブの会員数に基づいて決定されるものとする。クラブはそのクラブの持つ1票または2票以上の票を投じる権限を1名の代議員にゆだねることができる。
  • 各クラブは、RIの国際大会に代議員としてそのクラブの会員、または委任状による代理者を送り、国際大会の決定に付せられた各提案に対して投票する義務を負う。
(RI定款第9条第3節)

特別代議員(Delegates-at-Large)
RI役員および元会長で、現在も会員としてクラブに籍を有する者は、特別代議員とする。
(RI定款第9条第4節)

選挙人および投票(Electors and Voting)
正規の信任状を持つ代議員、委任状による代理者、および特別代議員が国際大会の選挙体を構成し、これを選挙人と称する。投票は細則の定めに従って行わなければならない。
(RI定款第9条第5節)

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国際大会開催地の選定手続

Convention Site Selection

事務総長は、RI国際大会を開催するための施設とサービス体制が備わっていることを報告した世界各地の諸都市に関する最新の情報を維持し、RI理事会と協力して将来のRI国際大会開催地に関する計画を立てる。国際大会をホストすることを希望する地区は、国際ロータリー世界本部に最新の開催地選定基準の送付を要請できる。

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国際大会議事録

Convention Proceedings

国際大会議事録は、毎回、ガバナー、ガバナーノミニー、現および元RI役員、現RI委員に各1部贈呈される。一般には世界本部で販売されているが、日本事務局に注文できる。

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国際大会推進委員会

Convention Promotion Committee

目 的
同委員会は、地区全域のロータリアンに年次大会への出席を推進するものとする。

委員のその他の資格
RI国際大会に少なくとも1度は出席したことのある、そして、あるいはマーケティングのスキルを備えたロータリアンを優先すべきである。

任務および責務
  • 国際大会を推進するため、クラブと地区の会合に出席する。
  • 国際大会の資料や情報に関する地元の支援源としての役割を果たす。
  • RIウェブサイトへのリンクを設けた地区のウェブサイトを立ち上げるか、または既存のウェブサイトを拡張する。
  • 必要な場合には、国際大会関連の重要な資料を地元の言語に翻訳する。
  • 登録する可能性のある人々を特定し、Eメールや書簡、その他の通信手段を用いて登録を推進する。
(ロータリー章典17.030.2. のH.)

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国際大会代議員

Delegates to the Convention

代議員(Delegates)
すべての代議員およびその補欠者は、委任状による代議員を除き、本人の所属クラブを代表するものでなければならない。
(RI細則10.040.1.)

補欠代議員(Alternate Delegates)
クラブは、その代議員を選任する場合に、代議員ごとに1名の補欠代議員を選ぶことができる。さらにその補欠代議員が必要な場合の任務を行うことができなくなったときには、第2の補欠代議員を選ぶことができる。補欠者は、自分がその補欠者となっている代議員が欠席した場合にのみ投票を行うことができる。第2補欠者は、自分のクラブのどの代議員のためにも、その代議員の補欠者が欠席した場合、その代議員の代わりを務めることができる。補欠者が代議員に代わる場合には、国際大会に提出された案件に対し、自分がその補欠者となっている代議員が投票しうる票数と同数の投票を行うことができる。
(RI細則10.040.2.)

代議員の交替手続(Delegate Substitution Procedure)
補欠者が代議員に代わる場合は、信任状委員会に通知しなければならない。このようにして、補欠者が代議員に代わった場合、その補欠者は、その大会が終了するまで引き続き代議員を務めるものとする。大会開催地のクラブの代議員については、信任状委員会は、補欠者が代議員に代わる場合を一つまたはいくつかの本会議について認めることができる。ただし、その代議員が大会の運営に関する仕事に携わっていて、大会の会議に出席することが不可能な場合に限られる。信任状委員会は、事前にこのような交替について正式に通知を受け、それを承知していなければならない。
(RI細則10.040.3.)

委任状による代理者(Proxies)(国際大会)
国際大会でクラブを代表する代議員またはその補欠者を持たないクラブは、RI定款第9条第3節(a)項(代表)に基づく数の投票権の行使を代理者に委任することができる。その委任状による代理者は、同一地区内のどのクラブの会員であっても差し支えない。無地区クラブの場合は、いずれかのクラブの会員を委任状による代理者に指定することができる。
(RI細則10.040.4.)

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国際大会直前直後のホームステイ

Pre/Post Convention Homestay

国際大会直前直後の数日間、訪問中のロータリアンに対して、国際大会開催地近くの国を内側から深く見る機会を与えるプログラムである。ホスト地域のロータリアンが、自発的に、自分の家庭を提供する。次いで、RI世界本部が、ホストと他国のロータリアン(または家族)ゲスト候補者を組み合わせる。

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国際大会登録料

Registration Fee

国際大会に出席する16歳以上の者は、すべて登録して登録料を支払わなければならない。その金額は、RI理事会が定める。選挙人または委任状による代理者は、登録料を支払わない限り、国際大会において投票する権利を有しないものとする。
(RI細則10.070.)

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国際大会における役員の資格条件

Qualifications of Officers

クラブ会員(Club Membership)
RIの各役員は、クラブの瑕疵なき会員でなければならない。
(RI細則6.050.1.)

会長(President)
RIの会長候補者は、会長に指名される以前にRIの理事としてその任期を全期務めた者でなければならない。ただし、全期に足りない在職であっても、理事会がこの規定の趣旨に照らして差し支えないものと認めた場合はこの限りでない。
(RI細則6.050.2.)

理事(Director)
RIの理事候補者は、理事として推薦される以前にRIのガバナーとしてその任期の全期を務めた者でなければならない。ただし、全期に足りない在職であっても、理事会がこの規定の趣旨に照らして差し支えないものと認めた場合はこの限りでない。また、ガバナーを務めてから少なくとも3年が経過していなければならない。理事候補者はさらに、推薦される前の36カ月間に、少なくとも2回の研究会と1回の国際大会に出席していなければならない。
(RI細則6.050.3.)

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国際大会における役員の選挙

Election of Officers at Convention

年次国際大会において選挙される役員は、RIの会長、理事、ガバナー、およびRIBIの会長、副会長、名誉会計である。
(RI細則6.010.)

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国際大会におけるローターアクター

Rotaractors at Conventions

国際大会に登録したローターアクターには、すべての本会議、チケット制行事、討論グループセッションに出席する機会を含め、全面的な参加を提供するものとする。国際大会の公式プログラムの一環として、国際大会開会前に、RIによってローターアクト大会前会議が手配、実施されるものとし、これには、RIローターアクト委員会の選んだローターアクターにとって重要な問題の討論が盛り込まれる。大会前会議は、国際大会の運営と手続きに関するRIの方針に従って行わなければならない。事務総長は、ローターアクターがローターアクト大会前会議プログラムの計画に参加する機会を得られるよう計らうべきである。大会前会議には、地区ローターアクト代表の研修セッションが別個に盛り込まれるべきである。
(ロータリー章典41.040.4.)

