報告

Report

プロジェクト実施の進捗状態を詳細に記載した文書。報告書は、補助金支給期間中少なくとも12カ月毎に提出されなければならない。

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報告および承認(立法案)

Report and Ratification

審議会後、採択された案件すべてを含む決定に関する報告書が各クラブに送付される。その時点で、各クラブは、立法案採択における審議会の決定に反対の意思を書面で提出する機会を与えられる。有効投票の少なくとも5%が反対の意思表示をした場合、その効力は一時保留されるものとする。承認された立法案の1件または数件が、一時保留とされた場合、事務総長は郵便投票を行わなければならない。クラブが投じうる投票数の過半数が審議会の決定に反対した場合、このような決定は一時保留の日より無効とされる。しかし、そのほかの場合については、一時保留とされた決定は、一時保留がなかったものとして復活する。

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報告要件(クラブ委員会)

Reporting Requirements

クラブの各委員会は、委員会活動についてクラブ理事会に定期的に報告しなければならないし、また適宜クラブ協議会においても報告しなければならない。
(ロータリー章典17.030.2.)

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奉仕における商工会議所との協力

Service with Chambers of Commerce

ロータリークラブは、地元の商工会議所と連絡を取り合い、奉仕の機会を探るとともに、適切であれば合同で実施したほうがさらに実り多いと思われる奉仕プロジェクトを開発するよう奨励されている。このようなプロジェクトには、従業員研修、退職後の奉仕の機会、機能的識字率向上プログラム、職場での薬物乱用防止と治療プログラム、就職相談、職業活動表彰プログラムなどが含まれる。

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奉仕の機会に関する項目

Menu of Service Opportunities

一定の期間、クラブと地区に対して優先的な奉仕活動として奨励される、RIが特定した課題と懸念事項。これには、危機下の児童、障害者、健康管理、国際理解と親善、識字・計算能力向上、人口問題、貧困と飢餓救済、環境保全、都市部の関心事項が含まれる。

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奉仕の理念

Ideal of Service

ロータリーの目的の中にあるIdeal of Serviceの直訳語で、ロータリーでよく用いられる言葉。己に天職という使命を与えてくれた社会、また己の職業を生かし続けさせてもらっている社会に感謝するとき、その仕え方(奉仕)の基本として個人生活、社会生活、職業生活に於いて利己的欲求は最小限にとどめ、常に最大利他の究極を求め続けていこうとするロータリーの奉仕哲学である。ロータリーの第1標語「超我の奉仕」の哲学でもある。

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奉仕部門

Avenue of Service

ロータリーの奉仕部門は全ロータリークラブの活動の指針となる。
  1. クラブ奉仕
  2. 職業奉仕
  3. 社会奉仕
  4. 国際奉仕
  5. 青少年奉仕

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奉仕部門功労者賞

Avenues of Service Award

付録・「ロータリーの各種賞・表彰」を参照。(P738)

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奉仕プロジェクトの開発

Development of Service Projects

奉仕プロジェクトを開発する際、クラブと地区は以下を考慮に入れるよう奨励されている。
  1. 五大奉仕部門
  2. 会長賞プログラムと強調事項
  3. RI戦略計画およびRIが特定した具体的な奉仕分野
  4. ロータリー財団の使命およびそれと関連する重点分野
  5. 地域社会のニーズ調査

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奉仕を通じての親睦

Fellowship Through Service

ロータリーの資料その他に使われるローターアクトの標語。

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訪問者および来賓

Visitors and Guests

クラブ例会での来賓(Guests at Club Meetings)
クラブは、ロータリアンではない地元の人々にクラブの役割とその目的を理解してもらうため、クラブ例会に来賓を招くよう会員に奨励すべきである。

クラブのゲストとしての学生(Students as Club Guests)
クラブは、クラブの例会のゲストとして学生を招待するよう奨励されている。クラブは、大学やその他の学校の学生に積極的に働きかけ、ロータリーの理念や基本原理を理解してもらうよう奨励されている。

ゲストとしてのロータリー学友(Rotary Alumni as Guests)
クラブは、ロータリー学友、特にクラブの所在地に最近転居してきた学友をゲストとして例会に招くよう奨励されている。ロータリー学友は、来訪ロータリアンが払うのと同じ金額の出席費用を払うものと期待される。
(ロータリー章典7.070.)