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国際大会の広報

Publicity of Convention

ホスト組織は、将来のどの国際大会についても、現年度の国際大会が開催されるまでホストエリア外での広報を控えることの重要性を理解すべきである。ただし、次年度の国際大会への認識を高めるため、現年度の国際大会が終了する前に、RIは次の国際大会のウェブサイトのリンクを提供するとともに、PETSにおいて事前の推進活動を行うことを許可する。

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国際大会の招集

Call to Attend Convention

国際大会の少なくとも6カ月前に、会長は年次国際大会の公式招待状を発表し、事務総長がこれを各クラブに郵送しなければならない。臨時国際大会の招待状は、開催日の少なくとも60日前に発行され、郵送されなければならない。
(RI細則10.020.)

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国際大会の時期および場所

Time and Place of Convention

理事会は、国際ロータリーの年次国際大会が開催される年の10年前より国際大会の候補日および/または場所を決定し、その開催のためにあらゆる準備手配を行うことができる。国際大会開催地を選ぶに当たり、理事会は、ロータリアンが国籍だけを理由として参加できないことのないようあらゆる努力を払わなければならない。
(RI細則10.010.)

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国際大会の定足数

Convention Quorum

定足数(Quorum Number)
全クラブ数の10分の1を代表する代議員および委任状による代理者をもって、国際大会における定足数とする。
(RI細則10.080.1.)

定足数の不足(Absence of Quorum)
本会議において定足数の有無が問題となった場合、議長の定めた時間内は、票決を要する決定を行うことができない。この時間は半日を超えないものとする。この時間が過ぎたときは、定足数にかかわりなく、正当に上程された場合と同様に、その案件の決定を行うことができる。
(RI細則10.080.2.)

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国際大会の手続規則

Rules of Procedure

RI国際大会の議事運営手続は、1977年規定審議会で採択された(77-105)。以後、1980年(80-97)、1983年(80-193)、1986年(86-226)の規定審議会で改正された。この手続は審議会によって使われる手続と似ている(規定審議会を参照)。全クラブ数の10分の1を代表する代議員および委任状による代理者をもって、国際大会の本会議の定足数とする。
国際大会手続規則は次のような投票手続を定めている。
  1. 国際大会の投票は口頭で行われる。議長が投票結果を発表するか、「賛否分離方法による採決」または起立投票を指示できる。起立した選挙人を1票と数えるものとする。
  2. 選挙人が発表結果の正確さについて疑念を抱いた場合、その選挙人は直ちに「賛否分離法による採決」を要求すべきである。
  3. 議長は、実際に数を数えることなしに起立投票の結果を宣言できるものとする。実数を数えることとする要求が即座に行われ、少なくとも20名のほかの選挙人が機会を与えられたうえでその要求に同調しない限り、その宣言をもって最終決定とする。
要求があり、20名が同調した場合、議長は計算係を任命した上、再び採決を行う。今回は、賛成側を起立させてこれを数え、着席させた後に、反対側を起立させてこれを数え、着席させる、という方法による。議長は計算係の報告を発表し、この発表をもって最終とする。
役員の指名・選挙の場合、選挙人は、自分の所持する代議員の信任状の数と委任状の数だけ投票する資格がある。ただし、特別代議員は、国際大会全体に対して提出された案件についてのみ投票できる。

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国際大会プログラム

Convention Program

国際大会委員会が報告し、理事会によって承認されたプログラムが全会議の日程となるものとする。プログラムは、理事会の3分の2の投票によって国際大会中に変更することができる。
(RI細則10.130.)

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国際大会への指名の提出

Nominations Presented to Convention

会長ノミニーの氏名を選挙のため国際大会へ提出
(Presentation for Election of Nominee for President)

事務総長は、指名委員会によって正式に指名された者の氏名を、選挙のため、国際大会に提出するものとする。このようなノミニーは、郵便投票が行われない場合、選挙後、次の暦年の7月1日に就任するものとする。
(RI細則12.090.1.)

会長エレクトの空席(Vacancy in the Office of President-elect)
会長エレクトに空席が生じた場合、事務総長は、その空席を埋めるために指名される者の氏名を選挙のため国際大会に提出するものとする。指名される者には、指名委員会が指名した者およびクラブが正式に指名した対抗候補者が含まれる。事情により必要な場合は、RI細則12.080.(RI細則2.070.(クラブによる追加指名)に規定されていない不測の事故)の定めるところにより、国際大会の議場においてクラブ代議員が対抗候補者を指名することができる。
(RI細則12.090.2.)

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国際大会役員

Officers of the Convention

国際大会の役員は、会長、会長エレクト、副会長、財務長、事務総長、国際大会委員長、ならびに会場監督とする。会長が会場監督を任命するものとする。
(RI細則10.030.)

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国際奉仕

International Service

国際奉仕は、書物などを読むことや通信を通じて、さらには、他国の人々を助けることを目的としたクラブのあらゆる活動やプロジェクトに協力することを通じて、他国の人々とその文化や習慣、功績、願い、問題に対する認識を培い、国際理解、親善、平和を推進するために、会員が行う活動から成るものである。
(標準クラブ定款第6条4.)

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国際奉仕委員会

International Service Committee

地区およびクラブは、国際奉仕委員会を設立することが奨励されている。国際奉仕委員会の役割は国際奉仕プロジェクトとグローバル補助金に関する助言を行うリソースおよび専門家を確立することにより、地区の人道的努力の質を高めることを支援することである。地区国際奉仕委員会委員長は、グローバル補助金申請の推進とロータリークラブと地区間のパートナーシップの向上に力点を置くことと共に、プロジェクト実施のためのリソースと戦略の意識の高揚、プロジェクトの実施、地域の問題についての中心となる専門家の選任、あらゆる種類の国際奉仕に対するコミュニケーションとアカウンタビリティの確立の一元化に注意を払わなければならない。
地区の国際奉仕委員会委員長は、地区のロータリー財団委員会、補助金小委員会、社会奉仕、職業奉仕委員会および学友委員会だけでなく、地区横断で他の指導者とも協議し協力するものとする。また、地区国際奉仕委員会は、地区ローターアクト代表、ロータリアン行動グループ、ロータリー財団幹部のテクニカルアドバイザー、およびグローバル補助金申請の支援に関心を持つ他の専門家と協力するものとする。効果的となるように、地区国際奉仕委員会委員長は、リーダーシップと成功プランの継続性を持たなければならない。ガバナーエレクトは直前ガバナーおよびガバナーノミニーと相談し、再任を妨げず3年任期で、元ガバナー、元ロータリー財団コーディネーター、または元ロータリー財団コーディネーター補佐をこの委員会委員長に任命することが推奨されている。
(ロータリー章典17.030.3. のB.)

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国際奉仕における個々のロータリアンの責務

Responsibility of the Individual Rotarian in International Service

ロータリアンは、それぞれ、奉仕の第4部門に込められている理想の実現に寄与すべきである。各ロータリアンは、広い見識に基づく世論をつくりだすよう助力するべきである。 ロータリアンは、
  1. 愛国主義にとらわれず、自分が、国際理解と親善と、平和を推進するという責務を共に負っているものとみなすべきである。
  2. 国家的または人種的優越感によって行動しないようにすべきである。
  3. 他国民と協議する共通の基盤を求め、これを育むべきである。
  4. 理想、言論、集会の自由、迫害と侵略からの解放、欠乏と恐怖からの解放を享受できるように、個人の自由を守る法律と秩序を擁護すべきである。
  5. 一部地域の貧困は全体の豊かさを危うくすると認識し、あらゆる国の人々の生活水準を高めようとする活動を支援すべきである。
  6. 人類に対する正義の原則は基本であり、世界的なものでなければならないと認識した上で、この原則を高く掲げるべきである。
  7. 国家間の平和を推進しようと常に努め、この理想の為に個人的犠牲を払う覚悟をすべきである。
  8. 実践されれば、必ず豊かで充実した人生をもたらす基本的な道徳的・精神的基準が存在するとの認識の下、国際親善への一歩として、あらゆる人々の信念を理解する精神を呼びかけ、これを実施すべきである。
  9. 国家間の関係が緊迫しているところで活動やプログラムを実施する場合には、適切な注意を払うべきである。

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国際奉仕におけるロータリークラブの責務

Responsibility of the Rotary Club in International Service

  • ロータリークラブは、政府や世界問題あるいは国際間の政策に影響を与えるような団体行動を取ってはならない。
  • ロータリークラブで、討論会を開催して、公共の問題を論じても差し支えない。
  • RIの方針としては、ロータリークラブが国際問題を公平な立場で討論するプログラムを退けるものではない。
  • ロータリークラブに於いて国際的な論題を取り上げる場合、論者に他国の国民を攻撃しないように注意してほしい。
  • ロータリークラブは、国際問題に関係を持つ特定の計画に関するいかなる決議をも採択してはならない。
  • ロータリークラブが存在する国家間の関係が緊迫している場合には、悪意や誤解を増すことがないように、関係国および他の国々のクラブは、細心の注意を払わなければならない。
ロータリークラブとロータリアンは、なお一層の努力をして、世界中の人々の間に理解と親善を奨励・助長するよう要請されている。

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国際奉仕の目的

The Purpose of International Service

ロータリアンの間に、また、一般の人々の間に理解と善意を育むことが、ロータリーの国際奉仕の明確な任務である。

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国際問題研究のためのロータリー平和センター

Rotary Centers for International Studies in peace and conflict resolution

「ロータリー財団」を参照。(P362-363)

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国際ロータリー

Rotary International

本組織体の名称は国際ロータリーとする。RIは、全世界のロータリークラブの連合体である。
(RI定款第2条)

RIの目的(The Object of RI)
RIの目的は次の通りである。
  1. ロータリーの目的を推進するようなプログラムや活動を追及しているRI加盟クラブとRI地区を支援すること。
  2. 全世界にわたって、ロータリーを奨励し、助長し、拡大し、管理すること。
  3. RIの活動を調整し、全般的にこれを指導すること。
(RI定款第3条)

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国際ロータリーおよびロータリー財団の他団体との関係

RI and Rotary Foundation Relationships with Other Organizations

組織の使命を達成するために、RIとロータリー財団は、時に、今後の課題を共有し、共通の目標を持つ他の団体と協力することが適切である。ロータリー以外の組織とそうした協力活動はすべて、RI理事会により設定されている手続および基準に準拠していなければならない。またRI理事会は、そうしたRIとの関係においてロータリー以外の団体が使用するロータリー標章に関する指針を設定している。

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国際ロータリー会長

RI President

会長はRIの最高役員である。会長はRIの第1の代弁者であり、国際大会とRI理事会の会合を主宰し、事務総長の仕事を見守り、事務総長に助言し、その職責に属するその他の任務を行う。
  1. RIの第1の代弁者とする。
  2. すべての国際大会およびすべての理事会の会合を主宰する。
  3. 事務総長に助言する。
  4. 理事会の採択した戦略計画に沿って、その職責に属するその他の任務を執行する。

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国際ロータリー会長エレクト

President-elect, RI

RI会長指名委員会から指名されたRI会長ノミニーがRI会長就任2年前の年度の国際大会で選挙された会長当選者のこと。選挙された歴年度の7月1日から会長就任までの1年間は会長エレクトとしてRI理事会のメンバーを務める。
  1. リスト表示が数字になる場合会長並びに会長ノミニーと緊密かつ折り合い能く協力し、RI会長という指導力の安定性と継続性を保つこと。
  2. できる限り、数多くのロータリー研究会に参加するなど、会長に要請された任務を受諾する心構えであること。
  3. RIの指導者としての1年に備えるために、かなりの時間と努力を捧げる責任を負うこと。
  4. 世界本部内の会長エレクトの執務室に移り、実務を行う補佐を決める。
  5. 適切な資金的補助および職員の実務支援を提供するものとする。
  6. 予算を含め、国際協議会のあらゆる面の指示、計画および監督に責任をもつものとする。
  7. 会長就任年度の予算の作成に協力すること。
  8. RI財務委員会の投票権を有する職権上の委員を務めること。
  9. 事務総長と会合し、会長の任期中の公式な計画の準備手続を開始し、この計画を実施するために職員との業務協力を開始すること。
  10. すべての理事会に出席すること。
  11. すべての理事会に出席すること。
    • 事務総長と会合し、国際大会の立案計画を立て始めること。
    • 国際大会の計画立案のための委員会の会合期日を決めること。

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国際ロータリー会長ノミニー

President-Nominee, RI

RIの細則に従って構成された会長指名委員会により指名された人が、その年度の国際大会で選挙されるまでを会長ノミニーという。

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国際ロータリー研修リーダー

Rotary International Training Leaders

研修リーダーは、毎年、会長および国際協議会議長と協議して会長エレクトにより選考される。選考に当たっては、ロータリーの知識と効果的な指導技術分野における能力を習得していることに特別な考慮が払われなければならない。各研修リーダーの責務は、以下の事項が含まれる。
  • 国際協議会でグループ討論指導者を務めること。
  • 地区PETSと地区研修・協議会の準備をするガバナーエレクトと地区研修リーダーに助言し、援助すること。
  • ガバナー補佐の研修プログラムの準備をする次期ガバナーに助言し、支援すること。
  • 地区ガバナーが次期地区インターアクト代表、次期ローターアクト代表およびクラブ会長の研修セミナーを立案する際、顧問となること。
  • クラブと地区レベルのロータリー指導者へのロータリー情報源となること。