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訪問ロータリアン報告用紙

Visiting Rotarian Report Card

他クラブからの来訪ロータリアンの出席が認められるように、来訪ロータリアンの出席をその人の所属クラブ幹事に報告するためにクラブ幹事が用いるカード。

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ほかのグループによる、またはほかの標章と組み合わせたロータリー標章の使用

Use of Rotary Marks by Other Groups or in Combination With Other Marks

仮ロータリークラブを除くいかなるグループも、「ロータリー」という語を使い、ロータリークラブであるかのように、またはロータリークラブがRIの関係団体であるかのように表示したり、示唆することは認められない。RIは、「ロータリー」と言う語またはほかのロータリーの 標章を許可なく勝手に使用することを止めさせるために、実際的または必要と思われる対策を講じる。
(ロータリー章典33.040.8.)
RI理事会の唯一の管理下に置かれている場合を除き、ロータリーの徽章を表示したり、襟ピンとして使用したり、その他のいかなるデザインにも組み込んで使用したりすることは、いかなる場合にも認められない。
RI細則19.020.(RIの知的所有権の使用の制限)は、次のように規定している:「これらの名称、徽章、バッジその他の記章を他の名称または徽章と組み合わせて使用することはRIの承認しないところである」。この規定は、ロータリープログラムには適用されず、法人企業との協賛関係、提携関係、または協力関係にも適用されない。
(RI細則19.020.)
歴史的に、多くのロータリークラブは、青少年のためのクラブなどさまざまな団体に関心を示し、後援してきた。クラブを運営する人は、ほかのグループとそのメンバーがロータリーと関連していることを示すために、ロータリーの徽章やその他の記章を使用することを要望してきた。ロータリアンは、ロータリーの手本に倣うことを望む団体やグループを援助し、激励するよう奨励されている。しかし、このような団体やグループの目的がどんなに有意義なものであっても、RIはロータリーの標章の使用を許可しない。このような見解は、こうした団体やグループの意欲をそごうとするものではないが、RIの用語や徽章を侵害することなく適切な名称と記章を考案できると思われる。

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ほかの団体の標章との使用

Use with the Marks of Others

ロータリー標章は、外の団体の標章やロゴと一緒に使うことができるが、ただし、他方の徽章やロゴが代表する団体または機関とRIとのあいだに、認められた関係がある場合に限る。認められた関係がない場合、外の団体とRIのあいだに何か関係がある、と見た人が思いかねないような形で、ロータリーの標章とほかの徽章またはロゴを一緒に使うべきではない。ロータリークラブ、地区、およびロータリー組織が、営利団体であるなしを問わず、地元の他団体の協力を得る場合、別の徽章またはデザインと一緒にロータリー徽章またはほかの標章を一緒に使いたいという要望がよく寄せられている。RI組織規定は、このような使用を認めていないが、た だしRI理事会の指針に従い、限定された協賛関係あるいは協力関係を目的とする場合は、この限りではない。
(ロータリー章典33.020.)
最新の情報は、RI日本事務局のクラブ・地区支援室まで問い合わせること。RI理事会はまた、どのような価値ある目的であっても、ほかの組織によって、あるいはほかの組織の徽章またはロゴと一緒にロータリー徽章またはロータリー標章を使うことを許可しない。
(ロータリー章典33.040.10.)
RI理事会は、RIのための協賛関係、提携関係、協力関係の機会を慎重に発展させることを確約した。これには地区、クラブ、およびほかのロータリー組織が使用する指針の作成も含まれる。ロータリー組織がロータリー以外の組織とプロジェクトで協力する場合、ロータリー徽章またはほかのロータリー標章を使った印刷物や商品などの推進資料の全体的なデザインは、2つの 組織の徽章を組み合わせで使うべきではない。このような状況下では、プロジェクトの実態と期間を明確にすることが最善である。参加ロータリー組織の名称は、明確に表示しなければならない。これらのロータリーの標章の使用に関する理事会の指針には、協賛企業と協力団体によるロータリー標章の使用に関する特定の所要事項が含まれる。
(ロータリー章典33.030.15.)
それぞれの最新の指針については、ロータリーのウェブサイトを確認するか、RI日本事務局のクラブ・地区支援室に連絡すること。

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補償

Indemnification

理事会は、RI理事、役員、従業員、代行者の保証方針を設定、実施することができる。
(RI細則24.)

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ホストクラブ

Host Club

ロータリークラブが集まって諸会合を開く時、その会合の世話役となって計画を立て、実施の主役を務めるロータリークラブをいう。会合の規模が大きくなり、ホストクラブだけでは準備やお世話に困難が生ずると思われる場合、さらにホストクラブに協力するクラブのことを、コ・ホストクラブ(Co-host Club)と呼ぶ。

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ボイス

Voice

人に個性や性格があるように、組織にも個性や性格がある。これを表現するために用いるトーンやスタイルが「ボイス(VOICE)」である。ロータリーは他に類のない存在である。この個性をコミュニケーションや体験の中で相手に感じ取ってもらうには、私たちが常に同じ「ボイス」を使うことが大切だ。そうすることによって、口頭での説明や会話、文章、視覚的デザインでボイスを意識し、一貫したロータリーの個性を表現できる。話し、書き、デザインする際に、ロータリーのボイスの特性(賢明さ、思いやり、粘り強さ、行動を促す力)を指針とすること。各 種の視覚的ツール(写真やインフォグラフィック)を活用すれば、さらに生き生きとロータリーの個性を醸し出すことができるであろう。