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国際ロータリー公式言語

RI Official Language

英語はRI唯一の公式言語であり、クラブの加盟認証状を含むすべての公式文書は英語で発行されるものとする。英語圏以外の国におけるロータリークラブに発行される加盟認証状には、適切な場合、クラブが存在する国の言語に翻訳された加盟認証状が添えられるものとする。このような翻訳にはRIの印章またはRI役員の署名が付されることはないものとする。

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国際ロータリー公式被免許業者

Official Licensee, RI

特別に認められたロータリーの標章入り商品を製造または販売する免許をRIから取得している組織。

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国際ロータリー国際事務局

RI世界本部以外の世界各地にある事務局。各国際事務局は、指定された地域のロータリークラブと地区に業務奉仕する。ブラジル、ヨーロッパおよびアフリカ、日本、韓国、南アジア、南アメリカ、南太平洋およびフィリピン。

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国際ロータリー国際大会

Rotary International Convention

ロータリー国際大会は、RI理事会の決定する時と場所において、会計年度の最後の3カ月(4月、5月、6月のいずれか)に開催されるものとする。
(RI定款第9条第1節)
年次国際大会の主な目的は、国際レベルにおいて、全ロータリアン、特に、次期クラブ会長、ガバナーエレクト、およびその他のRIとクラブの次期役員を、鼓舞、激励し、かつ情報を与えることによって、地区レベルとクラブレベルにおけるロータリーの発展を推進しようとする意欲を喚起することである。国際大会はまた、ロータリーで培われた生涯の友情を祝うための場であるため、国際大会の本来の目的を減じない限り、この国際的な行事で、社交および余興の催しを行うことは妥当であるだけでなく重要である。
(ロータリー章典57.010.)

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国際ロータリー細則

Bylaws of RI

RI定款に沿ってRIを管理する規定。規定審議会でのみ改正できる。

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国際ロータリー資金の支出

Expenditures of RI Funds

如何なる目的の為であっても、計上された予算額を超える場合、事前にRI理事会の承認を得ない限り、支出してはならない。

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国際ロータリー常設プログラム

Structured Programs, RI

推奨された枠組みと指針を含む、クラブと地区のためにRI理事会により奨励される組織化された活動。常設プログラムには次の活動が含まれる:インターアクト、ローターアクト、ロータリー地域社会共同隊、ロータリー友情交換、ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)、青少年交換。

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国際ロータリー常任委員会

Committee, RI Standing

RI理事会はコミュニケーション、定款細則、国際大会、地区編成、選挙審査、財務、ローターアクトおよびインターアクトに関する常任委員会をはじめ、RIに最もためになると理事会が折に触れ判断したその他の委員会を設置するものとする。

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国際ロータリー世界本部

RI World Headquarters

米国イリノイ州エバンストンにあるRI中央事務局のこと。1991年よりRI世界本部と改称された。RIの総括的事務一般を執り行う。RI会長の執務室があり、事務総長が常勤、職員約500名が全世界の地区ガバナー、クラブその他のために働いている。
世界本部は、北米、メキシコ、中米、カリブ海沿岸諸国、南米北部、ロシア東部、南極のクラブや地区の会員のための事務も取り扱う。
このほか、世界に7つの事務局がある。
所在地:One Rotary Center. 1560
    herman Avenue, Evanston. Illinois 60201, U.S.A.

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国際ロータリー中央役員

General Officers of RI

RIの会長、副会長、その他の理事会のメンバー、(会長エレクトとRIの財務長を含む)、事務総長。

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国際ロータリー定款(RIC)

Constitution, RI

RIを管理する規定。規定審議会によってのみ改正できる。

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国際ロータリー特別委員会

committee, RI special

任命が行われた各ロータリー年度の終わりまで活動が継続される委員会。RI理事会により設置される。

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国際ロータリーと国際奉仕

Rotary International and International Service

RIは、様々な見解を持つ多数の国に存在しているロータリークラブによって構成されているのであるから、RIは政治問題に関し団体行動をとったり、団体声明を発表してはならない。とはいえRIは、世界各地の加盟クラブを通じて、国家間の平和の基礎として人々の間に国際理解と親善を鼓舞・育成している。

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国際ロータリーと国連

Rotary International and the United Nations

RIと国連の関係は、国連設立当初からはじまっている。1949年にサンフランシスコで開かれた国連憲章起草会議における29の代表団に49人のロータリアンが含まれている。ロータリアンは、他の非政府団体(NGOs)とともに、国連憲章の本文と中核、特に経済的、社会的、人道的問題に影響を与えた。今日、ロータリーは、ユニセフ、ユネスコ、WHO、国連経済社会(Ecosoc)においてコンサルタントの地位を保持している。1993年に、Ecosocは、ロー タリーをトップ・コンサルタントとして承認し、RIは、「第1カテゴリー」の指導的な国際NGOsの一つとなった。

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国際ロータリーとロータリー財団の調整済みのコンタクトリスト

Rotary International and Rotary Foundation “Coordinated Contact”

クラブ、地区や他のロータリー財団は、自らのプロジェクトのために他団体との協力関係を育むよう奨励されているが、国際レベルでは、国際ロータリーとロータリー財団の戦略パートナーとなっている団体またはパートナーとなろうとしている団体、資金を拠出している優れた団体がある。具体的リストについてはRIのウエブサイトを参照。このリストは随時更新される。こうした団体に接触したいロータリアンはまず事務総長に連絡しなければならない。国際ロータリーは国連で諮問的地位を与えられているため、ユニセフ、ユネスコ水研究所、世界保健機関以外の国連機関に協力したい場合は、RI国連代表に相談すること。

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国際ロータリーに対し滞納金のあるクラブ

Clubs with Past Due Financial Obligations to RI

以下の各項に記載された手続きが、クラブによるRIへの納入義務金の支払いに適用される。

クラブの未納金の徴収手続
(Procedures for Collection of Club Past Due Financial Obligations)

RIは、未納となっているクラブの納入義務金の徴収手続を採択し、これには次の項目が含まれている。
  1. 米貨250ドルを超える未納金のあるクラブには、支払い期日を60日(2カ月)超過すると、督促通知が送付される。支払期日を90日(3カ月)超過すると別の督促通知が送付される。
  2. 米貨250ドルを超える未納金のあるクラブは、支払期日を120日(4カ月)超過すると、加盟が終結される。
  3. 米貨250ドル以下の未納金のあるクラブには、支払いを督促する書簡が送付されるが、加盟終了という文言はない。
  4. 未納となっている納入義務金が米貨50ドル以下である場合は納入期限から180日経過した時点で帳簿から抹消することができる。
  5. クラブの財政義務に関する抹消記録は維持しておき、理事会がいつでも閲覧できるようにしておく。
    (ロータリー章典9.020.1.)
ガバナーおよび理事に対する加盟終結の通知
(Notice of Termination to Governors and Directors)

地区ガバナーには、納入義務金未払いにより加盟が終結された地区内のクラブのリストが通知され、国際ロータリーの理事にもゾーン内の、納入義務金未払いにより加盟が終結されたクラブのリストが通知される。
(ロータリー章典9.020.4.)

未納金不払いにより加盟が終結されたクラブの加盟復帰
(Reinstatement of Clubs Terminated Due to Non-Payment of Financial Obligations)

加盟が終結されたクラブは、終結から5カ月(150日間)以内にのみ、加盟復帰を試みることができる。この期間内に加盟復帰を希望するクラブは、未納金全額および会員一人当たり米貨30ドルの加盟復帰費を支払わなければならない。さらにまた、クラブは現在の会員リストを提出しなければならない。5カ月間の復帰期間に未納金の一部しか支払われなかった場合、その金額は加盟を終結するクラブの未納の金額に充当される。加盟が終結したクラブで、未納金全額や加盟復帰費用、5カ月(150日)以内の会員リストの提出などを含む加盟復帰の条件を満たさなかったクラブは、当初の加盟認証状を完全に失うこととなり、加盟復帰する資格がなくなることとする。加盟復帰するクラブはクラブ名や歴史、加盟認証状を維持するものとし、財務状態が健全であり、組織のすべてのサービスを受ける資格を持つものとみなされる。
(ロータリー章典9.020.5.)

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国際ロータリーの会員組織

Membership in RI

ロータリークラブは、その会員であるロータリアンによって構成される。一方、国際ロータリー(RI)は、ロータリークラブによって構成される。ロータリークラブは、標準クラブ定款を採用しなければならない。
(ロータリー章典2.010.、RI定款第5条第1節、RI細則2.030.)
標準クラブ定款と推奨クラブ細則は、RIのウェブサイト(www.rotary.org/myrotary)に掲載されている。ただし、1922年6月6日より前にRIに加盟したクラブ、およびRI試験的プロジェクトに参加しているクラブは、クラブ独自の修正を加えた標準クラブ定款の下に運営する資格を有する。
(RI細則2.030.2.、2.030.3.)

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国際ロータリーの会計年度

Fiscal Year of RI

RIの会計年度は7月1日に始まり6月30日に終わる。人頭分担金および購読料の徴収は7月1日から12月31日までと1月1日から6月30日までの二半期に分けて行われる。

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国際ロータリーの会合への出席

Attendance at Rotary International Meeting

RI理事会は、標準クラブ定款の条項を次のように解釈してきた。ロータリアンが会期2日以上のRIの会合(例えば地区大会)に出席したとき、その期日がメークアップ期間内に含まれる場合、2回分のメークアップとみなすことができる。

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国際ロータリーの支出

Expenditures of RI

如何なる目的のためであっても、計上された予算額を超える場合、事前にRI理事会の承認を得ない限り、支出してはならない。ある費目が特定の目的の為に計上されている場合、例えばガバナーエレクトの国際協議会出席の経費のようなものは、RI理事会の事前の承認なしに、ほかの目的に流用してはならない。

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国際ロータリーの使命

The Mission of Rotary International

国際ロータリーの使命は、職業人と地域社会のリーダーのネットワークを通じて、人びとに奉仕し、高潔さを奨励し、世界理解、親善、平和を推進することである。
(ロータリー章典26.010.1.)

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国際ロータリーの収入

Revenue of RI

RIの収入の主要財源は、加盟クラブの人頭分担金、国際大会および大会の登録料、世界本部建物のテナントの家賃収入、新クラブの加盟金、出版物の代金、機関雑誌の購読料および広告料、免許料および使用料並びに投資に対する利子および配当金、投資市場の所得および損失である。

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国際ロータリーの職員

RI Employment

クラブは、RIに雇用されている人を会員として保持できる。
(RI細則4.080.)

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国際ロータリーの知的所有権の使用の制限

RIならびにクラブの名称、徽章、バッジその他の記章を、クラブまたはクラブの会員が商品の商標または特別銘柄として使用し、あるいはその他商業上の目的のために使用することは一切できない。これらの名称、徽章、バッジその他の記章を他の名称または徽章と組み合わせて使用することはRIの承認しないところである。
(RI細則19.020.)

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国際ロータリーの知的所有権の保全

Preservation of RI's Intellectual Property

理事会はRIの徽章、バッジその他の記章をもっぱら全ロータリアンのみの使用と、その利益のために確保し保全するものとする。
(RI細則18.010.)

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国際ロータリーのプロジェクト

RI Projects

ロータリーの目的は、個々のクラブおよびロータリアンの活動を通じて最も効果的に表れる。その活動は、ロータリーの各種奉仕部門にわたるもので、各クラブが、自己の能力、資力、および、会員がどのような特別なニーズと奉仕の機会に関心をもっているかを考慮してその活動が決定する。しかし、時には、RIが、クラブの連合体として、ロータリーの目的の推進に役立つプログラムやプロジェクトで、しかもそれに参加する集合クラブと個々のロータリアンたちとの共同活動によって有益な結果が得られると思われるものを発表することは、妥当と言える。

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国際ロータリーの目的

The Object of RI

RIの目的は次の通りである。
  1. ロータリーの目的を推進するようなプログラムや活動を追求しているRI加盟クラブとRI地区を支援すること。
  2. 全世界にわたって、ロータリーを奨励し、助長し、拡大し、管理すること
  3. RIの活動を調整し、全般的にこれを指導すること
(RI定款第3条)

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国際ロータリーの役員

Officers of RI

名 称(Titles)
RIの役員は、会長、会長エレクト、副会長、財務長、その他の理事、事務総長、地区ガバナー、ならびに、グレートブリテンおよびアイルランド内RIの会長、直前会長、副会長、名誉会計とする。
(RI定款第7条第1節)

選挙の方法(How Elected)
RIの役員は細則の定めるところに従って指名され、選挙されるものとする。
(RI定款第7条第2節)

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国際ロータリーの旅行方針

RI Travel Policy

国際ロータリーの経費で旅行する者はすべて、国際ロータリー・トラベルサービス(RITS)を利用しなければならない。全旅行の手配は、RI旅行方針に従わなければならない。詳細は、RITS、およびロータリーのウェブサイト(www.rotary.org)から入手できる「国際ロータリー旅行方針」を参照。

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国際ロータリーのロータリー財団

The Rotary Foundation of RI

ロータリアンその他から寄付を受け、その寄付金をクラブや地区の奉仕プロジェクトに補助金を授与する非営利団体。その使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることである。

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国際ロータリー副会長

RI Vice President

副会長は、毎年国際大会終了後、次期会長によって2年目の理事の中から選ばれる。RIの中央役員で、会長を補佐し会長の席が空席となった場合は、副会長が会長の地位を継承し、さらにその他の理事会メンバーの中から新たに副会長を選任する。