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募金活動への参加

Participation in Fundraising Activities

募金計画あるいは他の活動に参加または提携する場合、クラブは、クラブの信望を落とすような品位のないやり方に陥らない様常に注意を払うべきである。

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撲滅の証明

Certification

ポリオが撲滅されたという世界的証明がロータリーの第一目標である。監視活動を通じて、ポリオウイルスの感染が少なくとも3年連続検出されない場合、世界保健機関がその地域をポリオ無発生(ポリオフリー)地域として証明するかどうかを決定する。

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母子の健康月間

Maternal and Child Health Month

付録・「ロータリーの特別行事」を参照。(P735)

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ポリオ

Polio

ポリオウィルスによっておこる身体麻痺を伴う疾患、急性灰白髄炎(Poliomyelitis)の短縮名称。「急性弛緩性麻痺」「ポリオ常在国」の項も参照のこと。

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ポリオウィルス

Poliovirus

劣悪で管理の行き届いていない衛生状態によって急性灰白髄炎(Poliomyelitis)を引き起こすウィルス。また、野生型ポリオウィルスとも呼ばれている。

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ポリオ常在国

Polio Endemic

ポリオの感染が途切れたことがなく、ポリオウィルスが自然に発生している国(地域の場合は「ポリオ常在地域」と呼ばれる)を指す。現在、ポリオ常在国は、ナイジェリア、パキスタン、アフガニスタンの3カ国である。

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ポリオの根絶・終盤戦略計画

Polio Eradication and Endgames Strategic Plan

2013年4月末にアラブ首長国連邦のアブダビで開催された、世界的なワクチンに関するサミットで公表された計画で、野生株のポリオウィルスとワクチン由来のポリオウィルスのすべての型によるポリオを同時に根絶するという計画である。2013年から2018年までの6年以上にわたる計画実行期間中に55億ドルの費用が生じると計算されている。

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ポリオの流入

Importation

ポリオ常在国から、以前にポリオのなかった国々にポリオウィルスが飛び火すること。

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ポリオプラス委員会

Polio Plus Committees

ロータリーの最優先事項である世界ポリオ撲滅活動を推進するため、ロータリーのあらゆるレベルに存在する委員会。「クラブのポリオプラス委員会」「国別ポリオプラス委員会」「地域別 ポリオプラス委員会」「インターナショナル・ポリオプラス委員会」の項も参照のこと。

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ポリオプラス提唱活動(支援の働きかけ)

Polio Plus Advocacy

ポリオ撲滅に必要とされる政治的支援や財政的支援を得るため、各国政府や多国籍団体に働きかけを行うロータリーの活動。提唱活動は、ポリオ撲滅提唱グループ、国別提唱アドバイザー、国別ポリオプラス委員会メンバーなど、少数ながら献身的なロータリー会員によって行われている。

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ポリオ撲滅

Polio Eradication

世界保健機関、世界証明委員会、ロータリーは、ポリオ撲滅という言葉を野生株のポリオウィルスの伝播を止めるという意味で用いている。2007年の規定審議会で、ポリオの撲滅をRIの最優先の目標とすることが承認、確認され2016年規定審議会で、ポリオ撲滅は、国際ロータリーの最高の目標であることが承認支持された。

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ポリオ撲滅コーディネーター(EPN)

End Polio Now Coodinator

ポリオ撲滅のため、クラブと地区レベルで指導力を発揮し、募金活動を推進する役割を担っているロータリアン。

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ポリオ撲滅ゾーンコーディネーター

End Polio Now Zone Coordinators

地域コーディネーターに加え、ロータリー財団管理委員長エレクトは、41名のポリオ撲滅ゾーンコーディネーターを任命する。このコーディネーターは、直接ロータリー財団地域コーディネーターに報告し、地区やクラブレベルで、ポリオ撲滅への認識を高め、アドボカシー活動や募金活動を率先して実施する。

責務(Responsibilities)
  • ポリオプラス基金へ自ら寄付をすることで模範を示す。
  • ポリオプラス・プログラム、世界ポリオ撲滅活動、戦略、現状、ニーズ(必要な資金などについて、常に最新情報を把握する。
  • 要請に応じ、ロータリーの会合で、ポリオプラス・プログラムの目標についてプレゼンテーションを行う。
  • 適切であれば、政府やその他の資金提供者に世界ポリオ撲滅活動の利点やニーズを伝えるための適切な戦略を立て、実行するために、ポリオプラス全国アドボカシー・アドバイザーや全国ポリオプラス委員会委員長と協力する。
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ポリオ撲滅提唱グループ

Polio Eradication Advocacy Task Force

ドナー国とポリオ常在国に正確かつ一貫したメッセージが伝わるよう、世界ポリオ撲滅活動の為の政府の追加の財政的、政治的リソースを動員し、ポリオ撲滅におけるほかの主要パートナーとの調整を行う。現在の委員会メンバーの氏名と連絡先は「公式名簿(Official Directory)」を参照。

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ポール・ハリス・フェロー(PHF)

Paul Harris Fellow

「ロータリー財団」を参照。(P370, 374)

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