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国際ロータリープログラム

RI Programs

RIプログラムの用語と定義を次のように定める。
  • 特別プログラム(Special Program)
    ポリオプラスは国際ロータリーのプログラムであり、撲滅の証明が達成されるまで、すべてのプログラムに優先する。
  • 常設プログラム(Structured Programs)
    RI理事会がクラブと地区に推奨する体系的な活動で、その枠組みと指針も推奨されたものがある。
  • 世界ネットワーク活動グループ(Global Networking Groups)
    共通する関心事に焦点を当てるために国際規模で組織された個人ロータリアンのグループ。
常設プログラムとして認められているのは以下の通りである。
  • インターアクト
  • ローターアクト
  • ロータリー地域社会共同隊
  • ロータリー地域社会共同隊
  • ロータリー青少年指導者育成プログラム
  • 青少年交換
世界ネットワーク活動グループには、次のものがある。
  • ロータリー親睦活動
  • ロータリアン行動グループ
奉仕の機会に関する項目には、次のものがある。
  • 危機下の児童
  • 障害者
  • 健康管理
  • 国際理解と親善
  • 識字・計算能力向上
  • 人口問題
  • 貧困と飢餓救済
  • 環境保全
  • 都市部の関心事項

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国際ロータリーへのガバナーの報告

Governor's Report to RI

ガバナーは、ガバナー任期中の5月15日までに、RIへの一般報告を完了することが義務付けられている。その報告には、RI事務局がクラブと将来のガバナーへの業務を向上させるのに役立つような情報を含める。

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国際ロータリー役員の選挙

Election of Officers at Convention

RIの役員は、RI細則6.010.(国際大会における役員の選挙)と10.120.(役員の選挙)に規定するように年次国際大会で選挙されるものとする。
(RI細則11.050.)

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国際ロータリー役員の選出

Selection of RI Officers

最適任のロータリアン(Best Qualified Rotarian)
RIの被選役職における職務には、最適任のロータリアンが選ばれるものとする。
(RI細則11.010.)

役員の指名(Nominations for Officers)
RI会長、理事、ガバナーの指名は、指名委員会とクラブによって行うことができる。
(RI細則11.020.)

資格条件(Qualification)
RI役職の候補者または被指名者は、すべて、瑕疵なきクラブの会員であるものとする。
(RI細則11.030.)

指名される資格がない人(Individuals Not Eligible for Nomination)
指名委員会(Nominating Committee)

現実に指名委員に選ばれる、選ばれないにかかわりなく、指名委員会の委員となることに書面で同意した者、その補欠者、指名委員候補者、また1度選ばれて、その後辞退した指名委員候補者、また、その配偶者、子供、親は、その指名委員会が選ぶはずだった年度の役職に指名される資格はないものとする。
(RI細則11.040.1.)

ロータリー職員(RI Employees)
クラブ、地区、またはRIの常勤、有給の職員は、事務総長の役職を除き、選挙を要するRIのいかなる役職にも就けないものとする。
(RI細則11.040.2.)

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国際ロータリー理事

RI Director

定員は17名。RI理事会の議長である会長、会長エレクトが理事会のメンバーで、その外17名の理事が全世界34ゾーンその他からRI細則に基づき地区ガバナー経験者の中から指名、国際大会で選挙される。各理事は、ロータリーの管理において全クラブを代表する責務を負う。任期は2年。

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国際ロータリー理事会

Board of Directors

構成(How Constituted)
理事会の定員は19名とする。RI会長は理事会のメンバーであり、その議長となるものとする。RI会長エレクトは、理事会のメンバーとする。17名の理事は細則の規定に従って指名され、選挙されるものとする。
(RI定款第6条第1節.)

権限(Powers)
RI定款および細則、1986年イリノイ州営利財団法およびその後の改正に従って、RIの業務ならびに資金は理事会の指示と管理の下に置かれるものとする。RIの資金に関する指示と管理を執行するに当たり、理事会は、細則の規定によって定められた予算に従って、1会計年度中にその経常収入と一般剰余金から、RIの目的達成のために必要な額を支出することができる。理事会は、剰余金からの支出を必要とした特別な事情について次の国際大会に報告しなければならない。理事会はいかなる場合にも、その時点におけるRIの純資産を超える負債を生じさせ てはならない。
(RI定款第6条第2節)

幹事(Secretary)
RIの事務総長は理事会の幹事を務めるが、理事会の議事について投票権を持たないものとする。
(RI定款第6条第3節)

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国際ロータリー理事会委員会

Committee, RI, Board

RI理事会全体会議の特定の議題に関して勧告するために、選ばれた理事会メンバーからなる、RI会長によって設置される委員会。

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国際ロータリー理事会執行委員会

Executive Committee

理事会は、職権上の委員を含め5名以上7名以下の委員により構成される執行委員会を任命することができる。執行委員会は、事務総長の業績の評価を少なくとも年に1度理事会に報告する。理事会は、この執行委員会に、理事会の会合と会合との中間期間中、理事会に代わって決定を行う権限を委任することができる。このような権限は、既にRIの方針が確立されている事項に限られる。執行委員会は、理事会によって定められ、RI細則5.070.(執行委員会)の規定に反しない職務権限によってその任務を遂行するものとする。
(RI細則5.070.)

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国際ロータリー理事会の権限

Powers of the Board

  1. RIの業務の指示・管理(Directs and Controls the Affairs of RI)
    理事会は、次の方法によってRIの業務を支持・管理する。
    • 組織の方針を設定すること。
    • 事務総長による方針実施を評価すること。
    • 定款、細則、1986年イリノイ州非営利財団法およびその後の改正によって与えられた権限を行使すること。
  2. 役員および委員会に対する総括的管理・監督
    (Controls and Supervises Officers and Committees)

    理事会は、RIのすべての役員、役員エレクト、役員ノミニー、委員会に対する総括的管理および監督を行うものとする。然るべき理由がある場合には、聴聞を行った上、役員、役員エレクト、役員ノミニー、委員を罷免することができる。問責書を含む通知は、聴聞の行われる少なくとも60日前に、罷免聴聞にかけられる人に届けられていなければならない。このような通知には、聴聞の日時と場所を明記し、郵便もしくは他の迅速な通信手段によって直接配達されるものとする。罷免聴聞にかけられる人は、聴聞において、弁護士を代理人とすることがで きる。役員、役員エレクト、役員ノミニー、委員を罷免するには、理事会全員の3分の2の投票を必要とする。また、理事会は、RI細則6.120.(ガバナーの空席)に規定されるさらなる権限を持つものとする。
  3. RI 戦略計画実行の監督
    (Oversight of the Implementation of the RI Strategic Plan)

    各理事は、自分が選出されたゾーン、および交互に理事が選出されるもう一方のゾーン/ 組み合わされたゾーンにおけるRI戦略計画の実行を監督するものとする。
(RI細則5.040.)

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国際ロータリー理事の倫理規範

RI Director Code of Ethics

  1. 理事は、ロータリーの職務の遂行をはじめ個人生活においても、適用される法律と規制を順守する。法人事業体として、国際ロータリーは、業務を遂行するさまざまな司法管轄地域の法律の下にある。理事会は、当組織の資産と使命を守るために適用法を厳守すべきである。さらに、私生活において行動する際にも、理事は、ロータリーの好ましいイメージを維持し、守るために適用法を厳守すべきである。
  2. 理事は、RIの定款規定文書の条項を順守する。理事会のメンバーには、RIの定款規定文書の条項に従う法的義務がある。さらに、これらの規定文書は、3年毎の規定審議会に表されているように、ロータリー会員の民主的意志を体現するものである。これらの規定文書を通じて、会員は、理事会に期待される標準を設定している。これらの条項を順守することで、会員からの信頼を築き、また会員からの期待に適う決定措置が取られることを確約することになる。
  3. 理事は、ロータリー章典に文書化されている通り、理事会の定めた方針の規定を順守する。長年にわたり、理事会は、当組織の目的を促進し、その使命を守るために、ロータリー章典に文書化されている方針と手続を定めてきた。これらの規定の多くは、優れた組織運営を確実にし、倫理的なイメージを推進することを目的にしている。これらの方針を順守することは、当組織を守りつつ、これらの理想に対する固い決意を実証することになる。
  4. 理事は、ロータリアンの利益とRIの目的の為に奉仕する。理事は、利害の対立に関する理事会の方針の要件に従う。理事は、RIに対し忠誠を尽くす義務がある。理事は、組織の利益を第一に優先すべきである。理事会は、理事会の決定措置についても不適切とみられることを防ぐことを目的とする「利害の対立に関する方針」を採択した。これは、理事会に対するロータリアンの継続した信頼を確保するものである。
  5. 理事は、その役職を個人的な威信や利益の為に利用しない。重要な役職に伴う権限は、他のロータリアンにはない特別な名誉として認められるものである。このような特権を巧みに利用する事は、重要な責務の妨げとなり、またロータリーの目的に対する専心に疑問を挿むものとなる。
  6. 理事は、当組織への義務を勤勉に履行するに当たり、細心の注意を払う。法律により、理事には当組織に対する注意義務がある。理事は、通常同じような役職にある分別ある人が類似した状況下に置かれた場合、適切な照会や相談といった方法を取るのと同様に、細心の注意を払って責務を履行すべきである。理事は、職務上の決定を行う前に、妥当に手に入るすべての情報につて把握しておくべきである。
  7. 理事は、関係者すべてに必要不可欠な公平さに基づく決定を行う。理事はしばしば、さまざまなロータリアンのグループや個人にかなりの影響を与える決定に直面する。理事会が公平かつ当組織の最善の利益の為に行動するというロータリアンからの信頼を維持するために、理事は、四つのテストに矛盾しない方法で、自らが下す決定の影響の可能性を慎重に考慮し、その影響を受けるすべての人々を公平に扱うべきである。
  8. 理事は、重要な財務情報の透明性を推進する。理事は、ロータリークラブとロータリアンを代表する当組織の資金管理者である。ロータリアンは、当組織の財務状況に関する正確な情報を入手する権利を持つ。財務運営における透明性は倫理的な行為を促すものである。
  9. 理事は、極秘情報の公表、連絡、活用を禁止、制限する。理事会のメンバーとして責務を果たすに当たり、理事は、必然的に、極秘情報を入手することができる。忠誠義務の一部として、理事は、この情報を決して個人目的のためではなく意図された目的だけの為に使用し、不慮の暴露に対して細心の注意を払うべきである。
  10. 理事は、経費支払の方針を順守する。理事会は、ロータリーに関連した経費の支払いのための手続に関する方針を採択している。これらの手続に従うことは、確実に適用法を順守し、不適切と目に映る行為を防ぐことになる。
  11. 理事は、専門職業人として態度と敬意をもって、RIおよび財団の職員と関わり合い、また国際ロータリーのハラスメント(嫌がらせ)に関する方針を理解、順守するものとする。理事は、RIと財団の職員と定期的な接触を持つことになる。専門職業人として、ハラスメントのない環境を維持することは、職員がロータリアンに業務を提供するにあたってその責務を効果的に遂行する上で不可欠である。さらに、職場におけるハラスメントは、 当組織の資産を危険にさらすことになる。事務総長は、職場におけるハラスメント予防のための方針を定めている。容認できる関わり方の内容は、理事会と事務局の人々が代表する様々な文化によって異なるものである。ハラスメントに関する方針は、職員との適切な関わり方についての指針を与えるものである。理事会のメンバーは、たとえ意図せずとも不適切な関わり方をすることを避けるために、この方針に精通し、厳守すべきである。
  12. 理事は、この倫理規定を順守し、他の理事にもそうするよう奨励し、違反の疑いや可能性があれば事務総長または会長に報告する。この倫理規範の効果は、理事会が順守するか否かにかかっている。方針を順守するために自己を律し、また他の理事に奨励することで、理事会は、方針の目標が果たされることを確実にすることができる。
実 施
倫理規範は、オリエンテーション会合の一部として理事エレクトに配布し、検討するものとする。理事にも少なくとも毎年提供される。各理事は、毎年この規範を読み、理解したことを確認し、責務の遂行に当たってはこれを順守する。

解釈および施行
倫理規範の違反の申し立てや可能性があることが認識された場合、事務総長と会長は、その詳細を執行委員会へ提供する。その後、執行委員会は、すべての関連情報を入手し、委員会が適切とみなすあらゆる措置を取るものとする。これには、申し立てられた違反者への忠告や、理事会への是正措置の勧告などが含まれる。理事会だけが、RIの定款と細則並びにロータリー章典に則り、理事に対して懲戒措置を取ることができる。
(ロータリー章典28.090.2.)

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国法の順守

Club Compliance with National Laws

すべてのロータリークラブは、クラブが存在し、活動している国の法律に従うものと期待されている。クラブは、当該国の法律に従うべく、特定の法的要件を満たすために必要な措置を取ることができる。ただし、以下を条件とする。
  1. 当該国におけるクラブの組織と機能に関連する措置や手配が、クラブの実際の管理運営と機能とのかかわりにおいて組織規定文書と矛盾しないこと。
  2. 当該クラブが、RI組織規定文書が時折改正されるにつれ、また、クラブがあらゆる点でRIの加盟ロータリークラブであり続け、加盟クラブとして機能する限り、組織規程文書 に従い、また従い続けること。
  3. いかなる国のクラブであれ、このような措置を意図する場合は、まず、理事会の検討に付すこと。
(ロータリー章典2.080.)

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国連食糧デー

United Nations Food Day

すべてのクラブと地区は、地元地域での適切な活動や恵まれない他の地域への援助を通じて、毎年10月16日の国連食糧デーを祝うよう奨励されている。

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個々のロータリアンの責務(広報)

Responsibility of the Individual Rotarian

各ロータリアンは、ロータリーの使命、プログラム、活動に十分精通し、その交友および職業上の知己を通じてロータリーの意図と業績の周知を図る機会を求めるものと期待されている。
ロータリアンは、地域社会におけるロータリーの発展と奉仕活動を改善するために、ロータリーとは何か、ロータリーが何をしているのかについて、自ら他の人々に知らせることによって、クラブを紹介するよう求められている。

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個人(メンター)指導

Mentor

個人(メンター)指導は、クラブへの新会員の参加を促進する効果的な方法である。入会後も長きにわたって指導してくれるロータリーでの相談者として、また新会員の支援者となることに熱心なロータリアンを個人指導者(メンター)として専任する。
個人指導者の責務は以下の通り。
  • 定期的に新会員と直接会い、新会員がどの程度クラブに馴染み、クラブに参加しているかを把握する。
  • 時折、新会員と一緒にクラブ例会に行く。
  • 全クラブ会員に新会員を紹介する。
  • さまざまなクラブ委員会について説明し、新会員の関心にあった委員会に参加することを提案する。どのような委員会も指定できない場合は、新会員が独自の委員会活動を行うよう勧める。
  • 年間を通じて行われる特別会合やロータリーの社交行事に関する情報を新会員に伝える。
これらの会合には出来るだけ出席する。非公式なホスト役として、新会員とその家族をほかの会員に紹介し、新会員が打ち解けられるよう計らう。

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個人寄付を認証する機会

Individual Contribution Recognition Opportunities

「ロータリー財団」を参照。(P368)

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個人用の名刺および用箋上の名称と徽章の使用

Use of Name and Emblem on Personal Cards and Stationery of Rotarians

ロータリアンは、ロータリーの名称および徽章を、個人用の名刺および用箋にすることが奨励されている。
(ロータリー章典33.030.4.)

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子供の権利

Rights of Children

RI理事会は、子供の権利に対するRIの姿勢について次の声明を採択した。
  1. 傷つきやすいがゆえに、子供には特別な配慮と保護が必要である。
  2. 世界中のすべての国に、非常に困難な事情の下に生活している子供達が存在している。
  3. すべての子供達は、平和、尊厳、寛容、自由、平等な環境の下に成人することができなければならない。
RIは、以上のことを認識して、すべての子供が、十分な食料、住居、保健衛生、教育を受け、虐待、暴力から守られる権利を有することを保証、支援する。世界中のロータリークラブは、人種、信条、国籍に関係なく、すべての子供達のこれらの権利を保護することに献身する。

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このほかに認められているロータリー徽章の使用

Other Recognized Uses of the Rotary Emblem

さまざまなロータリー徽章の仕様が認められている。それには、RIもしくはその加盟クラブより支給、発行される用箋と印刷物での使用(ロータリー章典33.030.2.)、公式のロータリー旗での使用(ロータリー章典33.030.2.、33.030.10.)、ロータリー国際大会その他のすべてのロータリー公式行事に用いるバッジ、バナー、装飾用品、印刷物での使用、RIと加盟クラブの調度品での使用(敷物やじゅうたんを含む)(ロータリー章典33.030.2.)、および加盟クラブの道標での使用(ロータリー章典33.030.2.)がある。そのほかの場合、これらの商品の購入は、RIの免許契約条件を満たすべきである。
(ロータリー章典33.030.2.)

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コ・ホストクラブ

Co-Host Club

ホストクラブを助けて、ロータリーの合同会合の計画実施に協力するロータリークラブを言う。

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コーディネーターチームの協力

Working Together

地域コーディネーターはチームとなって互いに協力し、地区ガバナー、ガバナーエレクト、その他の地区リーダー、クラブ役員を援助し、リソースを紹介する。チームはさらに、ロータリーの戦略計画における以下の優先事項を支援する。
  • クラブの支援と強化
  • 人道的奉仕の重点化と増加
  • 公共イメージと認知度の向上
また、地域セミナーの開催においてもお互いに協力し、クラブの強化、ロータリーの公共イメージの向上、成果をもたらす奉仕プロジェクトの増加、ロータリー財団推進のための計画を立案する。

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コーポレイト・プログラム

Corporate Program

ロータリーという組織あげて取り組むプログラム。現在はポリオプラス・プログラム。

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コーポレイト・プロジェクト

Corporate Project

ロータリーが組織をあげて実施するようなプロジェクト。代表的な例がポリオプラス。

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コールドチェーン

Cold Chain

経口ポリオワクチンを適切な温度に保つための、ワクチンの保管と運搬方式およびその関連設備(冷蔵庫、断熱ボックスなど)。

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語学力強化研修講座(CLE)

Concentrated Language Encounter

CLE(語学力集中研修講座)は最初、タイの学校向けに開発された教授方法で、読み書きを中心とした識字教育を目的としている。現地で教育プログラムの内容が決められるので、自分たちの文化遺産に対する理解を深めたり、さらに保健、環境その他の問題への認識を高めるのに役立っている。RIのライトハウス・プロジェクトは、オーストラリアの言語学者ウォーカー博士(1997-'98 年度RI 識字・計算能力向上グループ、ゼネラル・コーディネーター)の提唱するこの手法によって、顕著な成果を上げている。現在、タイの全ての国立学校で採用されているほか多くの発展途上国で取り入れられている。

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五大奉仕部門

Five Avenues of Service

ロータリーの五大奉仕部門は、ロータリークラブの活動の哲学的および実際的な規準である。
  1. 奉仕の第一部門であるクラブ奉仕は、本クラブの機能を充実させるために、クラブ内で会員が取るべき行動に関わるものである。
  2. 奉仕の第二部門である職業奉仕は、事業および専門職務の道徳的水準を高め、品位ある業務はすべて尊重されるべきであるという認識を深め、あらゆる職業に携わる中で、奉仕の理念を実践していくという目的を持つものである。会員の役割には、ロータリーの理念に従って自分自身を律し、事業を行うこと、そして自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てるために、クラブが開発したプロジェクトに応えることが含まれる。
  3. 奉仕の第三部門である社会奉仕は、クラブの所在地域または行政区域内に居住する人々の生活の質を高めるために、時には他と協力しながら、会員が行うさまざまな取組みから成るものである。
  4. 奉仕の第4 部門である国際奉仕は、書物などを読むことや通信を通じて、さらには、他国の人々を助けることを目的としたクラブのあらゆる活動やプロジェクトに協力することを通じて、他国の人々とその文化や慣習、功績、願い、問題に対する認識を培うことによって、国際理解、親善、平和を推進するために、会員が行う活動から成るものである。
  5. 奉仕の第五部門である青少年奉仕は、指導力養成活動、社会奉仕プロジェクトおよび国際奉仕プロジェクトへの参加、世界平和と異文化の理解を深め育む交換プログラムを通じて、青少年ならびに若者によって、好ましい変化がもたらされることを認識するものである。
(標準クラブ定款第6条)

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